平成1888日目

平成6年3月10日(木)

1994/03/10

【パウロ・ファルカン氏】サッカー日本代表監督に就任

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サッカー日本代表の新監督に就任が決まった元ブラジル代表監督のパウロ・ファルカン氏(40)が10日来日。日本協会と正式契約(11月9日まで8カ月間)を結んだ後、東京都内のホテルで記者会見し「与えられた期間は短く、難しい部分はあるが、ある程度はできると思う。現在のベストプレーヤーを代表に選びたい」と抱負を語った。

現役時代にブラジル代表として2度ワールドカップ(W杯)に出場。引退後の1990、91年にはブラジル代表監督として南米選手権準優勝を果たし、来日前は、インテルナシオナル(ブラジル)の指揮を執っていた。また、フィジカルコーチとしてジルベルト・チン氏(52)も来日、日本協会と契約した。《共同通信》



【米・クリストファー国務長官】目に見える黒字削減を

包括経済協議の決裂で緊迫化する日米経済関係の改善を目指して、細川首相と羽田外相は10日午後、来日中のクリストファー米国務長官と個別に会談した。

首相は米国が求めている日本の経常黒字削減に関して「実質的に意味のある前進をするよう努力している」と述べ、3月中に取りまとめる市場開放策に最大限の努力を払うことを表明。これに対し、国務長官は「(結果が)目に見える形の包括的な提案を希望する」と語り、黒字削減の具体的な成果が表れる対策になるよう強く求めた。

国務長官は、首相との会談に先立つ羽田外相との会談で「日本の3月中の努力を見守りたい。広範な対策になることを期待し、対策の結果をみて包括協議をどうするか考えたい」と市場開放策の内容充実が包括協議再開の前提条件になるとの考えを示した。

日米首脳会談の決裂後、首相、外相とも米国の閣僚と会談するのは初めて。会談は羽田外相との間で2時間、細川首相とは45分行われた。

国務長官はまず外相会談で「米国は財政赤字の削減に努力しているのに、日本は経常黒字削減や市場開放の責任を果たしていない」と批判。こうした日本の態度により「両国民の信頼関係が低下しかねない」と強く警告した。

外相はこうした日米経済関係について「緊張が存在している」と、外相会談での日本の外相発言としては異例の調子で懸念を表明。政府は閣僚懇談会での検討などを重ねて規制緩和や輸入・投資促進を柱とする市場開放策に全力で取り組んでいると説明した。《共同通信》

【衆院】前建設相の逮捕許諾請求を承認へ

衆院議院運営委員会(奥田敬和委員長)は10日、断続的に理事会を開き、建設業界大手の「鹿島」からのあっせん収賄容疑による中村前建設相の逮捕許諾請求について協議した。

この結果11日正午から衆院本会議を開き採決することで与野党が事実上合意。全会一致で許諾請求の承認が議決される見通しとなった。《共同通信》

【政界談話室】

○…中村前建設相の逮捕許諾請求で注目される衆院議運委の奥田委員長は10日、記者会見に現れるなり「きょうの理事会でどこの党とは言わないが、公党の面目をつぶすような記事があったので委員長から抗議してくれという要請があった」と過熱気味の報道にくぎを刺した。しかし記者出身らしく「そうは言っても現場の記者と見出しを付ける記者は違うしな。(その党は)抗議と言っていたが、私が配慮してくれというお願いにとどめることにしたんだ」と報道側に理解の姿勢。連立政権への逆風が弱まるなら、多少は目をつぶろうというのが本音か。

○…中村氏が所属していた自民党小渕派の小渕会長はこの日の総会で「先日の北関東ブロックの選挙区割り会議が中村氏の問題で集まったと報道されたが事実無根だ。誤解されると困る」とマスコミ批判。少々八つ当たり気味と思ったのか「この問題をめぐってはいろいろ神経がいらだっている点もあるが、われわれもこうしたことに一喜一憂することなく事の本質にかかわっていくべきだ」と補ったが、派閥事務所の移転では資金難がうわさされるなど沈滞ムードに覆われているだけに、最後まで意気は上がらないまま。《共同通信》

【石川県知事選】告示

中西前知事の死去を受け31年ぶりに新しい知事を選ぶ石川県知事選は10日告示され、県民医連会長の清水巍氏(51)=無所属=、前副知事の谷本正憲氏(48)=無所属、社会、新生、公明、民社、日本新、さきがけ、社民連推薦=、前参院議員の石川弘氏(65)=無所属、自民推薦=の順で立候補の届け出が受理された。

3氏は届け出後、金沢市内で必勝祈願祭や出陣式、事務所開きに臨んで第一声を放ち、27日の投票日まで17日間の選挙戦に走り出した。ほかに立候補の動きはなく、10日午後5時の届け出締め切りと同時に新人3候補の争いが確定するとみられる。《北國新聞》



3月10日のできごと