平成1121日目

1992/02/02

この日のできごと(何の日)

【三塚博氏、加藤六月氏】「三六戦争」第2ラウンド

自民党の三塚博・元政調会長、森政調会長の三塚派両首脳と福田元首相の3氏が2日、栃木県足利市内で開かれた同派の藤尾正行・元政調会長の講演会で顔をそろえた。三塚氏らの師匠、である福田氏が議員応援のため、わざわざ地方に出向くのは異例のこと。

同派が衆院当選10回、政調会長を3期も務めた長老の藤尾氏の応援に力を入れるのは、同派を離脱した加藤グループの山岡賢次参院議員が同じ選挙区から、くら替え出馬の動きをみせているためだ。藤尾氏側は福田氏だけに講師を頼んだが、三塚氏が森氏らと相談し、3氏そろいぶみとなった。同派内に「長老の藤尾さんを山岡氏の下風に立たせるわけにはいかない」(幹部)といった、同グループへの対抗意識があるのは確かだ。

講演会では、三塚、森両氏が「藤尾先生は(私を)清和会(三塚派)会長に押し上げていただいた原動力だ」(三塚氏)、「三塚会長を中心とした清和会をしっかり守ってくださったのは藤尾先生だ」(森氏)などと、藤尾氏の派内での重鎮ぶりを強調。福田氏も「藤尾さんは日本政界の宝だ。これまで以上のご協力を」と、2000人近く集まった支持者を前に、懸命の持ち上げ。

一方の加藤グループは、山岡氏応援のため、今月下旬に加藤六月・前政調会長らが栃木県入りする予定で、次期総選挙に向け、三塚氏と加藤氏の“三六代理戦争”の様相をみせ始めた。

自民党の加藤六月・前政調会長は1日、田名部匡省農水相の就任祝賀会出席のため訪れた青森県八戸市で記者会見し、自らが故安倍晋太郎氏の正統後継者であることを重ねて強調するとともに、次期総選挙では加藤グループから現職議員以外に10人以上を擁立する考えを示した。 加藤氏は、現時点で加藤グループから出馬を考えている人が「前、元、新人で10人以上いる」と述べ、「特に新人について、全国に目を配っている」と語った。《読売新聞》

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【東京】震度5

2日午前4時4分ごろ、関東を中心に強い地震があった。東京で震度5(強震)、千葉などでも震度4(中震)を記録し、東海から東北地方まで広い範囲で揺れた。

気象庁の観測によると、震源地は東京湾南部の浦賀水道で、震源の深さは90キロの直下型地震。マグニチュード(M)は5.7と推測される。東京地方で震度5を記録したのは昭和60年10月4日以来で約6年4ヶ月ぶり。津波はなかった。《共同通信》

【別府大分毎日マラソン】

第41回別府大分毎日マラソンは2日、大分市営陸上競技場を発着点とし別府国際観光港を折り返す42.195キロのコースに外国招待5カ国7選手を含む490人が参加して行われ、ディオニシオ・セロン選手(メキシコ)が2時間8分36秒の大会新記録で優勝した。《共同通信》

【東レPPテニス】

サバチーニが連続V—女子テニスの東レ・パンパシフィック・オープン最終日は2日、東京体育館で各決勝が行われた。

シングルスは、第一シードのガブリエラ・サバチーニ(アルゼンチン)がフルセットの末、第二シードのマルチナ・ナブラチロワ(米)を退け、2年連続3度目の優勝を果たし、賞金7万ドル(約880万円)を獲得した。ナブラチロワはクリス・エバート(米)の持つシングルス最多勝利数157に並んでいたが、新記録達成はならなかった。

ダブルスは、1月の全豪オープン優勝ペアのスコバ、サンチェス組がナブラチロワ、シュライバー組を下して、初優勝した。《読売新聞》



2月2日 その日のできごと(何の日)