平成1316日目

平成4年8月15日(土)

1992/08/15

【戦没者追悼式】

47回目の終戦記念日の15日、政府主催の「全国戦没者追悼式」が東京・北の丸公園の日本武道館で天皇、皇后両陛下をお迎えして開かれた。式典には遺族代表をはじめ、宮沢首相ら政府関係者、各界代表ら計約7200人が参列、大戦で亡くなった310万人の戦没者に祈りをささげた。

国連平和維持活動(PKO)への自衛隊派遣を間近に控え、国際社会での新たな日本の役割が注目される一方、従軍慰安謝問題などをきっかけにアジア諸国からは日本の戦争責任を追及する声がかつてなく高まっている。忘れてはならない「不戦の誓い」の意味が一段と重く感じられる終戦記念日となった。《読売新聞》



【社会党、公明党、共産党】平和への貢献訴え

社会、公明、共産の野党3党は15日、都内でそれぞれ戦争犠牲者追悼集会や終戦記念街頭演説会を開き、平和貢献への決意や、軍縮の実現などを訴えた。

社会党は、総評センター、護憲連合と共に、正午前から千鳥ヶ淵国立戦没者墓苑で「戦争犠牲者追悼、平和を誓う8.15集会」を開催。辺委員長は「軍事大国への道に傾こうとする傾向は絶えず続いている。党の命運をかけて対決し、平和憲法に従う正しい選択を迫る」と強調した。また、「すべての戦争犠牲者に対する謝罪と償いを明確に行い、福祉、人権、文化の側面からも積極的な国際貢献の役割を担える日本とするため奮闘する」と決意を表明した。

公明党は午前10時過ぎから、東京・JR新宿駅西口で「終戦記念日街頭演説会」を開き、石田委員長が「平和のとりでを築き、世界の軍事費の一割削減を目指そう」と訴えた。共産党は同10時過ぎから同駅東口で「終戦47周年8.15街頭演説」を行い、志位書記局長が「自衛隊が進もうとしている道は戦争を繰り返す道につながる」などと述べた。《読売新聞》

【みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会】自民77議員が靖国神社を参拝

自民党の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長・橋本龍太郎元蔵相)は15日午前、集団で東京・九段の靖国神社に参拝した。閣僚を含む国会議員77人と秘書ら代理人の計183人が参加した。

橋本氏は参拝後、同神社で記者会見し、宮沢首相が公式参拝しない意向を示していることについて、「それぞれの方の心の問題だ。故大平正芳元首相はクリスチャンだったが、内閣総理大臣として靖国神社を参拝している。だれもいいとか悪いとか論ずることではない」と述べた。《読売新聞》

【宮沢内閣】12閣僚が靖国神社を参拝

終戦記念日の15日、宮沢内閣の閣僚のうち山下厚相、羽田蔵相ら12閣僚が東京・九段の靖国神社に参拝した。渡部通産相ら3閣僚が既に14日までに参拝をすませており、これを含めると計15閣僚が靖国参拝を実施した。宮沢首相は「適当な時期」に私的な立場で参拝したいとの意向を示しているが、アジア諸国に対する外交上の配慮などから、15日の参拝は見送った。《共同通信》

【宮沢喜一首相】「世界平和への貢献」千鳥ヶ淵でも強調

加藤紘一官房長官は終戦記念日の15日、都内の千鳥ヶ淵戦没者墓苑で行われた第34回「世界総調和の日」の平和祈念・戦没者慰霊式典で、宮沢首相のあいさつを代読した。

首相はあいさつの中で、現在の国際情勢について「冷戦構造の崩壊後、民族紛争や核拡散への懸念が高まるなど不安定化の模様も強まっているが、大きな流れは、平和を求める人類の願いがかなう方向に進みつつある」と指摘した上で、「国民の努力により大きな経済力を有するに至った我が国は、このような国際的な努力に対し、積極的に貢献していく資格、責務がある」とし、世界平和の秩序作りへの貢献を強調した。《読売新聞》

【宮沢喜一首相】経団連・平岩外四会長と会談

宮沢首相は15日午後2時過ぎから、東京都内のホテルで、経団連の平岩外四会長と会談した。

会談は、首相の呼びかけによるもので、最近の株価下落、景気停滞を受け、28日に自民党がまとめる。総合経済対策策定に向け、一財界から意見聴取するのが狙い。

財界四団体には、補正予算の骨格の早期公表や投資減税の実施、不動産取引の活性化などを求める空気が強まっており、会談ではこうした点を中心に意見が交換されるものとみられる。会談には加藤紘一官房長官も同席した。《読売新聞》

【第74回全国高校野球】第6日

(15日・甲子園)出場4度同士の拓大紅陵(千葉)—智弁和歌山(和歌山)は、拓大紅陵が逆転で競り勝ち、首都圏勢の孤塁を守った。東海大甲府(山梨)は投打に倉吉北(鳥取)を圧倒して零封。東邦(愛知)は倉敷商(岡山)を下して15年ぶりの白星を挙げた。愛知県勢は夏の甲子園100勝目。昨年の二回戦と同じ顔合わせとなった池田(徳島)—弘前実(青森)は、池田が13安打で快勝、弘前実雪辱の夢を砕いた。《読売新聞》



8月15日のできごと