平成266日目

平成元年9月30日(土)

1989/09/30

【元大関・朝潮】引退相撲

大相撲の人気力士だった元大関朝潮(高知県出身、高砂部屋)の引退、年寄「山響」襲名披露大相撲が30日、東京・両国国技館で行われた。

朝潮は近大相撲部出身。学生横綱、アマチュア横綱に2年連続で輝くなど、当時の学生相撲史上最多の16のタイトルを獲得した。

激しいスカウト合戦の末に高砂部屋入り。53年春場所に幕下最下位付け出しで初土俵を踏み、同年九州場所新入幕。58年春場所後に大関へ昇進。60年春場所には13勝2敗で初優勝した。

しかし、強敵を倒した翌日に下位相手に負けたりして優勝は1度だけ。ことし春場所途中に引退。大関在位は36場所(史上3位)だった。

断髪式では元阪神タイガースの掛布雅之氏ら三百余人がはさみを入れた。現役時代はいつも陽気で明るく、涙を見せたことがなかった“大ちゃん”だが、さすがに感極まって涙を流すシーンも見られた。《共同通信》




【NHK連続テレビ小説・青春家族】最終回

【東ドイツ】市民4300人が西独へ

西ドイツへの出国を求めて在チェコスロバキア、ポーランド西ドイツ大使館に逃げ込んでいた東ドイツ市民約4300人が東ドイツ政府の同意で西ドイツに出国できるようになり、9月30日夜から1日早朝にかけ、市民を移送する東ドイツ国鉄の特別列車がプラハとワルシャワを出発、プラハ組の第一陣は1日早朝に西ドイツ入りした。

ハンガリーが東ドイツ市民の西ドイツへの自由な出国を許可した後も続いていた西ドイツ大使館への「ろう城」はこれで一応解決することになった。

東ドイツ国営ADN通信は30日午後7時半、外務省スポークスマンの声明として「東ドイツ政府の関与しないところで起きた、プラハとワルシャワの西ドイツ大使館の異常事態に終止符を打つため、両大使館にとどまっている東ドイツ出身者を東ドイツ国鉄の列車により東ドイツ経由で西ドイツに追放することになった」と述べ、自国内通過を条件に出国を認めることを明らかにした。《共同通信》

【自民・奥田敬和国対委員長】「解散は年明け以降」

今後の政局の最大の焦点である衆院解散・総選挙は年明け以降に持ち越される可能性が高くなった。

30日、中国訪問中の奥田自民党国対委員長が、海部首相と小沢幹事長との間で年内解散回避の合意ができていることを明らかにしたほか、海部首相も同日までの講演や記者会見で早期解散を再三否定、平成2年度予算案の年内編成を強調している。《共同通信》

【海部俊樹首相】小選挙区制導入に意欲

海部首相と小沢幹事長ら自民党三役は30日午後、静岡県伊東市で開かれた自民党全国研修会でそれぞれ講演し、小選挙区制導入を柱とする抜本的な政治改革の必要性を強調した。

首相は自民党の政治改革大綱に沿った政治改革を海部内閣の最重要課題と位置付け、第八次選挙制度審議会(首相の諮問機関、小林与三次会長)に対し抜本的改正案を来年3月までに取りまとめるよう要請したが、首相が具体的に小選挙区制導入の意向を示したのは初めてだ。

小沢幹事長は、この抜本改革を「憲政100年の一大改革」と言明、また三塚政調会長、唐沢総務会長も小選挙区制導入の断行を訴えた。《共同通信》

【中国・李鵬首相】建国祝賀で演説

中国建国40周年を祝う国慶節前夜の30日、北京の人民大会堂で李鵬首相主催による祝賀夕食会が開かれた。日本の中島前大使をはじめとする各国外交官、模範労働者ら約3700人の出席者を前に李鵬首相は約30分にわたって演説した。

この中で首相は「反革命暴動平定」後、国際的にも国内的にも疑いや心配があるためだれもが関心を持つ問題に答えたいとして、改革・開放の継続など中国の政策に変更のないことを内外に向けて訴えたが、社会主義の道の堅持などの前提が付けられた保守派色の強い内容となった。《共同通信》




9月30日のできごと