平成1778日目

平成5年11月20日(土)

1993/11/20

【プロ野球ドラフト会議】逆指名大半で抽選なし

新ドラフトは波乱なく終了–。20日、東京都内のホテルで開かれたドラフト会議は、指名64選手の交渉権が無抽選で確定した。改革されたドラフトは、大学、社会人選手の希望を確認する新制度を採用。“単独逆指名”が大半を占めたため、同時指名の1、2位(指名枠採用選手)は、12球団の24選手が全く重複せず、ここまでの指名が開会から約20分で終わった。また、3位以下(任意枠採用選手)は「ウェーバー方式」により指名順に交渉権が確定したため、例年のドラフトではつきものの「くじ引き」は一度もなかった。

有力選手の交渉権は、1位では山部太投手(NTT四国)がヤクルト、石井貴投手(三菱重工横浜)が西武、河原隆一投手(関東学院大)が横浜、渡辺秀一投手(神奈川大)がダイエーに決定。小久保裕紀内野手(青学大)はダイエーの2位で確定した。従来通り意思確認のされない高校生は、中日の平田洋(愛知・豊田大谷高)ら3投手がすんなり1位指名された。



【大相撲九州場所】14日目

大相撲九州場所14日目(20日・福岡国際センター)1敗の横綱曙が敗れ、2敗の関脇武蔵丸が勝って2人が優勝争いのトップに並んだ。曙は突き放して出たが、大関若ノ花のはたきに前に落ちた。武蔵丸は2敗同士の対戦で関脇貴ノ浪を一方的に突き出して、入幕後自己最高の12勝目。武蔵丸はこれで小結以上の全力士から白星を挙げたことになり、関脇以下の力士が番付にのった小結以上の力士に全勝したのは昭和以降初めて。

大関同士の一番は、来場所の関脇転落が決まっている小錦が貴ノ花を寄り倒して6勝8敗。貴ノ花は7勝7敗になった。この日の結果、幕内は曙と武蔵丸が2敗、3敗の若ノ花と貴ノ浪にも優勝の可能性が残っている。十両は琴椿、朝乃若、星安出寿が10勝4敗で並んでいる。《共同通信》

【Jリーグ第2ステージ】第14節

サッカーのJリーグ第2ステージ第14節第1日は20日、市原臨海競技場など4会場で4試合を行い、首位のヴェルディ川崎は名古屋グランパスに2−1で逆転勝ちして6連勝、12勝2敗と勝ち星を伸ばしたが、得失点差で2位につけていた清水エスパルスは鹿島アントラーズに0−2で敗れ、11勝3敗と1勝差がついた。

1点を先行された川崎は後半、ビスマルクが同点シュートを決め、さらに三浦が逆転した。清水は前半から攻勢に出たが、後半逆襲から鹿島の黒崎に2点を奪われ、痛恨の3敗目を喫した。鹿島は8勝6敗で3位。

横浜フリューゲルスは浦和レッズに2−1で勝って、8勝6敗。ジェフ市原とガンバ大阪は3−3から延長前半4分、大阪が松波のサヨナラゴールで競り勝った。松波はハットトリックの活躍。

第14節最終日は21日、大分市営陸上競技場で、サンフレッチェ広島ー横浜マリノスの1試合が行われる。《共同通信》

【トヨタ自動車】GM車を輸入、販売へ

トヨタ自動車は20日、米ゼネラルモーターズ(GM)の乗用車シボレー・キャバリエの右ハンドル仕様車を平成8年初めから年間約2万台、トヨタブランドで輸入販売することでGMと合意したと発表した。シャック・スミスGM社長と豊田達郎トヨタ自動車社長が20日(日本時間)、米サンフランシスコで合意書に調印した。

日本の乗用車メーカーが一米国車を自社ブランドで国内販売するのはこれが初めて。トヨタはシアトルでの日米首脳会談直前に米側への異例の協力姿勢を発表することで、自動車摩擦緩和へのアナウンスメント効果を狙った。

トヨタは昨年1月のブッシュ前大統領の来日時に輸入拡大策の一環としてGM車を年間5000台、国内販売することを表明していた。対象車種のシボレー・キャバリエは、GMが世界戦略車「Jカー」として開発した中型乗用車で現行モデルの排気量は2200ccと3100cc。94年秋にモデルチェンジを予定しており、トヨタ側から技術者を派遣するなど、開発段階から日本で販売するための共同作業を進めていた。《共同通信》

【APEC首脳会議】閉幕

アジア太平洋経済協力会議(APEC)初の非公式首脳会議は20日、シアトル沖のブレーク島で首脳だけによる協議を行い、冷戦後の世界で繁栄を実現するためアジア太平洋地域が穏やかな共同体を目指すことを宣言した「経済展望声明」を採択、閉幕した。

声明は新多角的貿易交渉(ウルグアイ・ラウンド)を交渉期限の12月15日までに決着させるため、各国首脳が最大限努力することを強調。さらに(1)APEC蔵相会議でマクロ経済政策を協議していく(2)産業交流を活発化するために太平洋ビジネスフォーラムを創設する–など経済対話の強化を通じて、経済成長と貿易拡大を目指していくことをうたった。蔵相会議は来春ハワイで開かれる見通し。《共同通信》

【細川護熙首相】コメ問題「来月にも決断」

細川首相はアジア太平洋経済協力会議(APEC)の非公式首脳会議終了後の20日夕、シアトル市内のホテルで記者会見し、コメの市場開放問題に関し「今までどおりの基本方針の下に、ぎりぎりの段階までわが国の立場を訴えたい」と強調。その一方で「新多角的貿易交渉(ウルグアイ・ラウンド)の成功に努力しないといけない。互いの抱える問題とともにコメも解決しないといけない」と述べ、12月15日の最終合意期限までに政治決断をする可能性を示した。

日米包括経済協議について、来年2月21日の首脳会談までに合意に努力することを強調しながらも「一方通行のものであってはならない」と、米国側にも譲歩を促した。《共同通信》



11月20日のできごと