平成881日目

平成3年6月7日(金)

1991/06/07

【ダイエー・門田博光選手】通算550号本塁打

ダイエーの門田博光外野手(43)は7日、平和台での日本ハム9回戦の一回裏、角投手から8号本塁打を放ち、王貞治(巨人)の868号、野村克也(南海-ロッテ-西武)の657号に次いで史上3人目の通算550号を記録した。初本塁打は昭和45年5月13日の東映・高橋直樹投手からで、22年目に達成。現役では最多。

左腕・角の1ボール後のシュート。内角低めとコース、高低ともに厳しかったが、門田は「自分なりに最高のスイングが出来た」。一回二死二塁の第一打席。難しい球を43歳の門田は、いぶし銀の技で右中間に運んだ。今季8号の先制2ランは史上3人目の記念アーチとなった。

5月29日の西武戦で549号。「いずれ打てると思っていた。それに若い子たちが頑張って連勝していたので、今日は年寄りが頑張らなければ、と考えていた。だから“やった”、という気持ちはない」と、あくまでもクール。

昭和54年のキャンプで右足アキレスけんを断絶。それまで俊足、強打の外野手は、これを機に「長距離砲」への変身を図る。「ボールにどれだけ力をぶつけ飛ばせるか」と、バットを振り続けた。だから、最も印象深い本塁打はプロ入り第1号、それに55年に負傷を乗り越えて復活を証明した1号ホーマーという。

「22年間やってきたが、苦しくてやめたいと思ったことは3度あった。今年もひょっとして倒れるかも知れん。だから楽しくやりたい」。だが、550号は通過点としかみていない門田は「可能性のある限り挑戦する気持ちで進んでいきたい」といい、600号を目指し闘争心をみせる。《読売新聞》

【東大・有馬朗人学長】海部首相を訪問

有馬朗人東大学長や西原春夫日本私立大学団体連合会会長(前早大総長)ら大学や学界のトップ8人で作る「大学財政懇談会」は7日、海部首相に会い、大学の苦しい台所事情を訴え、大学への予算増額を要望した。

有馬学長らによると、国の財政再建策の影響で、昭和57年以降、大学など高等教育機関の財政は年々悪化。例えば、文部省予算の中の物件費(人件費以外のすべて)は、昭和56年度に1兆6000億円あったのに平成3年度には1兆円にまで落ちてしまったという。

また、高等教育に対する公財政支出が国民総生産(GNP)に占める割合は、アメリカ1.2%、イギリス1.2%、旧西ドイツ1.3%などに対し、日本は0.7%と少ない—とも訴えている。

海部首相に会った同懇談会のメンバー7人は「現在の大学窮状の直接原因は、昭和五57年以降の厳しい概算要求基準にある」として、①高等教育と基礎研究の予算に関しては平成4年度予算編成で概算要求基準にとらわれないようにして欲しい②高等教育に対する公費負担が他の先進国並み一になるよう計画的に実現して欲しい—と具体的に要望した。

これに対して海部首相は「教育関係閣僚会議でも教育や芸術に重点を置くことにしている」などと答えた。《読売新聞》

【海部俊樹首相】ソ連大統領とサミット後に会合へ

海部首相は7日午前、英政府がゴルバチョフ・ソ連大統領を7月の先進国首脳会議(ロンドン・サミット)の直後に、サミットとは切り離して招待する方針を決め各国首脳に打診したことについて、日本政府としてこれに賛成する考えを公式に表明した。

首相は同日の閣議で、6日夜にメージャー英首相から親書を受け取ったことを紹介。その中で、英政府の提案は(1)サミットと区別して大統領を招く(2)対ソ金融支援は論議の対象としない–との内容だったことを指摘し、「サミットと区別して話し合う場をつくるというので同意した」と述べた。《共同通信》



6月7日のできごと