平成2174日目

1994/12/21

この日のできごと(何の日)

【自由連合】旗揚げ

新進党に参加しなかった柿沢弘治前外相(旧自由党党首)、大内啓伍元民社党委員長らが21日午後、新党の「自由連合」を旗揚げした。結党の記者会見をするとともに、東京都選挙管理委員会に政治団体設立を届け出、受理された。

参加したのは衆院議員8人で、柿沢氏らのほか、石井紘基、栗本慎一郎、小泉晨一、佐藤静雄、徳田虎雄、楢崎弥之助の各氏。党首は当面は決めずに全員で当運営する方針で、将来は大内氏を中心にしていくという。大内氏はこの日直前に参加を決めたため、予定が合わずに記者会見には欠席した。

政策や理念は決まっておらず、政党助成を受けるために、新進党に行かなかった無所属議員が集まった政党と言えそうだ。

会見では“保・保連合”を唱える柿沢氏が「政界の再々編の接着剤になればと思っている」と今後の在り方を示したのに対し、石井氏は「保・保連合はあり得ない」とけん制するなど政治路線はスタート時点からバラバラ。

「政党助成を受けるための寄せ集めではないか」との質問にも「そういう面がないとは言わない」(楢崎氏)「助成を受けられたら結構」(徳田氏)などと政党助成が党結成の大きな目的の一つであることを認めた。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【フジ系連続ドラマ・若者のすべて】最終回

【プロ野球・巨人】新人選手入団発表

巨人は21日、東京都内のホテルでドラフト指名5選手の入団発表を行った。

ドラフト1位の河原(駒大)は「新人王を目指したい。勝負強くてオールスターに毎年選ばれる選手になりたい」と抱負を語れば、2位の織田(早大)は「今は2位ですが入ってから河原と勝負したい」と早くもライバル意識をむき出しにした。

同席した長嶋監督は「ここ数年は他チームから後れを取っていたが、今年に限れば勝っている」と即戦力投手2人から逆指名を取り付けたスカウトの労をねぎらい「伝統を守る中心的な選手になってほしい」と激励した。《共同通信》

【狭山事件】石川さん、仮出獄

昭和38年5月に埼玉県狭山市で女子高校生=当時(16)=が殺害された「狭山事件」で、無期懲役刑が確定し、千葉刑務所で服役していた石川一雄元被告(55)=再審請求中=は21日午前、関東地方更生保護委員会の許可決定に基づき同刑務所から仮出獄した。身柄拘束を解かれるのは逮捕から31年ぶり。

記者会見した石川さんは「最も大切な時間を奪われた無念さは言葉で言い表すことはできません」とのメッセージを読み上げた。今後焦点となる東京高裁で審理されている第2次再審請求については「無実が認められるまで頑張ります」と述べた。《共同通信》

【政界談話室】

○…村山首相は21日、首相官邸で社会党の千葉副委員長ら与党女性議員16人と想談した。女性議員は、首相に似せてまゆ毛を強調したサンタクロースをかたどったクリスマスケーキと、来年1月の日米首脳会談にとマフラーをプレゼント。自民党の森山元官房長官も来年のえとのイノシシの絵馬を手渡し「来年も猪突猛進で頑張って」と激励した。首相は「顔が赤くなってしまう」と早速マフラーを首に巻き「人生最大の喜びじゃ。こんなことは生まれて初めてじゃ」と、照れながらお返しにチョコレートを配っていた。

○…新進党の海部党首はこの日、都内の事務所でTBSテレビの正月用バラエティー番組の録画。司会のタレント明石家さんまさんに「首相返り咲きもあるかもしれませんね」などと水向けられると、「政治家はみんな自分の理想を実現したいと思っている。首相の指導力、決心で実現できる可能性が強いのだから」と意欲満々。水玉模様のネクタイを愛用する理由について「(故)三木首相にもらってから好きになった」と、クリーンといわれた三木氏の一番弟子を強調したり、「日本でも外国でも何を食べてもおいしい」と健康ぶりを強調したり、念入りにPR。《共同通信》

【チェチェン共和国】戦闘で双方に死者

ロシア南部チェチェン共和国のドダエフ政権参謀本部によると、ロシア軍は21日未明から首都グロズヌイへの空爆を再開、午後も断続的に空爆が続いた。

ロシア政府情報センターによると、20日に3方面からグロズヌイへの進撃を始めたロシア軍は21日午後、ドダエフ政権部隊の防衛線付近で激しい戦闘を再開した。ロシア側はチェチェン側に40人の犠牲者が出たと発表、チェチェン側もロシア将兵35人が死亡したと発表した。

一方、エリツィン・ロシア大統領は21日午後、チェチェン共和国住民に向け声明を発表。「住民はドダエフ政権の犠牲になっている」と指摘した上で「共和国情勢が正常化すれば、住民にロシア連邦国民としての権利を保証し、経済復興を援助する」と呼び掛けた。

ロシア政府の会議でソスコべツ第一副首相は、ドダエフ政権側にはアフガン・ゲリラ、アゼルバイジャン、ウクライナからも雇い兵が参加していると述べ、雇い兵がロシア領に入ることをこれらの国が放置すれば「ロシアとの関係が悪化する」と警告した。

ロシア軍は18日の武装解除期限切れ以来、首都制圧に向け空爆を加えるとともに北、北西、北東の3方面から首都に迫っているがチェチェン側の抵抗に遭い、こう着状態が続いている。《共同通信》

【千田是也さん】死去

演出、評論活動を通して戦前、戦後の新劇運動に指導的役割を果たした劇団俳優座代表の千田是也氏が21日午前9時半、肝臓がんのため東京都港区の病院で死去した。90歳。東京都出身。21日朝、急に容体が悪化、病院に運ばれて間もなく死亡した。

大正11年、東京府立一中(現・日比谷高校)を卒業。13年に築地小劇場の創立に参加し、初公演「海戦」に出演した。退団後、4年間のドイツ留学を経て、ブレヒト劇の紹介に努め「三文オペラ」の脚色劇「乞食芝居」を上演。この間、プロレタリア演劇にも加わった。「ファウスト」のメフィストフェレス、「ハムレット」のハムレット、「桜の園」のトロフィーモフなど俳優として主役級で活動しながら、昭和19年、青山杉作らと俳優座を結成。劇作家真船豊の「中橋公館」やチェーホフの「三人姉妹」「桜の園」などを演出し、近代リアリズム演劇の上演に道を開いた。

24年には現在の俳優座養成所を設立し、仲代達矢、栗原小巻らを育てた。俳優座劇場を建て他劇団にも開放。社団法人日本劇団協議会(前・新劇団協議会)の会長を務めるなど新劇界の基盤づくりに尽力した。《共同通信》



12月21日 その日のできごと(何の日)