平成1455日目

平成5年1月1日(金)

1993/01/01

【宮沢喜一首相】政治改革へ決意

宮沢首相は1日、首相公邸で開かれた新年祝賀会であいさつし、「(政治の)危機に対する認識は与野党ともに共通だから、その認識に立って話していけば。必ず国民の納得するような政治改革ができるし、しなければならない」と述べ、選挙制度改革を含む抜本政治改革実現への決意を改めて表明した。

景気対策について首相は、「今年は(昨年夏の総合経済対策などの)効果が出てくると思うが、かなり重症なので心を引き締めなければならない。(政府としては)そのつど、していくことをきちんとしていかねばならない」と述べた。冷戦後の世界平和に向け、「サミットもあり、わが国が意識している以上に世界から大きな期待を受け、それを果たさなければならない」として国際貢献の必要性を強調した。《読売新聞》



【チェコ共和国、スロバキア共和国】誕生

中部欧州の市場改革先進国だったチェコスロバキアは12月31日をもって連邦制の行政機関がすべて活動を停止、消滅した。代わってこれまで連邦を構成していたチェコとスロバキアの両共和国が1日午前0時(日本時間同8時)それぞれ独立国家として誕生した。

オーストリア・ハンガリー帝国の崩壊に伴い1918年に成立したチェコスロバキアは建国以来、ドイツ、ソ連による大国支配にほんろうされながらも国家存亡の危機を克服してきた。冷戦終結の89年以後、東西欧州の一体化に積極的な役割を果たしてきたが、そうした統合の流れに逆行するかのように二つの国家に分離し、それぞれ独自の道を歩むことになった。

チェコは1日午後、中世に栄光を誇ったボヘミア王国ゆかりのプラハ城で独立記念の共和国議会を開いた。クラウス首相は新共和国の誕生を宣言した施政方針演説を行い、89年の民主化の時期になぞらえて、「チェコ国民はまたも岐路に立たされているが、どのような独立国家となっていくかは、われわれ自身にかかっている」と国民の結束を訴えた。

経済改革について首相は、非現実的な約束はできないとして、緊縮路線を引き続き推進していくことを明確にした。

また、欧州外交では中欧諸国との協調、とりわけ新たな隣国となったスロバキアとの関係緊密化を最優先すると述べた。

一方、スロバキア共和国のメチアル首相1日、国営テレビを通じて演説し「今日われわれは新しい国家としてスタートを切った。将来を予想するのは難しいが、欧州(の先進地域)「との協調を図り、その一部となるよう努力しよう」と国民に呼び掛けた。《読売新聞》

【サッカー第72回天皇杯】日産FC横浜マリノス、2年連続6度目の優勝

サッカーの第72回天皇杯最終日は1日、東京・国立競技場に約6万人の大観衆を集め、日本プロリーグ(Jリーグ)勢同士の日産マリノス=読売日本SCの決勝を行い、日産が延長の末、2−1で競り勝ち、2年連続6度目の優勝を果たした。《共同通信》

【第37回全日本実業団対抗駅伝】旭化成、4年連続16度目の優勝

第37回全日本実業団対抗駅伝は1日、前橋市の群馬県庁前を発着点とする7区間、86.3キロのコースに32チームが参加して行われ、旭化成が4時間10分50秒で快勝し、4年連続16度目の優勝を飾った。《共同通信》

【ジャンプ・葛西紀明選手】W杯2勝目

スキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ第7戦は1日、ドイツのガルミッシュ・パルテンキルヒェンでラージヒル(6戦目)を行い、葛西紀明(地崎工業)が1回目108.5メートル、2回目97.5メートルを飛んで220.8点を挙げ、優勝した。

葛西は昨年、W杯の一環として行われた世界フライング選手権に次ぎW杯2勝目。昨年12月30日に行われたラージヒル(5戦目)では3位に入っていた。《共同通信》



1月1日のできごと