平成2208日目

平成7年1月24日(火)

1995/01/24

【政府】阪神淡路大震災を「激甚災害」に指定

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死者5000人を超す阪神大震災(兵庫県南部地震)で壊滅的な被害を受けた神戸市の笹山幸俊市長は24日、今後の街づくり計画を策定する「震災復興本部」を設置することを明らかにした。

政府は同日の閣議で、今回の震災を激甚災害法による「激甚災害」に指定。被害額が確定していない段階での指定は異例で、被災地の中小企業への低利融資や復旧に伴う公共事業への財政援助などが可能になる。《共同通信》



【村山富市首相】阪神大震災「政府は最善を尽くした」

国会は24日午前10時から参院本会議を開き、小里震災担当相の阪神大震災の被害状況などの報告に続き、各党代表質問に入った。平成会の黒柳明会長代行が政府の震災対策の遅れを厳しく批判したのに対し、村山首相は(1)全力を挙げて取り組んできており、政府、内閣が混乱したとは認識していない(2)自衛隊は困難な状況で可能な限りの努力をした–として、最善を尽くしたとの考えをあらためて強調した。

その上で、首相は自衛隊が早期に自主派遣できるようにするための自衛隊法改正について「現時点で法制面での問題点はないと考える」と述べ、運用面での改善にとどめる姿勢を示した。

ただ災害復旧のための特別立法については「政府一丸となって現行法体系でやれることはやるが、さらなる立法措置については甚大な災害に照らし、自治体などとも協議し検討したいと述べ、今後の検討課題であるとの見解を示した。《共同通信》

【政界談話室】

○…自民党の森幹事長は24日、都内のルクセンブルク大使公邸に招かれ、大公功労勲章グランド・オフィサー章を受けた。受章の理由は「カーゴルックス航空国際貨物定期便の小松空港就航に尽力した功績」(同国関係者)。受章後、あいさつした森氏は「日本の真ん中にある小松空港に目を付けた感覚は立派だ」と、小松空港の立地のよさもしっかり宣伝。とはいえ、その口ぶりは前日の衆院代表質問で気を吐いた時と比べると「抑制気味」(周辺)で、阪神大震災を思って、喜びの表現も自粛したかにみえた。

○…社会党の森井国対委員長はこの日、同党代議士会で国会情勢を報告。前日から始まった首相の施政方針演説に対する代表質問に触れ「首相の答弁に対するわが党議員の拍手は少ない。首相にその都度激励の拍手をお願いしたい」と異例の要請をした。森井氏は社会党からの離党の動きを強めている新民主連合の主要メンバー。続いて同じく新民連の山元勉氏も「本会議場では前の方の議席が静かも自粛気味だ。若手の人たちは元気を出してほしい」と訴えるなど、地震の影響で党内抗争はすっかり下火に。《共同通信》

【長渕剛さん】逮捕

警視庁玉川署は24日、大麻取締法違反(所持)の現行犯で人気歌手の長渕剛容疑者(38)を逮捕した。

調べでは、長渕容疑者は同日、自宅に大麻約1グラムを隠し持っていた疑い。同署は、長渕容疑者の自宅を覚せい剤取締法違反の疑いで家宅捜索、大麻を所持していることが分かり、現行犯逮捕した。同署は大麻の入手先などについて追及している。

長渕容疑者は警視庁の調べに対し、大麻取締法違反の容疑を認めている。《共同通信》

【米・クリントン大統領】一般教書演説

クリントン米大統領は24日夜(日本時間25日午前)ことし一年の施政方針演説に当たる一般教書演説を議会の上下両院合同会議で行い、共和党の「米国との契約」に対抗して国民との「新たな契約」を再び掲げ、最低賃金引き上げや教育減税など中産階級に的を絞った内政課題に取り組む決意を表明した。また冷戦後の世界平和には米国の強力な指導力が引き続き必要との認識をあらためて示した。

今回は共和党が40年ぶりに議会両院で多数党となってから初の一般教書。昨年11月の中間選挙大敗からの政権建て直しを図り来年の大統領選に弾みをつけるため、任期4年の後半入りした政権の政策目標を幅広く示し、過去2年間の実積を議会と国民に訴えかけた。

外交面で大統領は、冷戦後の安全保障には世界の平和と自由・民主化に向けた米国の指導力発揮が引き続き必要だと訴え、一例としてメキシコ金融危機への支援が米国の雇用と輸出を守ることになると説明した。《共同通信》

【皇太子ご夫妻】ラクダレース楽しむ

アラブ首長国連邦(UAE)を訪れている皇太子ご夫妻は24日午前(日本時間同日夕)、UAE側の提供機でアブダビから約160キロ離れた内陸のオアシス都市アルアインを訪問された。

ご夫妻は市内のラクダレース場で、6歳までの男子を乗せた約30頭のラクダによるレースを興味深そうに楽しまれた。

この後、市南部にある同国の最高峰ハフィート山(1340メートル)の頂上近くの新皇太子宮で、州知事主催の夕食会に出席された。《共同通信》

アラブ首長国連邦(UAE)を訪れている皇太子ご夫妻は24日夜(日本時間25日未明)、アブダビ市内のアルワハダクラブ競技場で開かれた日本とUAEの五輪代表候補による親善サッカーを観戦された。

この日の試合は、競技場の開設を記念して行われ、皇太子さまはハリファ皇太子とともに、記念プレートの除幕式に臨んだ。試合は日本が前半26分に先制したが、同41分にUAEが追いつき、引き分けた。皇太子ご夫妻は、身を乗り出すように熱心に観戦。得点シーンには笑顔で大きな拍手を送られた。ご夫妻は前半だけを観戦、名残惜しそうに競技場を後にされた。

観客は約6000人。このうち約400人の在留邦人が日本チームを熱心に応援した。日本チームの前園主将(横浜フリューゲルス)は試合後「いつもと違う雰囲気で緊張しました」と話していた。《共同通信》



1月24日のできごと