平成631日目

平成2年9月30日(日)

1990/09/30

【韓国、ソ連】国交樹立

シュワルナゼ・ソ連外相と崔浩中・韓国外相は30日、国連本部で約1時間にわたり会談し、両国が9月30日をもって正式に国交を樹立するとの共同コミュニケに調印した。

両国の国交樹立は、来年1月1日の予定をこの日の外相会談で電撃的に繰り上げたもので、朝鮮半島を中心とする北東アジアでの冷戦構造が確実に崩れたことを象徴し、日本と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との国交正常化、さらに韓国と中国、北朝鮮と米国の関係改善という「クロス承認」を促進させるなど朝鮮半島情勢を急展開させていくことになろう。

共同コミュニケは、両国の国交樹立は朝鮮半島の安定と問題の平和的解決に貢献する、とその意義を強調する一方「国交樹立が第三国に影響することはない」と述べ、北朝鮮に配慮をみせた。共同コミュニケは国交樹立を受けて、なるべく早い時期に大使を交換するとしており、両外相は相互に首都を訪問して盧泰愚、ゴルバチョフ両大統領による相互訪問日程を詰めることで合意した。《共同通信》




【TBS・兼高かおる世界の旅】31年の歴史に幕

【国際花博】閉幕

183日間にわたって大阪・鶴見緑地で開かれた花と緑の祭典が30日、2300万人を集めて幕を閉じた。

春から秋へ移りゆく季節を彩った数百万本の花々。拍手と「さよなら」の声と、花博を支えてきたスタッフの涙。台風20号に伴う悪天候の中、最後の別れを惜しむ人々の列は途切れず、交歓の輪が夜更けまで続いた。《共同通信》

【自民党・小沢一郎幹事長】党代表を韓国へ

自民党の小沢幹事長は30日午前、党政経文化パーティー出席のため訪れた和歌山市内で記者会見し、自民、社会両党と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の朝鮮労働党が出した共同宣言に対して韓国などで不安が高まっていることについて「政府はもちろん、党として新しい事態に対応し、余分な不安や誤解を与えないようきちんと説明していく作業が必要だ」と述べ、近く党代表を韓国に説明役として派遣する考えを正式に表明した。

具体的な人選には言及しなかったが、加藤政調会長を念頭に置いての発言とみられる。

共同宣言に「戦後45年の償い」が盛り込まれた点については「10月1日以降に(訪朝団からの)詳しい中身を聞いたうえで、国内や国外関係の十分理解が得られるようにしていきたい」と語った。

小沢氏自身が10月10日に北朝鮮の平壌で開かれる朝鮮労働党創建45周年記念式典に出席する問題については、1日に先の自民党訪朝団長を務めた金丸元副総理から訪朝結果の説明を聞く際、日程などを具体的に詰める考えを示した。

共同宣言の具体化に関しては「政府間交渉が具体的に進展していくことを希望する。今後さらに話し合いを通じて両国関係が将来に向けより良いものになるよう側面からバックアップしたい」と述べた。《共同通信》

【自民党・小沢一郎幹事長】臨時国会12日にも召集

自民党の小沢幹事長は30日午前、和歌山市内での記者会見で、中東問題を主テーマとする臨時国会の召集、会期について「できる限り、国会の場で国連平和協力法の十分な議論をしてもらい国民の理解を得ながら、できるだけ成立を期すようにしたい」と述べ、10月12日にも召集する意向を示した。

これに関連して小沢氏は、国連平和協力隊の下での自衛隊派遣に民社党を除く野党各党が反対の意向を表明していることについて「国の今後の在り方も含めて考えていかねばならない。俗に言う与野党の根回しというイメージでの課題ではない」などと述べ、憲法九条の解釈論を含めた広範な論議が必要との認識を示した。《共同通信》

【中国】自衛隊の海外派遣に懸念

中国外務省スポークスマンは30日、日本政府が自衛隊の海外派遣を可能にする「国連平和協力法」(仮称)の制定を検討していることについて「慎重な対応を希望する」と述べ、中国としては反対する立場を明らかにした。

スポークスマンはその理由として「中国および一部のアジア諸国の人民は過去の不幸な歴史の記憶が鮮明であり、日本政府が自衛隊を国連平和協力部隊として海外に派遣しようと計画していることには懸念を抱かざるを得ない」と述べている。《共同通信》

【海部俊樹首相】子供のための世界首脳会議で演説

海部首相は30日昼、国連本部で開かれた「子供のための世界首脳会議」(子供サミット)の第一回会議で。教育問題について基調演説した。

この中で首相は、開発途上国の子供たちの人間らしい尊厳に満ちた生活実現に向け基礎教育の整備と児童の識字率の改善の重要性を協調し、その貢献策としてアジア・太平洋地域を対象にした「識字信託基金」をユネスコに設置することを表明した。《共同通信》




9月30日のできごと