平成1345日目
1992/09/13
この日のできごと(何の日)
【PKO部隊】編成完了
カンボジアでの国連平和維持活動(PKO)に参加する陸上自衛隊の第一次派遣施設大隊(600人)の編成完結式が13日午前11時から、中部方面総監部のある伊丹駐屯地(兵庫県伊丹市)で行われた。隊員は国連PKO活動のシンボルカラーである青のベレー帽をかぶり、国連のマークが入った制服姿で参加し、宮下創平防衛庁長官から激励を受けた。
完結式では、宮下長官が渡辺隆・大隊長に大隊旗を渡したあと「今回の任務はわが国の平和的国際貢献として歴史的な意義を持つ。その誇りと責任感を胸に任務を立派に果たしてくれるものと信じている」とあいさつした。《読売新聞》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【毛利衛さん】2日目の宇宙実験開始
12日打ち上げられた米スペースシャトル「エンデバー」に搭乗している日本人宇宙飛行士、毛利衛さん(44)は米中部夏時間13日午前5時(日本時間同日午後5時)すぎ、最初の就寝から起床、2日目の宇宙実験に入った。
毛利さんは初飛行にもかかわらず元気で、打ち上げ3時間20分後、無重力状態の宇宙実験室(スペースラブ)内で細胞培養実験に取り掛かるなど、予定通り日米計43テーマに上る宇宙実験が始まった。《共同通信》
【F1】ナイジェル・マンセル選手、今季限りでの引退を表明
自動車フォーミュラワン(F1)レースの1992年シーズンチャンピオン、ナイジェル・マンセル(英国=ウィリアムズ・ルノー)が13日、イタリアグランプリ(GP)開始前の当地で今シーズン限りでF1から引退することを表明した。
引退の理由については、ウィリアムズとの来季の契約が不調に終わったためとしている。39歳のマンセルはしかし、レース活動を継続することは考慮しているとして、米国のインディカーレースに参加する可能性を示唆した。《共同通信》
【全米テニス】ステファン・エドベリ選手が2連覇
テニスの全米オープン最終日は13日、ニューヨークのナショナルテニスセンターで男子シングルス決勝を行い、第2シードのステファン・エドベリ(スウェーデン)が3−6,6−4、7−6、6−2で第3シードのピート・サンプラス(米国)に逆転勝ちして大会2連覇、賞金50万ドル(約6250万円)を獲得した。《共同通信》
【大相撲秋場所】初日
大相撲秋場所初日(13日・両国国技館)休場明けの曙は、右上手まわしを取って苦手としている琴錦の動きを封じ、大関初白星をあげた。霧島も旭道山を無難にさばいたが、小錦は貴花田の低い攻めに屈した。小錦は貴花一戦3連敗。先場所優勝の水戸泉は落ち着いた相撲で貴闘力を下した。若花田は大翔鳳を一方的に押し出し、休場明けのハンデを感じさせなかった。《読売新聞》
【ゴルフ・具玉姫選手】日本女子プロ選手権初優勝
ゴルフ日本女子プロ選手権最終日(13日・千葉平川CC=パー72)—前日8位の具玉姫がスコアを4つ伸ばし通算3アンダーで、崩れたトップグループを追い抜き逆転で初優勝を飾り賞金1080万円を獲得した。
日本でのツアー勝利は昨年の明治乳業カップ以来8勝目。2打差の2位に服部道子と岡本綾子。前日まで首位のパティ・リゾ(米)と柴田規久子は5位に終わった。《読売新聞》
【ゴルフ・尾崎直道選手】サントリーOP2連覇
ゴルフ・サントリーオープン最終日(13日・千葉習志野CC=パー72)—尾崎直道が通算9アンダー、279で逃げ切り、大会2連覇を果たした。3月のインペリアルに続き今季2勝目で、通算23勝目(ツアー20勝目)。優勝賞金1800万円を獲得、賞金王レースも先週までの14位から7位に浮上した。
尾崎直は、ショットがぶれて、この日1オーバーと苦しんだが、追撃する大町昭義、尾崎健夫が終盤に崩れたのにも助けられ、2位グループに2打差をつけた。2位は、前日の6位から浮上した尾崎健、ウェイン・グラディ(豪)ら4人。尾崎将司は、さらに1打遅れの6位タイにとどまった。《読売新聞》
【ボスニア・ヘルツェゴビナ】大統領、和平委をボイコット
ボスニア・ヘルツェゴビナのイゼトベゴビッチ大統領(イスラム教徒)は13日、「首都サラエボへの攻撃を停止しないセルビア人武装勢力とは、話し合い交渉に同席できない」として、ジュネーブで18日再開される旧ユーゴスラビア和平常設委員会をボイコットする意向を表明した。
また、同国のセルビア人指導者ラドバン・カラジッチ氏13日夜、欧州共同体(EC)議長国・英国のメージャー首相に書簡を送り、ボスニア全空域への飛行禁止措置が実施された場合、和平常設委を同様に欠席することを示唆した。
同委員会出席をめぐっては、同委員会共同議長のバンス国連特使(元米国務長一官)らが先の旧ユーゴ訪問で、両氏のほかクロアチア人代表の同意を取り付け、会議には、イスラム教徒、セルビア人、クロアチア人3民族の紛争当事者が参加することになっていたが、一転、再び、当事者不在となる可能性が強まってきた。
サラエボからの報道によると、イゼトベゴビッチ大統領は、「セルビア人武装勢力・旧ユーゴ連邦軍は戦車数を増強、空軍機でボスニア全域を攻撃している」と指摘、「セルビア人による攻撃が続く限り、交渉の余地はない」と述べた。一方、カラジッチ氏は書簡の中で、「全空域の飛行禁止は、ボスニアの戦力バランスを崩し、セルピア人の生命を危険にさらすことになる」と表明した。《読売新聞》