平成611日目

平成2年9月10日(月)

1990/09/10

【中国・北京】韓国機が初の北京入り

22日から始まる北京アジア大会を取材する韓国の新聞記者ら約200人を乗せた大韓航空(KAL)チャーター機が10日昼前(日本時間同)、北京に到着した。韓国機が中国の首都に乗り入れたのは初めて。今後、選手団や応援観光客などを乗せたKALチャーター便が往復で約20便飛ぶ予定で、国交のない中韓の交流活発化を印象付けることになる。

昨年6月の天安門事件以後、中国は「社会主義路線の堅持」を掲げる朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との政治的関係を緊密化した。しかし、韓国との経済交流の強化は進んでおり、アジア大会を機にさらに発展する勢いをみせている。

中韓では貿易事務所の開設交渉も進められており、中国は「交流は民間レベルに限る」としているものの、こうした交流の積み重ねの政治的はね返りが注目される。

韓国機の中国乗り入れの例としては、昨年8月にアジア・ハンドボール選手権(北京)、自動車展示会(上海)の参加者ら計148人を乗せたKALチャーター便が上海に、今月4日には韓国人観光客を乗せたアシアナ航空機が天津に到着したことがある。

中国は公式には、依然として北朝鮮支持の姿勢を貫いているが、アジア大会に韓国企業が積極的に協力、市内に看板があふれているのに対し、北朝鮮の存在感は薄いのが現状だ。《共同通信》




【森高千里さん】シングル「雨」発売

【金丸信元副総理】北朝鮮訪問が正式決定

金丸元副総理は10日夕、小沢自民党幹事長、田辺社会党副委員長、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)から帰国した自民、社会両党先遣団メンバーと都内の料理屋で会談、24日から28日まで5日間の日程で北朝鮮を訪問することを正式に決定した。

金丸氏は会談後の記者会見で、北朝鮮に抑留されている第18富士山丸乗組員2人の釈放問題について「(北朝鮮の)法的手続きがあるので、できるだけ早く手続きを済ませることでこの問題は決着がついたと考える」と言明、同問題は7年ぶりに解決するとの見通しを明らかにした。《共同通信》

【海部俊樹首相】早くも暖房の省エネ呼び掛け

海部首相は10日、都内で講演した中で中東湾岸情勢に絡み「クーラーの温度を1度上げてください。これで石油96万キロリットル、日本の消費量の2日分が節約できます」と最近お決まりの省エネ・アピール。

「暖房を1度下げると150万キロリットル、3日分の節約。できれば2度下げてください。地球温暖化にもいい影響がでます」と新データも。首相の説明では、通産省から出向している秘書官の入れ知恵とかで「暖房の方が節約量が多いし、皆よく覚えてくれると思ってね」。まだまだ残暑厳しい折だが、首相の頭の方は早くも“衣替え”。《共同通信》

【海部俊樹首相】戦争回避と政治解決を

海部首相は10日午後、都内のホテルで講演し、ペルシャ湾岸危機打開に向けたヘルシンキでの米ソ首脳会談について、冷戦後初の国際紛争解決のための協調行動であるとの認識から「大きな意味がある」と高く評価すると同時に、共同声明で打ち出された「追加措置」の検討に入る前に「イラクは国際社会の大義に従った態度を見せてほしい」と呼び掛け、武力衝突の回避と政治的解決を訴えた。

首相はまた、既に提唱している「国連平和協力法」(仮称)を念頭に緊急事態に備えた法制面での整備の必要性を改めて強調し「今月中に骨子をまとめ、各党間の論議にゆだねたい」と言明、中東情勢をめぐる臨時国会の召集にも含みを持たせた。

首相は日朝関係改善に関連して朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)側が先の自民、社会両党訪朝団を通じて金丸訪朝団などの受け入れと第18富士山丸問題の解決に向け用意のあることを表明したことを「国交正常化のため少しでもできることは前進させようということだ」と評価。その上で「朝鮮半島統一のため半歩でも一歩でも前進することを期待しながら、今後の話し合いを見守っていく」と、金丸訪朝団に対する北朝鮮側の出方を注視していく姿勢を示した。

日ソ関係についても、シュワルナゼ・ソ連外相の来日をはじめとする最近のソ連側対応を「(従来から)変わった」と率直に認めた。同時に「安定的な関係を作っていくのが大事で、(来年4月の)ゴルバチョフ大統領の来日を大切にしたい」と述べ、大統領訪日を最重要視する姿勢を改めて強調した。《共同通信》

【大相撲秋場所2日目】横綱、大関陣は安泰

大相撲秋場所2日目(10日・両国国技館)横綱、大関陣は安泰。新横綱旭富士はうさい春日富士を間単に押し出して2連勝。初日に不覚を取った北勝海は琴富士を一方的に押し出した。小錦は豊ノ海を問題にせず寄り切り、北天佑はこの日も速攻で陣岳を料理。霧島は前日北勝海を破った新小結琴錦の突き、押しに手こずりながらも力強くつり出した。大関陣はいずれも土つかず。

関脇安芸ノ島は逆鉾に敗れて2連敗、再関脇寺尾は逆に2連勝。新入幕同士の対戦は曙が若花田を豪快に寄り倒して2連勝。若花田と十両の弟、貴花田はともに2連敗。《共同通信》




9月10日のできごと