平成1462日目

平成5年1月8日(金)

1993/01/08

【小和田雅子さん】皇太子殿下との婚約内定報道後初の外出

皇太子さまとのご婚約が内定した小和田雅子さん(29)は8日午前、内定報道後初めて外出、母親の優美子さん(54)とともに、東京・内幸町の帝国ホテルを訪れ、皇室会議など公式写真用の撮影をした。

ホテル側の説明によると、撮影はカメラマン1人と助手4人で行われ、約1時間にわたってポートレートを数ポーズ撮った。雅子さんは終始にこやかで幸せそうな表情だったという。

ホテルスタッフから贈られた花束を抱え、優美子さんを残して一人で午前11時すぎ、ハイヤーで自宅へ戻った。《共同通信》

皇太子妃に内定した小和田雅子さん(29)について、警視庁警備部は8日、皇室担当の警衛課による警護態勢をスタートさせた。自宅周辺は所轄の碑文谷署が、外出先は警衛課の女性SPが中心になって、身辺警護に万全を期す。 警視庁は6日夜に婚約の内定が明らかになってから碑文谷員のほか、機動隊からも応援して約70人で自宅周辺の警備を実施、雅子さんが都内のホテルでの写真撮影のため初めて外出した8日は女性SPが付き添い、警備車両2台で警戒に当たった。 同部では「急な話で皇室会議の前でもあり、今後どのような態勢を取るかは検討中」としているが当面、女性5人を含むSP10人程度でチームを組み、身辺警護に当たる。 小和田さんの自宅警備には、外務省事務次官である父親の恒さんが国連平和維持活動(PKO)や天皇訪中問題でデロ、ゲリラの対象になることを考慮して、昨年8月から自宅前に警戒ボックスを設置、24時間態勢の警備を続けている。碑文谷署は「状況に応じて人員の増減は考えていきたい」としているが、ロイヤルカップルの誕生で小和田さんの自宅が名所になりつつあり、気の抜けない日々が続きそうだ。

婚約が内定したばかりの皇太子さまは8日、東京・元赤坂の赤坂御用地内で過ごし、テレビのニュースで小和田雅子さんの外出の様子をご覧になった。 側近の東宮大夫によると皇太子さまは、午前中は住まいの東宮仮御所で新聞などに目を通され、昼のテレビニュースで写真撮影に出掛けた雅子さんと“対面”。午後は御用地内を約10キロジョギングされたという。《共同通信》



【TBS系連続ドラマ・高校教師】放送開始

【第71回高校サッカー】国見(長崎)2年ぶり3度目の優勝

第71回全国高校サッカー選手権最終日は8日、東京・国立競技場に約4万5000の観衆を集めて国見(長崎)—山城(京都)の決勝を行い、国見が2-0で勝ち、2年ぶり3度目の優勝を飾った。

国見は、前半3分、右へ切れ込んだ田尻からのボールを井上が相手DFと競りながらも決めて先制。後半13分には三浦の鮮やかな左足シュートで山城を突き放した。山城は守りを固めて速攻を狙ったが、国見の最終ラインを崩すことができなかった。《共同通信》

【松井秀喜山口町後援会】発会式

巨人に入団した松井秀喜選手の「松井秀喜山口町後援会」の発会式と壮行会が8日夜、石川県根上町山口町の山口町会館で開かれた。松井選手の地元である山口町の有志が大舞台へ飛び立つ若武者を力強く激励した。

壮行会には松井選手と父、昌雄さん(50)、立母さえ子さん(42)が出席し、後援会員91人のほか近くの住民ら合わせて約120人が集まった。吉本心義後援会会長が「プロ球界を背負う選手目指して、チャレンジ精神で頑張って下さい」と励まし、山西信男町内会長らがあいさつした。根上町出身の森通産相から届いた一「巨人の星から球界の星になるよう期待します」というメッセージも披露された。

山口保育園の村中穂高君(3つ)と北風美里ちゃん(5つ) が花束を手渡し、これにこたえて、松井選手が「一日も早く皆さんの前にテレビを通して出られるよう頑張りたい」とお礼の言葉と決意を述べた。このあと、松井選手が小学生のころ所属していた根上少年野球クラブの児童6人が替え歌で作った応援歌を贈った。

松井選手は14日に川崎市内の巨人の寮に入る。《北國新聞》

【宮沢喜一首相】「政治改革の先頭に立つ」

宮沢喜一
https://www.kantei.go.jp/

自民党は8日午前、党本部で「政治改革推進本部」の初会合を開いた。本部長の宮沢首相も出席し、「政治改革を何とか実現するためにせんえつながら先頭に立ち、挙党態勢をとる必要があると考えた。国民の信頼を回復し、未来に対応できる新しい政治体制を作り直すことが、今日の政治の最大課題であり、全力を挙げたい」と、衆院への単純小選挙区制導入を柱とする抜本的な政治改革実現に強い決意を表明した。梶山幹事長も「わが党が(政治改革論議を)リードできる態勢をつくり不退転の決意で取り組みたい」と強調した。

推進本部は単純小選挙区制の導入をまとめたこれまでの政治改革本部を引き継ぎ、選挙制度と政治資金制度改革に伴う法案化作業に加え、党改革実現が大きな課題。このため、副本部長に梶山氏ら四役のほか、各派閥から領袖クラスを据えて挙党態勢で臨むなど、大幅な組織強化を図った。

