平成1679日目

1993/08/13

この日のできごと(何の日)

【細川護熙首相】鹿児島を視察

細川首相は13日、豪雨災害視察のため鹿児島入りし、被災場所を空と陸から視察した。視察後の会見で「自然の猛威の恐ろしさを実感した。国としてできるかぎり的確な対応をしていきたい」と対策を急ぐ考えを示した。

細川首相は同日正午ごろ、鹿児島空港に特別機で到着。自衛隊のヘリコプターに乗り込み、6日の豪雨による土砂崩れで多くの犠牲者を出した鹿児島市吉野町など3市3町の被災現場を空から視察した。

また床上浸水の被害が続出した鹿児島市内の稲荷川付近のほか、避難場所として使用されている長田中学校(同市小川町)などを訪問した。

視察後、細川首相は鹿児島県庁内で記者会見し「一世紀に一度あるかないかの大災害。シラスの恐ろしさは認識していたが、こんな被害は見たこともない」と感想を述べた。今後の対応については「打撃を受けた農林水産業、中小企業への対応とともに、道路などインフラ関係の復旧も急がなければならない」と語った。《共同通信》

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【山花政治改革担当相】政治改革、19日合意めざす

山花政治改革担当相は13日午前の閣議後の記者会見で、政治改革関連法案の骨格づくりについて19日の政府与党首脳会議をめどに調整に努力する意向を示した。

羽田外相も閣議後の会見で「議論を残したまま乗り越えてしまえということはないが、来週前半という(調整時期の)目標が持っていることはいいことだ」として、来週前半の合意を目指す考えに同調した。

山花氏は「(選挙制度など)テーマごとの大枠合意が最終結論の前提になる」として与党間協議を急ぐ考えを表明。一方、自民党との交渉に関しては「可能な限り話し合いをしていかなければならないが、条件にはならない」として、法案提出前の折衝は行わない考えを示した。

佐藤自治相は閣議後の会見で、小選挙区比例代表並立制の一票制に関する憲法とのかかわりについて「絶対に駄目でクリアされないかというと、必ずしもそうではない」との認識を示した。

坂口労相は閣議後の記者会見で、「選挙制度の選択は政権を支える政党の在り方に影響を与える。(非自民)政権の与党を連立のままでいくか、一つの政党にするか選択を迫られる。個人的には一つの党にする方向がいいと考える」と述べ、小選挙区比例代表並立制を導入する際には一票制がよいとの考えを示した。

江田科技庁長官は「250ずつの議席配分は基本としての合意だが、それを基本にいろんな案が出てくるのは今の段階では当たりだ。意見の取りまとめは必ずできる」として与党内調整に自信を示した。《共同通信》

【政界談話室】

○…13日の閣議前、高い内閣支持率について閣僚がロ々に「随分高いですねえ」などと話題にしていると、坂口労相が「高所恐怖症になりますね」と発言、爆笑を誘った。赤松文相に「名言ですね」と褒められ気を良くした労相、この話を記者会見で披露したが、「後は落ちるだけという意味か」と突っ込まれ「あんまり高いと下を見るのが怖い、ということ」と“弁明”。「夏休みも取らず、お国入りしたいと、はやる気持ちも抑えて静かに勉強でもします」と、「支持率に浮かれず働く内閣」を強調して防戦に大汗。

○…新生党の小沢代表幹事はこの日の記者会見で、選挙制度改革をめぐる社会党の本音をどうみるか聞かれ「(社会党の現議員は)皆(次の総選挙でも)当選したいんだと思う」とズバリ。記者との「懇談」を廃止する代わり「記者会見ですべて話す」とした“公約”を守ってみせた。「衆院の政治改革調査特別委の理事になりたいのでは」と問わ叫れると「いつでもなろうと思えばなれる。なれと言われればなるし、平(の委員)でいろと言われればいるし、邪魔だから辞めろと言われれば辞めるだけ」と反論。意に沿わない質問にふてぶてしさで対抗する小沢流は健在。《共同通信》

【モンデール新駐日米大使】「細川政権に時間を」

モンデール新駐日米大使は13日、国務省で就任宣誓を行った後記者会見し「日米関係の当面の最重要課題は、両国経済関係の不均衡を是正することだ」との認職を改めて強調。同時に「細川政権は発足したばかりで、まだ外交活動にも着手していない。新政権は政策決定のための時間を与えられるべきだ」と述べ、日米包括経済協議などへの対処のため細川政権に一定の猶予期間を与える考えを表明した。

会見後大使は記者団に、9月12日に赴任することを明らかにし、同月下旬の国連総会の際に予定されている日米首脳会談に同席する意向を示した。

会見で大使は、細川政権の発足について「米国で変革を公約した新しい政権が選ばれたのに続いて、日本でも変革を掲げた連立政権が誕生した。この両政府は協力していけると信じている」と述べた。その上で「貿易摩擦の常態化は日米同盟関係に対する両国世論の支持を失わせることになる」と警告、貿易不均衡是正の必要性を強調した。

1984年の大統領選で「民主党大統領候補として、対日強硬発言を繰り返したことについて大使は「私は保護主義者だったことはなく、一貫して開放的な貿易体制を支持してきた」と述べた。

このほか大使は、日米間の課題として、在米日本人学生と在日米国人学生の数に大きな差があることを指摘し「日本に学ぶ米国人学生を増やすために努力したい」と述べた。《共同通信》

【皇太子妃雅子殿下】里帰り

皇太子妃雅子さまは13日午前、結婚から約2ヶ月ぶりに東京都目黒区の実家へ里帰りされた。玄関では両親の小和田恒、優美子さん夫妻、妹の節子さんが出迎え。紺と白のワンピース姿の雅子さまは、笑顔で出迎えた両親と会釈を交わした後、優美子さんが抱いていた愛犬ショコラに駆け寄り、懐かしそうに犬の背中を何度もなでられた。里帰りは当初先月中旬に計画されていたが、北海道南西沖地震の被害に配慮して延期されていた。《共同通信》

【第75回全国高校野球選手権大会】第5日

第75回全国高校野球選手権大会第5日は13日、甲子園球場で1回戦の残り2試合と2回戦1試合を行い、高知商(高知)が3回戦に進出。常総学院(茨城)と小林西(宮崎)が2回戦に勝ち上がった。

高知商は三回、相手のボークにつけこんで好機をつくり、宗武の中前適時打などで2点を先行、五回にも2点を加えた。終盤の掛川西(静岡)の反撃を七回の2点だけに食い止め、4−2で勝った。1回戦の鳥栖商(佐賀)―常総学院は、優勝候補の常総学院打線が爆発。一回に3点を奪った後、二回にも2本塁打で3点。中盤にも着実に加点し、11−1で大勝した。春夏通じ初出場の小林西は1点を追う九回、二死一、二塁から笹山が左中間に2点二塁打し、4−3で学法石川(福島)に逆転サヨナラ勝ちした。サヨナラ勝ちは今大会3度目。《共同通信》



8月13日 その日のできごと(何の日)