平成1537日目

平成5年3月24日(水)

1993/03/24

【南アフリカ】原爆6個を製造、後に解体

南アフリカのデクラーク大統領は24日、議会の本会議で特別演説を行い、同国が1989年末までに6個の原子爆弾を製造し、その後これらをすべて解体したことを明らかにした。南アフリカはこれまで、核兵器を保有しているのではないかとの疑惑を持たれていたが、公式に認めたのはこれが初めて。

国際原子力機関(IAEA)は同日、同国の核兵器開発計画の終了を確認するため査察団を早急に派遣するとの声明を発表した。また、声明はブリクスIAEA事務局長が大統領の演説に先立ち、演説内容を知らされていたことを明らかにした。

大統領によると、原爆の製造は1974年に開始され、90年に廃棄された。開発はボタ前大統領の直接の指揮下で行われたもので「開発当初から核兵器を使用する意図はなく、抑止が目的だった」と強調した。原爆廃棄の理由として89年アンゴラの内戦終結が合意され、南部アフリカの政情が安定したことに加え、旧ソ連の崩壊で冷戦が終結したことを挙げている。

大統領は「南アフリカは明確に核拡散防止条約(NPT)を順守している。将来もこれを守る」と述べた。同国は91年7月にNPTに調印した。

これまでの一部報道では、同国とイスラエルとの核兵器共同開発の情報があり、インド洋で、巨大なせん光の目撃談もあるなど、核開発の疑いが持たれていた。《共同通信》



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【大相撲春場所11日目】若花田関、1敗堅持

大相撲春場所11日目(24日・大阪府立体育会館)小結若花田は1敗を堅持、優勝争いの単独トップを守った。若花田は平幕の剣晃に全く相撲を取らせず押しで快勝し、10勝目を挙げた。

大関貴ノ花は小城ノ花を寄り切り、新小結若翔洋は琴錦をはたき込みともに2敗を守り、1差で若花田を追う。新横綱曙は気合十分の取り口で大翔鳳を退けて連敗を免れ、勝ち越しを決めた。大関小錦は7勝目。十両は魁皇ら4人が8勝3敗で並んでいる。《共同通信》

【宮沢喜一首相】ゼネコン献金受けていない

宮沢首相は24日午前の参院予算委員会で、社会党の三重野栄子氏が金丸前自民党副総裁の巨額脱税事件で明るみに出た政治家に対する総合建設会社(ゼネコン)の献金問題に関連して「献金を受けた事実があるか」とただしたのに対し、「何かの根拠もなしに(そういうことを)聞くのは遺憾だが、私はありません」と述べ、強く否定した。

渡辺外相と中村建設相は「たくさんの社から政治献金を受けている。広く、薄くということなので、ないともあるとも言えない」などと述べ、肯定も否定もしなかった。《共同通信》

【政界談話室】

○…24日の参院予算委員会で、スポーツ平和党の江本孟紀氏が初めて晴れの予算委の質問に立った。「10年前にマージャンをやめた」という江本氏は、プロ野球選手が賭博で永久追放処分を受けた例を挙げ「世間一般ではただ積み木(マージャン)をするということはない。(かけ金が)どの程度ならいいのか」と後藤田法相に切り出した。法相は「江本さんはいくらかけているのか」と逆質問した後「社交儀礼の範囲ならば賭博にはならない」。江本氏は「いまいちよく分からないが、皆さん捕まらないように」と締めくくり場内の笑いを誘った。

○…この日、衆院政治改革「特別委員会に、評論家田原総一朗氏が参考人で出席。自民党の津島雄二氏への答弁で「選挙制度問題で落とし所を見つけるのは不可能か」と逆に質問し、田辺国男委員長にたしなめられるなど、“主客転倒”に戸惑い気味。もう一人の参考人、ロッキード事件を担当した元検事の堀田力弁護士は「検事時代にお目にかかったのは一人もいませんね」。委員会室は一瞬沈黙に包まれ、その後爆笑の渦に。法務省官房長を務めた経歴から、こちらの答弁は手慣れたもの。《共同通信》

【ロシア・エリツィン大統領】最高会議議長との会談が決裂

エリツィン大統領が発表した特別統治体制の導入をめぐり、大統領と議会の全面衝突に発展したロシア政局は24日、憲法裁判所の違憲判断を受けた最高会議が大統領解任問題を議題とする臨時人民代議員大会を26日に招集することを決めた。

これより先、対立する大統領、ハスブラトフ最高会議議長のトップ2人が、ゾリキン憲法裁判所長、チェルノムイルジン首相を交え行った四者会談は、議長が大会開催にこだわるなど双方が立場を変えなかったため、物別れに終わり、この日は妥協は成立しなかった。

しかし、議長は26日まで大統領側との間で、解決できるよう努力するとしており、26日ギリギリまで妥協への模索が続くとみられる。

大統領は24日、21日のテレビ演説で発表した大統領令から憲法裁が違憲とした「特別統治」を事実上撤回する大統領令を発効させ、議会側に歩み寄る姿勢を見せた。半面、大統領は会談後の声明で、4月25日に新憲法問題と天統領自身に対する信任問題で国民投票を強行する構えを見せた。

26日の大会招集は、トップ会談が不調だったことを受け、大統領令に対する憲法裁の違憲判断を審議するため大統領の出席を求めるとの決議を賛成144、反対22票で正式に決定した。会談の物別れについて、コスチコフ・ロシア大統領報道官は、議長が大統領解任問題を審議する臨時大会開催にこだわったためだ、と述べた。《共同通信》

【NASA】金星は「水の惑星」だった

米航空宇宙局(NASA)は24日、表面温度がセ氏500度もある乾燥した熱い惑星である金星には30億年前、これまで考えられていた量の5倍近い水があった証拠が見つかったと発表した。

この水量は金星の全表面を水深7.5—22.5メートルの深さで覆い尽くすのに十分で、太陽熱が金星の水分を宇宙空間に蒸発させてしまうまでは、金星が地球に似た“水の惑星”だった可能性がさらに強まったという。

NASAによると、こうした新事実は昨年8月、金星の大気中に突入して14年間の任務を終えた惑星探査機パイオニア・ビーナスが最後に送ってきたデータから分かった。《共同通信》



3月24日のできごと