平成1040日目

平成3年11月13日(水)

1991/11/13

【宮沢りえさん】写真集「Santa Fe」発売

週刊誌などで連日、話題となっている人気タレント、宮沢りえさんの写真集「Santa Fe」が13日、全国の書店で一斉に発売された。発売は予約制というこれまでにない販売方法。店頭に写真集が並ぶことはほとんどなく、“見えない写真集”がより関心を高めるフィーバーぶりとなった。

発売元の東京・千代田区の朝日出版社では、電話の問い合わせに応じるため、読者用テレホン・サービス回線を50本、書店専用の臨時電話を20本設置。午前9時半の営業開始とともに営業部員ら約20人が電話対応にあたった。正面玄関には「本日発売のサンターフェは当社に在庫はなく、直接販売しておりません」という張り紙も。

同社によれば、書店や読者からの予約申し込み数はすでに初版の十万部を大きく上回る数十万部の予約が入っており、12、13日付の全国紙に予約者すべてには発売当日、写真集は届けられないことを伝えるおわび広告も出していた。

JR新宿駅東口のマイシティでは、予約無しで300冊を売り出すとあって、午前6時30分ごろから、整理券を求めて列ができ始め、発売開始の同10時前には300人を超える人が並んだ。約1割が女性客で、発売から約10分で完売。

一番乗りの世田谷区、建築業男性(31)は、「きょうは微夜の人がいたり、もっとたくさんの人が並ぶと思ったけれど」とやや拍子抜けの表情。また女性で一番乗りの練馬区のフリーアルバイター(17)は「代わりに並んでくれという親せきからの電話が、昨晩だけで10本もかかってきた。なんとか手に入りそう。でも並んでいて恥ずかしい」と笑った。

この騒ぎに通勤、通学客も何ごとかとのぞき込む。「興味ないよ」とクールな反応を示して職場に向かう会社員もおり、受けとめかたはさまざまだった。

写真集の定価は4500円。篠山紀信さんが撮影している。警視庁防犯部では、女優一の樋口可南子さんのヌード写真集の時にはヘアの掲載で警告をしているが、今回は「まだ内容を詳しくみていないのでコメントはできない」と慎重な対応を見せている。

この現象について社会評論家の赤塚行雄さんは「健康で18歳と若い宮沢さんがヌードになるということで関心が高まったのではないか。テレビやCMで人気の宮沢さんがあっさり脱いで、きれいな体を見せるということで、同世代の女の子にも関心が持たれている。風俗、習慣というものは変わっていくものだ」と話している。

評論家の俵萌子さんは、「人間のハダカというものに対するある種のタブーが破られ、ヌードが日の当たるところへ出た。今後は、逆にただの裸の写真ではだれも見向きもしない方向に進んでいくと思う」と分析する。「日本は先進国の中でも性の表現の自由が制限されている唯一といっていい国。その制約に挑戦する意味で、人気絶頂の宮沢さんがヌードになったことの効果は極めて大きい」とみている。《読売新聞》



【ダイハツ・リーザスパイダー】発売

11月13日のできごと(何の日)
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【政府専用機】1号機が羽田着

日本が初めて導入した政府専用機(新型ジャンボ機、ボーイング747−400型)の1号機が13日午後、米国から羽田空港に到着した。2号機は20日に千歳空港に着く予定。

専用機の胴体には白地に赤のラインが引かれ、前部側面には「日本国」と「JAPAN」の黒の文字、垂直尾翼には日の丸というシンプルなデザイン。

機内は最新の通信機器が並ぶ通信室のほか、通常の要人フライト仕様では貴賓室や会議室などを完備し、いわば「空飛ぶ官邸」。内装を変えれば約350人を乗せることもできる。値段は2機で約360億円、という。《共同通信》

【宮沢喜一首相】対ソ援助はロシアに配慮

国会は13日、参院本会議で宮沢首相の所信表明演説に対する各党代表質問を行った。その中で宮沢首相は今後の北方領土問題の交渉相手として(ソ連邦よりも)ロシア共和国が実態面で重要性を増大させている」との認識を示す一方、25億ドル緊急援助の実施面でも「ロシア共和国、なかんずく極東(地域)、サハリン支援について十分配慮したい」と述べた。

国連平和維持活動(PKO)協力法案に関連して、民社党が要求している国会の事前承認は拒否する一方、「(自衛隊派遣の)実施計画は遅滞なく国会に報告するし、審議によって同計画を改めることがある」と述べ、実施計画作成面で国会審議に配慮することを強調した。《共同通信》

【原子力船・むつ】最後の船出

原子力船「むつ」(日本原子力研究所所有・8242トン)は13日午前10時、母港の青森県むつ市関根浜港から、最終航海となる第四次実験航海へ出航した。北太平洋の波高約6メートル以上の荒れた海域での激しい動揺が原子炉にどのような影響を与えるかを調べ、来月12日、帰港する。

今回の航海後、来年1、2月に同港内で最終的なデータ測定を行った後、解役される。その後は原子炉を取り外し海洋観測実験船として活用することが検討されている。

この朝、みぞれが上がった関根浜港では、原研職員や乗員の家族ら約100人が寒空の中、手を振りながら「むつ」の“最後の船出”を見送っていた。《読売新聞》

【渡辺美智雄外相】韓国・盧泰愚大統領と会談

渡辺美智雄外相は13日午後、ソウル市内の青瓦台(大統領官邸)で、盧泰愚・大統領と45分間会談した。盧大統領は、日韓間の貿易不均衡の拡大と、日本からの技術移転が進まない現状に懸念を表明したうえで、「日韓関係が前進をとげる中で、この問題(の解決)が足踏みしているのは、国民を裏切ったことになりかねない。目に見える解決の糸口を見つけたい」と述べ、日本政府の努力を重ねて要請した。

これは昨年の韓国の対日赤字が57.5億ドル(前年比61.1%増)と大幅に拡大したことなどを踏まえたもの。《読売新聞》

【大相撲九州場所4日目】貴花田3敗

大相撲九州場所4日目(13日・福岡国際センター)横綱、大関が三日ぶりにそろって勝った。北勝海は万全の取り口で元気な起利錦の挑戦を退け、小錦、霧島の両大関も完勝。琴錦は、3連敗中の貴花田を一方的に押し出した。若花田は3連勝。常内の勝ちっ放しは大善、貴ノ浪の新入幕2人だけになった。《読売新聞》

琴錦の師匠、佐渡ヶ嶽親方(元横綱琴桜)は、3連敗していた貴花田戦を前に、「一発で持って行ければいいが」といっていたが、この日の弟子の相撲は、親方の期待に見事にこたえたものだった。

琴錦は「突っ張っていこうか、左から差していこうか悩んだ」というが、まわしを与えると強いので、離れて取る作戦に決めた。強烈な石ノド輪で上体が浮き上がった貴花田。左からのハズ押しも威力十分で、貴花田は一度もまわしに触れず、土俵を割った。《読売新聞》



11月13日のできごと