平成508日目
1990/05/30
この日のできごと(何の日)
【西武・鹿取義隆投手】10試合連続セーブ
西武の鹿取義隆投手(33)は30日のダイエー10回戦(西武)に九回から救援登板し、10試合連続セーブのプロ野球新記録を樹立した。
従来の記録は1983年に巨人・角三男投手(現日本ハム)がマークした「9」。鹿取は、救援勝利とセーブを合わせたセーブポイントも10で、86年のロッテ荘勝雄投手と並ぶパ・リークタイ記録(プロ野球記録は角ら3人の12)となった。
今季巨人から移籍した鹿取は、初登板となった4月14日のダイエー戦(平和台)でセーブを挙げて以来すべて救援に成功。この日を含め通算12回1/3を投げ1失点(防御率0.73)の好成績。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【民社党・永末英一前委員長】韓国と北朝鮮訪問を検討
民社党の永末前委員長は30日、国会内で記者会見し、「社会主義インター(議長・ブラント元西ドイツ首相)の軍縮委員会の会議が朝鮮半島の緊張緩和を主題に11月に日本で開かれるのを機に、同委員会のメンバーとして韓国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の訪問を検討していることを明らかにした。
この会議の日本開催は同インター副議長を務める永末氏がブラント氏と調整した結果、決まった。日本で開かれるのは二度目。また、ブラント氏が6月18日から三日間、日本を訪問、南北朝鮮の統一などをめくって同インター加盟の社会、民社両党首脳と意見交換する予定。《共同通信》
【政界メモ】
○…海部首相は30日、首相官邸で福田元首相から韓国での0Bサミット帰国報告を受けた。首相就任後、福田氏とのサシの会談は初めてというが、冒頭、福田氏は「総理は人まね、物まねの大家だ」と何やら意味ありげな軽いジャブ。
首相の方は、早速いすのひじ掛けをトントンとたたき、福田氏独特の癖で応じていたが、会談を終えての福田氏の感想は「あの人もよく勉強している。首相訪韓?そんな話もちょっと出たがもっと大きな21世紀、人類、宇宙の話だよ」。外交問題のご意見番を自認する“福田黄門”からみて海部外交、まずは合格点ということか。
◯…カイロで開かれていた社会主義インターから帰国したばかりの民社党の永末前委員長がこの日、国会内で記者会見。
これまで「亡命政党」だった東ドイツやチェコスロバキアの社民党がこの会議で復帰を認められたことなどを引き合いに「いよいよ民主社会主義の時代、出番が来たと自信をつけてきた」と意気軒高。ところが話はついつい「日本では社会民主主義か民主社会主義か、などと分かりにくい議論をしているが、言葉より中身だ」と、党名変更問題で揺れた民社党の内紛へのボヤキに。《共同通信》
【ルーマニア】M6.5の地震
30日午後、ルーマニア東部が震源地とみられるマグニチュード(M)6.5前後の大規後な地雲が発生した。警察当局などによると、首都ブカレストをはじめ全国で建物の一部が崩壊、下敷きになるなどして少なくとも7人が死亡、100人が負傷した。強い揺れはモスクワからイスタンブールまで全国に感じられており、被害の拡大が予想される。
地震があったのは、30日午後1時40分(日本時間同午後7時四40分)ごろ。ウィーン測候所の観測によると、震源地はブカレストの北東約150キロのブランチェア地方でマグニチュード6.4-6.5規模。ルーマニア国営テレビも、マグニチュード6.5と伝えているが、アテネーのギリシャ地学研究所の観測では、マグニチュード7.5を記録した。
ブカレストからの報道によると、市内のビルの一部が崩壊、コンクリート塊や屋根がわらが、戸外に飛び出した市民の上に落下した。警察当局によると、この下敷きになるなどしてブカレスト市内で2人が死亡、地方都市のブラショフなど全土で計7人が死亡、100人以上が負傷した。
ブカレスト中心部では、市民数千人がパニック状態で逃げまどい、交通は一時まひ状態となり、市内数カ所で小規模の火災が起きたという。《共同通信》
【ソ連・ゴルバチョフ大統領】ワシントン入り
ゴルバチョフ・ソ連大統領は・ブッシュ米大統領との二回目の首脳会談のため30日午後6時50分(日本時間31年前7時50分)、先の訪問地カナダ・オタワからライサ夫人らを伴い専用機でワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地に到着した。31日から三日間にわたるブッシュ大統領との首脳会談は、冷戦の終結を確認した昨年12月のマルタでの首脳会談に続くもので、新しい世界秩序の形成へ向けた米ソ協調の定着を目指す。
ベーカー米国務長官夫妻の出迎えを受けたゴルバチョフ大統領は、短い声明を読み上げ「ブッシュ大統領との会談では、戦略兵器削減に向けて最初の主要な一歩を踏み出すとの合意を形成するのが第一に重要な点である」と述べ、「今回の首脳会談の主眼が戦略兵器削減交渉(START)の基本合意達成にあることを強調した。《共同通信》