平成1381日目

平成4年10月19日(月)

1992/10/19

【中国共産党】江沢民総書記を再選

「ポスト鄧小平」の指導部人事を決める中国共産党第14期中央委員会第1回総会(一中総会)は19日午前、北京の人民大会堂で開幕した。同総会では江沢民氏が党総書記、党中央軍事委員会主席に再選され、政治局常務委員には江氏と李鵬首相、喬石、李瑞環両常務委員が留任、新たに朱鎔基副首相(64)、劉華清・中央軍事委副主席(56)、胡錦濤・チベット自治区書記(49)の三氏が昇格した。

保守派の姚依林副首相、宋平・常務委員は常務委及び政治局から引退、常務委は従来の6人体制から1人増え7人体制になった。

さらに政治局も地方の改革派指導者らの躍進で頭ぶれをほぼ一新。これにより、89年6月の天安門事件直後の混乱の中で発足した江沢民指導部は、次期首相有力候補で、最高実力者・鄧小平氏から「経済のわかる同志」と折り紙を付けられた朱鎔基氏、故胡耀邦総書記人脈の胡錦濤氏らの登場で一層、改革派色が鮮明になった。《読売新聞》



【女優・志保さん】誕生日

【向井千秋さん】スペースシャトル搭乗が決定

宇宙開発事業団は19日、94年7月に米スペースシャトル「コロンビア」で行う「第二次国際微小重力実験室計画」(IML-2)に、搭乗科学技術者(PS)として向井千秋さん(40)の乗り組みが決定したと、発表した。米航空宇宙局(NASA)から連絡が入ったもので、毛利衛さん(44)の米シャトル初搭乗に続き、日本人女性初の宇宙飛行士に決まったことで、将来の日本の有人宇宙飛行に大きなはずみがつく。

IML-2は、宇宙ステーション建設に備えて宇宙環境利用に欠かせない基礎的データの収集を主な目的とする国際プロジェクトで、飛行期間は13日間。日本は6個の実験装置を搭載する予定。ライフサイエンス分野のテーマが中心となるため、宇宙開発事業団はNASAに対し、医学専門の向井さんを正式に推薦。本人も昨年12月に立候補を届け出ていた。向井さんは、8日間の飛行を果たして先月20日に無事帰還した毛利衛さんの宇宙実験「ふわっと’92」でバックアップを務めるなど、IML-2への経験を積んだ。今月12日、毛利さんらとともに帰国した。《読売新聞》

日本人女性初の宇宙飛行士として94年7月の米スペースシャトル「コロンビア」に搭乗することが19日、正式に決まった向井千秋さん(40)は同日午後、東京都内のホテルで記者会見し、「本当にうれしいが、任務の重大さに身のひきしまる思いです」と夢が実現した喜びと緊張を語った。

向井さんは、薄い紫のブラウス、濃いベージュのパンツスーツのカジュアルな服装で席に着いたが、表情はいつもよりやや硬めに見える。

「たった一人のペイロード・スペシャリスト(搭乗科学技術員)として、13日間で80にも及ぶ実験をこなすので大変」と、責任の重さを率直に語った。しかし、「決定を聞いてからは、いつもより顔が緩んでいたと思う」といつもの笑顔も見せた。

日本人女性初の飛行士になった感想を聞かれ、「私の姿を見て、あきらめずに立ち向かえばなにごともできるんだ、と女性が思ってくれるとうれしい」と同性への励みになることの喜びを力強く語った。《読売新聞》

【沢村賞】西武・石井丈裕投手

プロ野球の沢村賞選考委員会は19日、都内のホテルで開かれ、西武の石井丈裕投手(27)を受賞者に選んだ。石井自身も西武からも初めての受賞。表彰式は31日に行われ、賞金300万円などが贈られる。

セ、パ両リーグの先発完投タイプ10投手の中から石井のほか野茂(近鉄)、斎藤(巨人)岡林(ヤクルト)仲田(阪神)の5人が最終選考に残り、リーグ優勝への貢献度と1.94の好防御率が決め手となり石井が選ばれた。選考委員会の別所毅彦座長は「数字的に見ればみんな帯に短し、たすきに長しで、近年で一番難航した選考だった」と総括した。《共同通信》

【日本ハム・土橋正幸監督】辞任

日本ハムの持田球団社長は19日、東京・六本木の球団事務所で土橋正幸監督(56)の辞任を発表した。土橋監督は2年契約の1年目を終えたばかりだが、チームの成績不振の責任をとり、16日に球団にシーズン終了の報告をした際、辞任を申し出ていた。

今季の日本ハムは54勝73敗3分け、勝率4割2分5厘で、最下位のロッテをわずか0.5ゲーム抑えての5位。持田社長とともに記者会見した土橋監督は「最悪でもAクラス、勝率5割の気持ちで戦ったが、昨シーズンより一つ悪い5位に終わったので責任をとることにした」と成績不振を辞任の理由に挙げた。《共同通信》

