平成1156日目

1992/03/08

この日のできごと(何の日)

【JR東海】新型列車「のぞみ」親子試乗会

3月14日のダイヤ改正でデビューする新型列車「のぞみ」の親子試乗会が8日、東京ー新大阪間で行われ、参加者たちは初めての時速270キロの旅を楽しんだ。

試乗会には、1300倍以上の難関をくぐり抜け、抽選で選ばれた500組1000人の親子ペアのうち486組972人が参加。東京発新大阪行きの下りには240組480人が試乗した。

午前5時半、ホームに案内された参加者は初めて見る「のぞみ」の姿に「格好いい」を連発、早速親子で列車をバックに記念撮影していた。「のぞみ」は定刻の午前6時に東京駅を出発、約16分後に最高速度270キロに。「ただいま270キロ」と車内アナウンスがあると、子供たちは窓を顔につけ、飛ぶように流れる外の景色に見入っていた。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

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古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【小田急ロマンスカー3000型】ラストラン

一方、昨春引退した小田急ロマンスカー3000型(SE車)の「さよなら走行会」も、同日行われ、鉄道ファンらを乗せて小田急線新宿—唐木田駅(東京都多摩市)間を“ラスト・ラン”。

SE車は昭和32年、従来の鉄道車両の概念を打破する低重心の流線形車体で登場。時速145キロの狭軌鉄道世界最速記録(当時)を樹立し、新幹線誕生の素地にもなったといわれる名車だが、最新型車両導入に伴い35年間の役目を終えた。

公募1万6000人の中から選ばれたファンと就役当時の関係者ら計100人が、オレンジとグレーを基調にした車両に乗り込み、午前10時過ぎ、少年マニアからオールドファンまで約100人がカメラを向ける中、新宿駅ホームを出発した。

途中の沿線や駅にもファンが集まり、多摩川鉄橋の堤防沿いには、数百人がズラリとカメラを構える人気ぶり。快適な走りに車内では「引退は惜しい」の声も聞かれた。《読売新聞》

【大相撲春場所】初日

大相撲春場所初日(8日・大阪府立体育会館)横綱北勝海、大関霧島、先場所優勝の貴花田が敗れる波乱の幕開けとなった。

3場所連続の休場明けで再起を懸ける北勝海は、再小結の巨漢、水戸泉にいいところなく寄り切られた。霧島は平幕琴錦の速攻に一方的に押し出された。注目の関脇、貴花田も寺尾の押しに完敗した。

しかし大関小錦は苦手の再小結若花田を押し倒して白星の滑り出し。関脇曙は貴闘力を豪快に押し倒して好スタートを切った。《共同通信》

【ゴルフ・陳志明選手】5年ぶりの優勝

男子ゴルフの開幕戦「第一カップ」は陳志明が優勝、賞金1800万円を獲得した。最終日は8日、宮崎県佐土原町のハイビスカスGC(パー72)で行われ、青木功とともに9アンダーの首位タイでスタートした陳が、3バーディー、1ボギーの手堅いゴルフで、追い上げてきたマッケイ(豪)を1打差で振り切り逃げ切った。陳は87年のペプシ宇部以来5年ぶりの優勝で日本ツアー6勝目。

松高史明は、通算9アンダーで、尾崎将司、健夫とともに日本勢最高の3位タイと大健闘した。青木功はショットに精彩を欠き、この日1オーバーの73で6位グループに終わった。《共同通信》

【参院宮城補選】連合・萩野浩基氏が初当選

政治倫理問題が最大の争点となった参院宮城選挙区補選は8日投票、即日開票の結果、連合の会公認で東北福祉大学長補佐の萩野浩基氏(51)=社会、民社、社民連、進歩推薦=が大接戦の末、自民党公認で前県議会議長の小野寺信雄氏(66)、共産党公認で同県文教委員長の辻畑尚史氏(34)を破り初当選した。

厚い保守地盤をかわしての萩野氏辛勝は共和汚職、東京佐川急便事件と立て続けの政権スキャンダルに対する有権者の厳しい批判を改めて示したといえる。自民党は2月の参院奈良補選のような大敗は免れたものの、国政選挙連敗は最近の世論調査で内閣支持率の低迷状態が続いているだけに、宮澤政権にとって深刻な打撃となった。《共同通信》

【国連平和維持軍】第一陣がユーゴ入り

民族紛争に揺れるユーゴスラビアへ派遣が決まっていた国連平和維持軍(PKF)のサティシュ・ナンビアール司令官ら第一陣が8日午後(日本時間9日未明)、ニューヨークから空路ベオグラード入りした。欧州大陸にPKFが派遣されたのはこれが初めて。また、PKFが1956年にエジプト、イスラエルで活動を始めて以来、10度目の派遣。

来月15日までに31か国計約1万4000人が国連保護地区とされているクロアチア共和国内のクライナ、東西両スラボニアの3地方に展開する。

第一陣として到着したのはインド人のナンビアール司令官のほか、軍事専門家、文官ら約30人。同司令官はセルビア、クロアチア各共和国首脳と最後の調整を行ったあと、14日ごろ司令部の置かれるボスニア・ヘルツェゴビナ共和国の首都サラエボ入りする。《読売新聞》



3月8日 その日のできごと(何の日)