平成1371日目

平成4年10月9日(金)

1992/10/09

【原健三郎元衆院議長】佐川急便事件「金丸、竹下、小沢が元凶」

自民党最高顧問の原健三郎元衆院議長は9日、神戸市内で開かれた同党兵庫県連大会で同県選出国会議員を代表してあいさつし、佐川急便事件に関して「金丸、竹下、小沢の3人が元凶。金丸さんが衆院議員を辞めるよう切望する」などと述べた。

自民党内では、金丸前副総裁の離党などを求めて若手議員がグループ結成を決めるなどの動きが出ているが、長老幹部が公式の場で議員辞職を求めたのは初めて。金丸前副総裁の今後の去就に影響を与えそう。

原元議長は「今、一番大きな問題は金丸問題だ」と前置きした上で「(佐川急便事件が発覚した)1年半前に金丸さんが辞めておけばこんなことにはならなかった」と金丸前副総裁を痛烈に批判。さらに「今からでも派閥離脱のような思い切りの悪いことはしないで、次の衆院選挙までに議員を辞職することだ。そうして、けじめをつけざるを得ない」と発言した。《共同通信》



【自民党・小沢一郎元幹事長】竹下派トラブルを陳謝

自民党竹下派の小沢一郎・会長代行(元幹事長)は9日、札幌市内のホテルで開かれた北海道議のパーティーであいさつし、金丸信・前副総裁(竹下派会長)の5億円献金問題と、派内の混乱について「今回の一連のトラブルに際し、経世会(竹下派)がご心配と迷惑をかけたことは本当に心苦しく、心からおわび申し上げる」と、公式の席で初めて陳謝した。

そのうえで小沢氏は「一連の問題を謙虚、厳粛に受け止めるが、ただ反省しているだけでは何も次の時代に生まれてこない」と指摘。「政治そのものを改革することは、日本全体の改革につながる。何としても実現しなければならない時が、到来している」と述べ、選挙制度改革を含む抜本的な政治改革を、自らが中心となって進めていく考えを示した。小沢氏が公式の場で発言するのは、先月6日のテレビ出演以来のこと。

【自民党・綿貫民輔幹事長】金丸氏に「進退は慎重に」

自民党の綿貫幹事長は9日、金丸信・前副総裁(竹下派会長)を都内の事務所に訪れ、約15分間会談した。綿貫氏は東京佐川急便事件に絡む金丸氏の進退問題について、「軽々に決めるべきではない。党内が混乱し、宮沢政権にも影響が出かねない。慎重に考えてほしい」と述べた。これに対し、金丸氏は、「分かっている。党内が混乱するのはよくない」と述べた。《読売新聞》

【中国・趙紫陽前総書記】「動乱の誤り」確定

12日開幕する中国共産党第14回大会を準備するため、北京で開かれていた党第13期中央委員会第9回総会(九中総会)は9日、さる1989年6月の天安門事件で失脚した趙紫陽前総書記に対する審査結果などを採択して閉幕した。

国営新華社通信を通じて発表された総会コミュニケによると、総会は中央政治局の趙紫陽審査状況報告を承認するとともに趙氏の全職務解任を決めた第13期中央委員会第4回総会(四中総会)の決議を維持し、一連の審査にピリオドを打つことに同意した。これで趙氏の「動乱の中での誤り」が事実上、確定したことになり、一部で可能性が伝えられていた趙氏の職務復帰は微妙な情勢になってきた。《読売新聞》

【セ・リーグ】阪神、崖っぷち

大詰めを迎えたプロ野球セ・リーグは9日、首位ヤクルトが広島戦(神宮)に勝ち68勝目を挙げ、66勝の2位阪神が中日戦(ナゴヤ)に負けたため、ヤクルトは10、11日に甲子園球場で行われる阪神との直接対決2試合に1勝すれば、14年ぶり2度目の優勝が決まる。

阪神はヤクルト戦に連勝すれば、両軍ともに68勝62敗で全日程を終了。優勝の行方は史上初めて優勝決定戦(3試合制)に持ち込まれることになる。《共同通信》



10月9日のできごと