【自民党竹下派】金丸前会長の後継者選びが難航

派閥継承をめぐって激しい派内抗争の続く自民党竹下派は19日、派閥事務所で2回にわたって最高幹部会を開き、後継会長選びについて協議した。20日午前に最高幹部会を改めて招集し、候補者の名前を挙げて議論することになった。

ただ「小渕対小沢」でこう着した場合、派内抗争に対する国民世論の反発が高まることも考慮して、羽田孜蔵相の新会長就任を含みとして当面、会長ポストを空席にし、臨時国会後の内閣改造時に新会長を選出するなどの妥協案を模索する動きも出ている。《共同通信》

【米・ブッシュ大統領】旧友に弱音?

19日発売の米誌ニューズウィークによると、世論調査で民主党のクリントン候補に支持率で大きく水を開けられているブッシュ大統領がこのほど旧友に、再選を半ばあきらめたとも受け取れる発言を行ったことが明らかになった。

同誌によれば、ブッシュ大統領は先週、再選を完全にあきらめたわけではないとしながらも、残された日々は限られているかもしれないと告白。「なるようになるがよい。そのあとにも人生はある。それは本当に素晴らしいだろう」と弱音を吐いたという。

また、自身の支持率が低調なことについて、リセッション(景気後退)からの回復が遅れているのと、冷戦の終了が早過ぎたのが原因だとの考えを示した。《読売新聞》

【アップル、DEC】パソコン大幅値下げ

米コンピューターメーカーの日本法人、アップルコンピュータと日本ディジタル・イクイップメント(DEC)は19日、現在発売中のパソコンの価格を大幅に値下げすると、それぞれ発表した。日本アイ・ビー・エム(IBM)も20日、低価格パソコンの発表を予定している。先に発表したコンパックを皮切りに、外資系コンピューターメーカーが、日本市場に低価格パソコンで殴り込みをかけてきた格好で、強気のNEC(日本電気)など日本側メーカーも対応を迫られるのは必至の情勢だ。

アップルは、「価格だけで競争する気はないが、日本市場の実勢価格に、ある程度合わせる」(武内重親社長)として、新機種の投入に合わせ、現在発売中のパソコンの価格を28-6%引き下げた。一方、DECも「コンパニックと同じ系統のパソコンを売っている以上、価格競争は受けて立たざるを得ない」(広報部)として、新機種の投入に合わせ、発売中のパソコン価格を56-42%引き下げた。

今回の値下げによって、それぞれの入門モデルの本体価格は、アップル(クラシックⅡ)が19万8000円(旧価格23万8000円)、DEC(pc340dXLP)が16万8000円(同38万8000円)となり、コンパックの12万8000円には及ばないものの、機能などからみて、十分競争できる範囲とみている。また、IBMは、従来機種の3-5割安の低価格パソコンを発売する見込みだ。《読売新聞》

【ドイツ・ボン】「緑の党」創始者が変死

ドイツの「緑の党」創始者の一人、ペトラ・ケリーさん(44)と、同居中の同党元議員、ゲルト・バスティアンさん(69)と見られる二人の死体が19日夜、ボン市内のケリーさんの自宅で発見された。

検察当局によると、遺体は死後少なくとも数日たっており、損傷が激しいため断定はできないが、二人のものである可能性が強い。遺体には、複数の外傷があり、当局では殺人、無理心中、自殺それぞれの可能性があるとみて調べている。

ケリーさんは、1970年代末の同党創設運動に参加し、同党が急速に勢力を伸ばし、連邦議会に初進出した80年代前半には実質的な党首として活躍し、連邦議員も務めた。《読売新聞》

【長谷川峻さん】死去

自民党政治改革本部長の長谷川峻氏(衆院宮城2区、当選13回)が、19日午後3時35分、肝不全のため、入院先の東京都文京区の病院で死去した。80歳。

同盟通信記者、九州日報編集長を経て、昭和28年の総選挙で宮城2区から初当選。以来、当選13回。この間、2度の労相のほか、運輸相、法相、自民党では財務委員長、党基本問題調査会長を務めた。

昭和63年の竹下改造内閣では、法相に就任したが、リクルート社から献金を受けていた責任を取って、就任から四日目で辞任した。これは、新憲法下の歴代内閣で辞任した閣僚の在職期間では最短記録。

昨年秋の臨時国会で小選挙区制の導入を柱とした政治改革関連三法案が廃案となったことで、当時の伊東正義政治改革本部長が辞任した後、宮沢首相の強い要請を受け、同年11月18日に本部長に就任。党の政治改革論議をリードしてきた。《読売新聞》



10月19日のできごと