平成450日目

平成2年4月2日(月)

1990/04/02

【花博ウォーターライド転落事故】

4月2日のできごと(何の日) 花博ウォーターライド転落事故

2日正午すぎ、大阪・鶴見緑地で開かれている花の万博会場で。会場内の主要交通機関「ウオーターライド」が「街の駅」に止まっていたところ、運行中の別のウオーターライドが追突。追突したウオーターライドが脱線し、三隻編成のうち一隻が約7メートル下の地上に転落、一隻が宙つり状態となった。

大阪府警などに入った連絡によると女性乗客とコンパニオンら13人がけがをした。宙づりの一隻に1人が取り残されたが、間もなく救出された。花博での事故は初めて。

ウオーターライドは街のエリアと野原のエリアを結ぶ水路を航行する箱舟。地上7メートルの高架式で、大型ボート(三隻を連結した)編成が秒速1.5メートルで1分間隔で進む。途中で大花壇などを眺められると評判を呼んでいたが、3月中旬のプレズプレビューの際にも故障してストップした。

府警などの調べや乗客らの話によると、街の駅手前で三隻編成のウオーターライドが止まっていた。そこへ後部から別の三隻編成が近付いて追突、さらに後方から別の舟がぶつかり、玉突き追突した。真ん中の舟は連結器部分が宙に浮き、右にねじれるように二隻目が脱線し落ちたという。

落ちた舟では、コンパニオニンが乗客の方を向いて説明中で、前の舟に気付かず、最初に地面にたたきつけられた。その後、数人の乗客が次々落ちたという。《共同通信》


大阪・鶴見緑地で開かれている花の万博会場で、場内の高架式水上交通機関「ウオーターライド」が転落した事故で、大阪府警捜査一課は2日、守口署に捜査本部を設置、事故現場となった「街の駅」を中心に現場検証するなど本格的な原因究明に乗り出した。

捜査本部はこれまでの調べで、電気系統の故障によるライドの立ち往生がまず起き、その事故の連絡が電話が話し中で伝わらなかったことによって後続のライドをストップできず、追突、転落が発生したとの見方を強めており、安全管理に手落ちがあったとみて、関係者など数人から事情聴取を始めた。

また、負傷者は捜査本部の調べで、重傷3人、軽傷20人の計23人となった。花博協会は緊急対策本部(本部長・大塩洋一郎事務総長)を置き「安全が確認されるまで運行停止する」と発表した。

捜査本部の調べによると、同日正午すぎ、「街の駅」の乗船ホームで新たな乗客を乗せ、ライドを発車させようと係員がボタンを押したが作動しなかった。このため後続のライドが次々と駅内の水路に数珠つなぎに詰まった。《共同通信》



【石田法嗣さん】誕生日

【セ・リーグ】巨人に制裁金2000万

プロ野球は巨人・桑田真澄投手(22)の金品授受問題などで揺れに揺れているが、2日、巨人はこれに関連し、スポーツ用品メーカーから同様に金品を受けていた水野雄仁投手(24)にけん責と罰金100万円を科したほか、関係者計9人の処分を発表した。

これを受けセ・リーグの川島廣守会長が同日夜、東京・銀座のセ・リーグ事務所で巨人球団に対し、選手管理不備などの理由で、球界史上最高額の制裁金2000万円を科す、と発表した。

川島会長は厳しい表情で記者会見した。「巨人は訴訟問題を除き、水野投手などの処分で本件(桑田問題)を終結したいと報告してきた。しかし、プロ野球の権威が大きく傷つけられ、ファンの信頼を裏切ったことは否定できない」とし、巨人の「選手管理の不備、本件発生後の措置のまずさ」を挙げ、ファンの信頼にこたえるための措置として異例の額の制裁金を科した理由を説明した。《共同通信》

【政府、自民党】日米構造協議・中間報告政府案を決定

政府、自民党は2日夕、首相官邸で海部首相と小沢幹事長ら党4役による首脳会議を開き、日米構造協議の中間報告政府案を正式に決定した。ワシントンで同日夜(日本時間)から始まった日米構造協議第4回公式会合で米側に提示する。

政府案の内容は構造協議成功後に日米両国で同時発表するとして一切、明らかにされていない。しかし、これまでの政府、自民党の調整で、焦点の大規模小売店舗法(大店法)について大都市圏の適用除外を含む大幅な法改正の方針を示すほか、公共投資拡充でも分野別事業費の総額明示を約束するなど、思い切った対応策を盛り込むことが柱となっている。

政府案が了承されたことを受け海部首相は同日夕、ブッシュ米大統領と電話会談、政府案決定を伝えた。両首脳は構造協議中間報告で十分な成果が得られるよう双方が努力することで一致した。《共同通信》

【社会党・土井たか子委員長】政権協議の凍結認める

社会党の土井委員長は2日午前、党本部で開かれた都道府県本部代表者会議であいさつし「選挙の結果、国民連合政権を目指す野党間の協議は厳しい試練にさらされている」と述べ、連合政権協議が事実上凍結状態となったことを認めた。その上で、土井氏は「誠実に粘り強く可能性を追求していきたい」と今後も政権協議を継続させる意欲を示した。

土井氏は「政権担当能力のある政党へ脱皮するため、組織、財政などすべての分野でペレストロイカ(改革)を進める必要がある」と強調し、3日からの党大会では、こうした課題に対応するため挙党一致の体制をつくるよう、協力を求めた。さらに「国民の支持にこたえるためには尋常一様の気持ちや体制ではどうにもならない」と述べ、大会で大幅な執行部の入れ替えを行う意向を示唆した。《共同通信》

【日経平均終値】前週末比1978円38銭安

低迷を続けている東京株式市場は名実ともに新年度相場入りした2日、円が一時160円台に突入したことや「生命保険会社が株式を大量売却する」との情報が一部で流れたことなどを嫌気して全面安となり、終値の平均株価(225種)は前週末に比ベ1978円38銭安の2万8002円07銭と急落、ことし最安値を記録した。この下げ幅は1987年11月のブラックマンデー(世界的株価大暴落)に次ぐ史上二番目。平均株価はことしに入って1万0913円80銭下落、また下落率は28.0%に違した。

前場引け後になって、第一生命保険が「株式運用は今後一も積極的に取り組み、株の買い増しを続ける」と会見して説明したことなどから、午後には一時買い戻される場面も見られたが、大引けにかけて下げ足を速めた。

市場関係者によると、機関投資家や法人の売りに加え、信用買いをしてきた個人投資一部のが見切り売りをしてきた、という。《共同通信》

【海部俊樹首相】モンゴル議長と会談

来日中のリンチン・モンゴル人民大会議長が2日午後、首相官邸に海部首相を訪ね会談した。

この中でリンチン議長は、モンゴルの民主化やソドノム前首相からゴンガドルジ首相への交代などの関連で「この1カ月で(モンゴルに)大きな変化が起きたが、日本との関係は発展すると確信する。対日政策に何の変化もない」と述べ、新体制下での両国関係の発展に強い期待を表明、さらに先に来日したソドノム前首相と海部首相が合意した経済協力について「両首相の合意が必ず実現されていくと確信する」と述べた。

これに対し海部首相は引き続き経済協力を強化していく姿勢を示した。《共同通信》



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