平成1346日目
1992/09/14
【大相撲秋場所】2日目
大相撲秋場所2日目(14日・両国国技館)大関霧島が、初顔の琴ノ若に敗れた。霧島はもろ差しとなったが、琴ノ若の体を生かした寄りに土俵を割った。ハワイ出身の両大関はともに持ち味を出し切って完勝。かど番の曙は小結三杉里を一方的に押し出し2連勝。小錦は左四つで鬼雷砲を寄り切り連敗を免れた。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【JR成田線】ダンプと衝突、脱線
14日午後4時過ぎ、千葉県下総町滑川のJR成田線「大音踏切」で、下り普通電車(4両編成)とダンプカーが衝突、電車の先頭車両が脱線して運転士が運転席にはさまれて死亡したほか、電車の乗客と車掌の66人とダンプカーの運転手の計67人が重軽傷を負った。
この事故で、成田線は成田—佐原間が不通となり、千葉—成田、佐原—銚子間で折り返し運転を行った。ダンプカーは警報機、遮断機を無視して踏切内に突っ込んでおり、千葉県警は、運転手のけがの回復を待って、業務上過失致死傷などの疑いで事情を聞くことにしている。《読売新聞》
【政界メモ】民社党・大内委員長、口調に怒り
◯…大内民社党委員長が14日夕、東京のJR新橋駅で北方領土返還要求の街頭演説を行った。エリツィン・ロシア大統領の来日延期に触れ「突然『私は、行かない』では国際的に非礼」「領土要求の日本の強硬姿勢を理由に延期したというなら、日本には永久に来られまい」と大統領批判の言葉がポンポン飛び出した。
◯…もともと大統領来日に合わせて計画した街頭演説。肩透かしを食ったことによほど腹が立ったのか、興奮して「ロシア」を「ソ連」と言い間違える場面もたびたび。家康の「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」の句を引き、「日本は冷静、沈着にソ連が変わるのを待とうではないか」と訴えていた。《読売新聞》
【宮澤喜一首相】エリツィン大統領の話題は「敬遠」
宮澤首相は14日昼、記者団から「本来なら、この時間はエリツィン・ロシア大統領との昼食会だったが」と水を向けられると、一瞬沈黙したあと「ええ、アハハハ」と表情は変えず、声だけ笑って質問をはぐらかした。
さらに記者団が「空いた日程は勉強に充てると言ったが」と問いかけると、硬い表情のまま「それはいろいろと……アジア週間にあたるわな、来週は、その勉強があるから」とそっけなく答え、直前で延期になったエリツィン大統領絡みの話題に触れたくない様子がありありだった。《共同通信》
【ボスニア・ヘルツェゴビナ】戦闘激化
ボスニア・ヘルツェゴビナでは14日、イスラム教徒、セルビア人代表が18日ジュネープで再開される旧ユーゴスラビア和平常設委員会出席を拒否、あるいは拒否を示唆したことを受けて双方の攻撃を非難する声が高まり、全土で戦闘が激化した。
サラエボからの報道によると、同市では、セルビア人武装勢力が市内11地点で重火器の国連監視移管を完了させたことから13日夜から14日にかけて戦闘は一時鎮静化したが、14日昼から、「セルビア人の攻撃」を非難するイスラム教徒武装勢力が大規模砲撃を開始。市内では砲撃で高層アパートなど多くの建物の炎上が伝えられ、少なくとも4人が死亡、50人が負傷した。
サラエボ以外では13日夜から戦闘が続いていたが、さらに14日に入って激しさを増した。クロアチア国境に近い北東部のブラチコ周辺では13日、セルビア人武装勢力による空爆で、40人が死亡、200人が負傷。東部ビシェグラードでも水力発電所付近でイスラム教徒とセルビア人武装勢力が激しい銃撃、砲撃戦を展開し、多数の死傷者が出た模様で、14日も戦闘が続いている。
セルビア人側の重火器集積、国連への移管が進まないビハチ、ヤイツェ、ブラジュデなどでも戦闘が繰り広げられ、ヤイツェでは、市内の病院などの建物が破壊され、クロアチア放送は多数の死傷者が出たと伝えた。《読売新聞》
【WEEKLYぴあ】発売日を火曜日に
ぴあは14日、関東地方向けの娯楽情報誌「WEEKLYぴあ」10月20日号から、発売日を従来の木曜日より2日早い火曜日に繰り上げると発表した。他誌との競争激化で発行部数が伸び悩んでいるため、速報性を強化してテコ入れするのが狙い。首都圏のタウン誌の草分け的な存在の「シティーロード」も10月号から休刊に追い込まれており、情報誌も生き残り競争に突入したといえそうだ。
「WEEKLYぴあ」は平成2年に隔週刊から週刊に移行した。この際、ぴあは45万部程度と、隔週刊時代の57万部に比べて実質六割近い発行部数増加を見込んでいた。しかし、「POPEYE」「Hanako」などの都市型情報誌や「週刊東京ウォーカー」など切り口の明確なタウン誌に押され、発行部数は40万部程度にとどまっているのが実情だ。
締め切り日は原則として変えないため今後は、チケットの発売開始情報の3割近くを占める「今週末発売開始」の初報を中心に、機動性がアップするという。《読売新聞》
【松下電器・ビデオ画王IV BS30S】発表
番組録画予約が簡単にできるGコード内蔵のVTRデッキが、年末商戦に向けて続々と登場する。VTR デッキ市場で最大のシェアを持つ松下電器産業が14日、「ビデオ画王IV BS30S」の発売を発表、 各メーカーの投入機種もほぼ出そろった。新しい録画予約システムとしてGコードに対する注目度が高まっているだけに、AV (音響・映像)不況に苦しむ家電業界では、年末商戦の決め手として期待している。
Gコードは米ジェムスター社が開発した録画予約システム。新聞のテレビ番組の欄に、番組ごとに掲載され館る八ケタの番号を入力する路だけでよく、録画予約操作が飛躍的に簡単になる。
国内では日本ビクターが7月から発売を開始。その後、三菱電機、東芝などが相次いで発売を表明したが、松下が発売に乗り出したことで、“Gコード商戦”も本格化。ソニーも年内中一に参入する見通しだ。松下はこれまで、バーコードを使った独自の予約システムをセールスポイントとしてきたが、今後はGコードと合わせ、二つの予約機能を搭載していく。
各社の主力機器の価格帯は通常のVHSタイプで10万—11万円。高画質のスーパーVHSタイプで14万5000—16万5000円。各社とも既存機種でもGコード予約ができる専用リモコン「ビデオ・プラス」を1万円で販売するが、「内蔵タイプのデッキの方が様々な機能を利用でき、便利に使える」(松下)としている。《読売新聞》