平成425日目

平成2年3月8日(木)

1990/03/08

【JR東海】次世代新幹線300系を報道陣に公開

最高時速270キロ、東京ー新大阪間2時間半を目指す東海道新幹線の次世代車両「スーパーひかり」がこのほど完成し、JR東海は8日、東京都品川区の東京第二車両所で報道関係社などに公開した。

「スーパーひかり」は2階建ての100系車両に続く300系で、同社はリニア中央新幹線までの主力、と位置付けている。最大の目標は大幅なスピードアップ。そのためにアルミ軽合金製車体を採用し重量は従来の25%減、車高も40センチ低くして空気抵抗を抑えた。《共同通信》




【トヨタ・セラ】発売

3月8日のできごと(何の日)
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【海部俊樹首相】構造協議を最重点に

国会は8日午前10時から衆院予算委員会で平成元年度補正予算案の審議を始め、消費税を軸とする本格的な論戦に入った。

質問の一番手には自民党の近藤鉄雄氏とこの関連で原田昇左右氏が立ち、先の海部首相とブッシュ米大統領との日米首脳会談や、当面日米間で最大の懸案となっている構造協議問題などについて海部首相ら政府側の見解をただした。

答弁の中で首相は、構造協議について「経済の最重点課題として解決に向かって努力していく」と述べ、同問題の解決に強い決意を表明した。また消費税の見直し問題では、国会での与野党議の重要性を強調した。

首相は最近の日米関係について「経済の関係によって揺らぐようなことがあってはならない。具体的な問題より(米側に)全体的にいらだちに近いものがある」と指摘するとともに、構造協議問題が経済問題だけにとどまらず、日米関係全体に大きな影響を与えかねないとの強い危機を表明した。

その上で首相は「日米関係がゆがんだり良くない方向になることは断じてならない」と強調、「できるものとできないものを仕分けしながら、互いの話し合いができるよう真剣に取り組みたい」と述べ、構造協議問題の解決に全力を挙げる考えを表明した。《共同通信》

【政界メモ】第二派閥浮上に相好崩す

○…8日の自民党宮沢派総会で、林義郎元厚相の同派入りが正式に了承された。あいさつに立った林氏は「今回、宏池会(宮沢派)に入ることになった。一兵卒の気持ちで始める。宮沢総理・総裁実現のため、一生懸命にやる」と“決意表明”。これを受けて宮沢会長(元蔵相)は「林さんは、人格、識見とも立派な方。前回の自民党総裁選では、「開かれた自民党を目指して立候補された立派な方」と、立派を連発してのエールを送ることしきり。

林氏の加入で同派は衆院で安倍派を上回り、第二派閥に浮上したが、粕谷同派事務総長は「別に膨張政策を取っているわけではないが、自然に増えますな」と相好を崩しっ放し。

○…この日、社会党の大出国対委員長が記者会見し、自民党が補正予算と関連法案を一括処理するという強い方針を打ち出したことについて「関連法案は、つまらん焦り方をせずに(平成二年度)本予算の総括審議をやってからでいい」。さらに補正予算の計上要件を定めた財政法29条の解釈を説明した上で「新たな(芸術文化振興)基金を補正予算でやる(計上する)など、ばかげたことだ」と、対決姿勢をむき出しに。

自民党内には先の総選挙をきっかけに「社会党が現実的な対応をしてくるのではないか」という期待感があるが、こうした期待もどこへやら、大出氏の怒りはエスカレートする一方。《共同通信》

【西独・コール首相】NATO訪問

西ドイツのコール首相は8日、ブリュッセルの北大西洋条約機構(NAT0)本部にウェルナー事務総長を訪れ、統一ドイツとNATOとの関係などについて話し合った。

会談の中心議題は統一ドイツの軍事的地位の問題。来週開かれる米、英、フランス、ソ連の戦勝四大国と東西両ドイツの六カ国協議でも大きな焦点となるとみられ、この日のコール・ウェルナー会談は、統一ドイツのNATO加盟方針を再確認し、六カ国協議への対応に一ついて意見交換する場といえる。

統一ドイツの軍事的地位については、ゲンシャー西ドイツ外相が統一ドイツはNAT0に加盟するが、現東ドイツ地域にはNATO軍を配備しないと提案、NATO加盟国も大筋でこの案を支持している。

しかしソ連は統一ドイツの中立化を主張、ゴルバチョフ・ソ連最高会議議長は6日のテレビ・インタビューで「統一ドイツのNATO加盟に同意することはできない。その余地は全くない」と、ゲンシャー提案に改めて反対を表明した。

コール首相は会談後、加盟国の常駐代表(大使)と会い、総選挙前の東ドイツ情勢や統一についての西ドイツの考え方を説明する。最近、イタリア、オランダなど一部加盟国の間に「蚊帳の外に置かれるのではないか」との懸念が強まっているため、コール首相は今後、加盟国と密接な連絡をとることを約束し、理解を求めるとみられる。《共同通信》




3月8日のできごと