平成919日目

平成3年7月15日(月)

1991/07/15

【野球・今宮健太さん】誕生日


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【NHK・島桂次会長】辞意表明

国会での虚偽答弁を追及されていたNHKの島桂次会長(63)が15日、辞意を表明した。NHK経営委員会(竹見淳一委員長)ではきょう16日、臨時委員会を開いて正式に辞任を認めるとともに、後任人事を急ぐ。

辞意の理由について、島会長は15日夕の記者会見で「衆院逓信委員会で間違った答弁をし、公共放送への信頼を失いかねないとの責任を痛感した」と述べた。

島氏は平成元年4月、池田芳蔵前会長(三井物産元会長)が就任後9か月で辞任したため、副会長から10代目の会長に昇格した。坂本朝一、川原正人氏に次ぐ三人目の生え抜き会長だったが、来年4月の任期切れを前にして退陣に追い込まれた。NHKでは、トップが二代続けて途中降板する。異常事態を迎える。

島民は慢性的な赤字体質立て直しと衛星放送からハイビジョンへと至るニューメディアメディア事業の推進に意欲を燃やした。また平成元年8月から衛星放送を有料化させ、2年4月には懸案の受信料値上げに踏み切るなど、実力派で知られていた。

しかし、4月24日の衆議院逓信委員会で、放送衛星BS-3Hの打ち上げがアメリカで失敗した際(4月19日)の居場所について、事実と違う答弁をした。実際にはロサンゼルスのホテルにいたのに、「(打ち上げ担当のニュージャージー州の)GE社にいた」と答えた。

今月に入ってからこの問題が表面化、逓信委員会では追及の構えを見せていた。郵政省へ虚偽の報告をしていたことも明らかになり、関谷郵政相が「厳重注意する」との方針を明らかにしていた。《読売新聞》

【第105回芥川、直木賞】選考会

第105回芥川・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会は15日夜、東京・築地の「新喜楽」で開かれ、芥川賞に辺見庸氏の「自動起床装置」(文学界5月号)と荻野アンナ氏の「背負い水」(文学界6月号)、直木賞は、芦原すなお氏の「青春デンデケデケデケ」(河出書房新社刊)と、宮城谷昌光氏の「夏姫春秋」(海越出版社刊)に決まった。副賞各100万円。授賞式は8月23日午後6時から東京・丸の内の東京会館で行われる。

辺見さんの作品は、通信社で「起こし屋」と呼ばれるアルバイトをしている主人公を通し、眠りという無意識な行為をリアルに見つめて、新鮮な人間像を生み出している。荻野さんの作品は、風俗の先端をゆくイラストレーターの女性を主人公に、父に親も含めた男たちとの関係」んを書いた都市小説で、この作家独自のじょう舌な文体が特徴。芦原さんの作品は、四国香川県の観音寺で過ごした高校生時代を書き上げた青春小説。方言を巧みに会話に用い、漱石の「坊っちゃん」高校生版を思わせる明るい作品。《読売新聞》

【大相撲名古屋場所9日目】

大相撲名古屋場所9日目(15日・愛知県体育館)横綱大乃国が引退した土俵は、相変わらず大荒れで、一横綱一大関が敗れた。

北勝海は立ち合い、頭を下げ過ぎて大翔山の引き技にはまり3敗目、小錦は貴闘力の気力あふれる取り口に苦杯を喫し2敗目。注目の貴花田―曙は、貴花田が組み止めて右下手投げで仕留めた。優勝争いは琴富士が全勝、逆鉾が1敗と、平幕がリードしている。《読売新聞》

【第17回主要国首脳会議】ロンドンサミット開幕

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ボスト冷戦、湾岸戦争後の新しい国際秩序の構築を目指す先進国首脳会議(ロンドン・サミット)は、15日午後1時半(日本時間同日午後9時半)過ぎから、ロンドン中心部のランカスター・ハウスでの歓迎行事を皮切りに、3日間の日程で開幕した。