推進本部では今後週二回くらいのペースで会合を開き3月末をめどに法案化作業を終え、来年度予算の成立直後に法案提出する方針だが、党内には依然として単純小選挙区制に反対する声が強く、順調に法案として党議決定できるかどうかは不透明。さらに野党は小選挙区制に真っ向から反対する姿勢を変えておらず、自民党案通り単純小選挙区制が導入されるのは厳しい見通しとなっている。

宮沢首相は8日の閣議で、11日から18日まで東南アジア諸国連合(ASEAN)四カ国を訪問する間の臨時代理に後藤田法相を指名した。首相の臨時代理は副総理である渡辺外相が務めるのが通例だが、今回は外相も11日から訪欧予定のため、法相を指名した。また外相ら首相以外に海外出張する4閣僚の臨時代理を次の通り指名した。訪問先はいずれも欧州。 渡辺外相=河野官房長官▷森通産相=村田自治相▷船田経企庁長官=林蔵相▷中島科技庁長官=中村建設相《共同通信》

【自民党羽田派・羽田代表】総選挙前後に新党も

自民党羽田派の羽田代表は8日午後、連合の山岸会長を都内の連合本部に訪ね約40分間会談した。この中で羽田氏は「直ちに自民党を割るような拙速の考えはなく、第二の新自由クラブの道は取らないが、例えば次期総選挙前後ということもあり得る」と述べ、状況によっては自民党を割り、新党結成を模索する可能性を示唆した。

山岸氏は「(羽田派の実質的オーナーの)小沢元幹事長はタカ派のイメージが強く、徴兵制まで考えているとの説もある。羽田派とは敵対関係だと断定する気はないが、具体的政策を示してはどうか」と述べた。

羽田氏が政治改革について「中選挙区制は根本的に見直すべきだ」と強調したのに対し、山岸氏は「中選挙区制が駄目だとの考えでは一致するが、問題は対案だ。与党とは意見が違う」と答え、羽田氏は「取りあえず(自民党は単純小選挙区制案を)出しているが、国民的合意のために弾力的に話し合う」と応じた。また羽田氏はコメ問題について「派内で議論しても、まとまらない」と述べた。

自民党の派閥領袖が労働界首脳を公式に訪問したのは初めてで、山岸氏は会談後、「自民党も変わったという実感を持つ」と感想を述べた。《共同通信》

【社会党・山花書記長】ご結婚日程と国会攻防へ別

社会党の次期委員長に決まった山花書記長は8日午後、国会内で記者会見し、皇太子さまの結婚の儀が5月の見通しとなったことに関連して「日程がどう具体化されるかと、国会の与野党攻防とは別のものとして臨みたい」と述べ、通常国会での佐川急便事件追及の姿勢がご結婚日程に影響されることはないとの考えを強調した。さらに「自民党も政治利用は毛頭考えていないと思う」とけん制した。

山花氏は「通常国会のテーマとして、政界再編の流れの中での政治改革がある。(自民党羽田派代表の)羽田氏は政治改革に見識を持っている」との見方を示し、19日の臨時党大会での委員長就任後、羽田氏と政治改革を中心に意見交換したい考えを表明した。社会党委員長が自民党の派閥領袖と表立って会うのはあまり例がないが、山花氏は「あまり遠慮しないで、いいことについてはだれとでも話したい」と党外との幅広い接触に意欲を示した。《共同通信》

【田中角栄元首相】郷里で新年会

田中元首相が8日午後、会長を務める新潟県長岡市の越後交通本社で、かつての支援者ら約500人を集めて新年会を開いた。元首相の地元での新年会は、昭和60年2月に脳こうそくで倒れて以来初めて。

田中元首相は7日に長女の真紀子さん、夫の田中直紀前代議士とともに帰郷。7日は同県西山町の実家で家族だけで過ごした。

新年会には旧越山会役員、県議、町村長らがあいさつに訪れ、会場となった会長室前には長い列ができた。

出席者によると、元首相は涙ぐみながら一人一人と握手し「ご苦労。ありがとう」と声を掛けた。言葉は片言ながら、以前より明りょうになっていたという。久々の新年会に、一部には「孫の雄一郎さん(慶応大四年)を後継者として、動き出すサインか」との憶測もあったが、直紀氏は「そういう話を家族でしたことはないし、本人が政治に興味があるかどうか分からない」としている。《共同通信》

【イラク】ミサイルを移動

米ホワイトハウスは8日、イラクが飛行禁止空域の北線32度線以南に配備していた地対空ミサイルを大幅に移動している、との声明を発表した。声明は武力行使も辞さないとずる米国、英国など4カ国の最後通告が設けた期限の米東部時間同日午後5時15分(日本時間9日午前7時15分)の直前に出された。

声明は、移動したミサイルの配備位置がはっきりせず、最後通告の要求に完全に従ったものかどうかを引き続き監視すると述べている。しかしイラクのミサイル移動が確認されたことで、限定的軍事衝突の危険は大きく低下した。

米政府当局者によると、ミサイルの移動は7日から始まり、8日はさらに活発な動きとなったという。ただ天候が悪く、上空に雲があり正確な動きを把握できない上、どこか他の場所に隠そうとしている可能性もあり、イラクが最後通告の前に引き下がったかどうか結論付けられないという。

米国と湾岸戦争同盟国は飛行禁止空域内へのミサイル移動は国連決議違反だとして米東部時間6日タ、48時間以内の撤去を求める最後通告を出した。《共同通信》



1月8日のできごと