平成535日目

平成2年6月26日(火)

1990/06/26

【ネルソン・マンデラ氏】米議会で演説

訪米中の南アフリカ黒人解放組織、アフリカ民族会議(ANC)のネルソン・マンデラ副議長は26日、米議会の上下両院合同本会議で演説し「ANCは絶対に国有化政策を採用しなければならないといった教条主義的な立場は採らない」と明言し、アパルトヘイト(人種隔離)体制が廃止された後の経済政策について、民間企業の役割と外国からの投資を重視する極めて柔軟な姿勢を打ち出した。

米国など西側諸国では、ANCの社会主義的路線に対する懸念が根強いが、マンデラ氏の発言はこれを打ち消して、援助と投資の確保を狙ったものとみられている。

マンデラ氏は「南ア経済の再建のためには、全南ア国民の必要を満たすことが可能となる力強い経済成長が必要だ」と述べ、さらに「民間部門は、われわれが目指す混合経済の成功にとって決定的に重要な成長と発展の機関車役を果たす」と続けた。

マンデラ氏はまた、内外からの対南ア投資の安全と投下資本に対する「正当な見返り」を保証すると語った。しかし、南アの状況を考慮すると、成長と平等を同時に達成するため、将来の民主的政府は経済にある程度介入せざるを得ないと説明し、理解を求めた。《共同通信》




【日教組】対決路線から転換

日教組(福田忠義委員長)の第72回定期大会が26日午前10時すぎから、4日間の日程で高知市の地場産業振興センターではじまった。

最初にあいさつに立った福田委員長は、政府、自民党との全面対決姿勢を転換、参加・提言・改革を重視していく方針を表明した。

大会は昨年秋に発足した連合への加盟に伴う共産党系反主流派(当時)の脱退・分裂後、初の定期大会で、現実路線を目指す日教組の今後の進路を方向付けるものとして関心を集めている。《共同通信》

【日米大学野球】日本、7度目の優勝

第19回日米大学野球選手権第3戦は26日、グリーンスタジアム神戸で行われ、日本が8−2で勝ち、2年ぶり7度目の優勝を飾った。日本が3連勝(5回戦制)で優勝を決めたのは大会史上初めて。日本開催では5連勝となり、通算成績は米国の12勝7敗。《共同通信》

【自民党・小沢一郎幹事長】海部首相の訪米日程を発表

小沢自民党幹事長は26日午前の総務会で、海部首相の先進国首脳会議(ヒューストン・サミット)出席のための訪米日程について、7月6日午後6時、特別機で羽田空港を出発、15日夜帰国する日程になったと発表した。

海部首相も同日、国会内で記者団に対し「ブッシュ大統領が(日米首脳会談を)8日にやろうといっていたのを、7日にゆっくりやろうと言ってきた」と述べ、米側から日程変更の申し入れがあったことを認めた。《共同通信》

【ドナルド・トランプ氏】債務不履行回避へ

資金難に陥っているニューヨークの不動産王ドナルド・トランプ氏の債権銀行団は26日、2000万ドルのつなぎ融資に応じることで合意に達し、同氏が経営するカジノ、トランプ・キャッスルの債権がデフォルト(債務不履行)になるのは避けられる見通しとなった。

銀行団はこれとは別に、トランプ氏の事業に対して6500万ドルの追加資金を提供することでもほぼ合意に達しているが、26日は同氏が発行したジャンク・ボンド(低格付け高利回り債券)の利払い期限に当たるため、銀行団の対応に関心が集まっていた。《共同通信》




6月26日のできごと