初日は、歓迎行事に続いて首脳による個別会議が午後2時15分から3時間弱行われたほか、外相、蔵相の個別会議を開かれた。さらに同日夜(同16日未明)には会場をロンドン塔などに移して夕食を共にしながら会議が行われる。同時に、これと並行して首脳個人代表代理による事務レベル折衝で「政治宣言」の最終調整も本格的に始まった。

政治宣言は首脳および外相の個別協議でさらに詰めたうえ、二日目の16日昼(同日夜)、ダグラス・ハード英外相が発表するが、今回のサミットの最大の焦点である対ソ支援をめぐっては「ソ連の政治改革と民主化の一層の進展が必要」との認識を表明するとともに、軍備管理・軍縮問題などでソ連に協力を求めていくことで合意する見通しだ。(

会議は、17日午前(同日夕)までに、「政治宣言」のほか、「軍備管理に関する宣言」「議長声明「経済宣言」の計四文書を採択する。

これまでの準備会合を通じ、政治宣言の主題は「国際秩序の強化」とし、主要項目として、「ソ連」「中欧・東欧「国連機能強化」「中東和平」「南アフリカ共和国」「テロ」「ユーゴスラビア」―が盛り込まれる。政治宣言は「その時点での国際情勢を敏感に反映させるのが慣例」(外務省筋)で、アジア・太平洋をはじめとした地域問題は議長「声明」に入る。また湾岸戦争を経験した教訓として、議長国イギリスの意向により、これとは別に「軍備管理に関する宣言」も発表される予定だ。《読売新聞》

15日から始まった第17回先進国首脳会議(ロンドン・サミット)は、合わせて6時間に及ぶ首脳、外相、蔵相の各個別会議と夕食を共にしながらの会議で、対ソ支援や新多角的貿易交渉(ウルグアイ・ラウンド)を中心に意見をかわした。

討議では、最大の焦点である対ソ支援をめぐって予想通り意見の二極化が鮮明となった。また「政治宣言」のとりまとめでは、特にイラクについて、核査察受け入れを拒否した場合、武力行使も含む強い措置が必要との認識が明記されることがほぼ確定。さらに日本の主張を受けた形で、「ソ連の新思考外交のアジアなどを含むグローバル(地球規模)の適用の重要性」が盛り込まれることになり、16日正午(日本時間同日午後8時)、「軍備管理・軍縮宣言」「議長声明」とともに発表される。

一方、「政治宣言」が固まったことから、二日目の16日は、午前9時(同16日夕)からの全体会議や個別会議で対ソ支援や新ラウンドも含め、最終日に発表される「経済宣言」について最終調整に入る。《読売新聞》

【自民党・小渕恵三幹事長】臨時国会「会期は最大限に」

イタリア訪問中の自民党の小渕幹事長は15日午後(日本時間15日夜)、ローマ市内のホテルで同行記者団と懇談し、政治改革問題が最大の焦点となる臨時国会の会期幅を海部首相の自民党総裁任期切れとなる10月末ぎりぎりまで最大限にとるべきだとの考えを示した。

小渕氏はさらに「政局をにらんで、政治改革一筋の海部首相を支える」と強調、今秋の自民党総裁選での「海部続投」の方向をにじませた。

小渕氏は先の政治改革関連三法案の党議決定をめぐる党内の混乱について、「(海部政権に)揺さぶりをかけたと評価する人もいる。海部総裁の任期切れが遠くない時に臨時国会が開かれ、政治改革という最大課題に取り組んでいる以上、この法案の成否が政局と密接不可分だということを否定するものではない」と指摘。

そのうえで、ポスト海部の総裁選の行方について、「自ら立って政治責任を果たそうとする人は、自由闊達に出馬する権利を有している」と述べる一方、次の政権を担う人の資格については、「政治改革に取り組む姿勢が国民に最大限評価されるゆえんではないか」と強調した。

これに関連して、小渕氏は、臨時国会の会期幅について、「これだけの大問題だ。臨時国会が物理的に存在する範囲、通常国会直前までが望ましい。ただ、総裁の任期を念頭に置き、その中で最大限努力する」と述べた。《読売新聞》



7月15日のできごと