平成389日目

平成2年1月31日(水)

1990/01/31

【米・ブッシュ大統領】一般教書演説

ブッシュ米大統領は31日午後9時(日本時間1日午前11時)すぎから、上下両院合同本会議で就任後初めての一般教書演説をし、東欧の変革により世界は「自由の大義」という米国民の長年の希望を満たす方向に動きつつあり、米国は「民主主義の前進を確実なものとする」ためさらにその指導力を発揮する必要があると訴えた。

また内政面では米国の長期的な競争力の強化を目指し、教育などへの投資の必要性を訴え、環境問題、住宅、麻薬・犯罪対策に取り組む姿勢を強調した。

大統領はこの演説の中で、欧州通常戦力交渉(CFE)をさらに前進させる時が来たとし、中欧および東欧での米ソ双方の駐留軍を19万5000人にまで削減するという新たな提案を発表した。

また、東欧の民主化支援、ソ連の改革支援の方向を改めて確認、ソ連と「新しい関係を築く時が来た」と述べた。また演説冒頭に昨年末のパナマ侵攻作戦後、依然一部が駐留を続けている当時の派遣部隊を2月末までに全面撤退させる方針を明らかにした。《共同通信》




【皇太子さま】独立へ

皇太子さまが天皇ご一家から別居、独立されるのに伴い、新居となる東京・元赤坂の赤坂御用地内の赤坂東邸横に、補佐役の東宮職スタッフが入る付属棟が31日完成、落成式が行われた。

赤坂東邸の整備も済み、独立準備はすっかり整ったが、皇太子さまが実際に東邸に移られるのは2月下旬の見込み。2月23日にはご自身の結婚希望年齢とされた30歳の誕生日を迎えられることもあり、独立と同時にお妃選びにも拍車が掛かりそうだ。

東邸は皇太子さまの入居と同時に「東宮仮御所」と名称を変える。

完成した付属棟は鉄骨プレハブ二階建て。延べ面積約775平方メートルで、東邸とは鉄骨平屋建ての渡り廊下でつながれる。建設費は約1億3600万円。ここに東宮大夫、東宮侍従長以下約30人の東宮職スタッフが入り、皇太子さまを補佐する。赤坂御所からの荷物の運び出しは2月初めから始まる。《共同通信》

【社会党・土井たか子委員長】消費税再見直し論を批判

土井社会党委員長は31日、三重県伊勢市内で記者会見し、自民党実力者の相次ぐ消費税見直し論について「選挙目当てだ。再見直ししても欠陥は是正されない」と厳しく批判した。土井氏は(1)再見直しをどういう中身でやるのか明らかにしないとまたごまかしになる(2)再見直し案発言も消費税存続のための手段ーと決めつけ、消費税廃止か存続かの選択を国民に訴えると強調した。

また、土井氏は政府広報で海部首相の東欧訪問を取り上げていることに対し、「財源は国民の税金だ。党首が正々堂々と討論するのはフェアでなければならない」と述べ、批判した。《共同通信》

【海部俊樹首相】金丸元副総理らと会談

海部俊樹
https://www.kantei.go.jp/

総選挙後の焦点となっている海部首相の続投問題について、2月18日投票の衆院選で自民党が過半数の議席を確保すれば、首相が引き続き政権を担当することで党内の体勢は固まった。

これは海部首相が31日午後、自民党各派領袖回りの第一弾として竹下派会長の金丸元副総理、安倍派会長の安倍元幹事長とそれぞれ個別に会談した結果や、竹下元首相と金丸氏の会談など実力者間で大筋認識が一致したためだ。《共同通信》

【故・佐伯勇氏】野球殿堂入り

野球体育博物館の第29回特別表彰委員会は31日、東京都文京区の同博物館で開かれ、表彰委員14人(委任1)による投票の結果、プロ野球近鉄球団の前オーナー、故佐伯勇氏の野球殿堂入りを決めた。特別表彰者はこれで65人となり、競技者表彰35人を含め殿堂入りは計100人となった。

今年の殿堂入りは1月24日に決まった競技者表彰の真田重蔵、張本勲両氏を合わせて3人。表彰式は7月24日のオールスターゲーム第1戦(横浜)の試合前に行われ、レリーフと功労表彰金百万円が贈られる。

表彰委員の推薦で候補者となったのは当選した故佐伯氏のほか、元全国高等学校野球連盟会長の故中沢良夫氏ら10人。第一回投票では当選に必要とする11票(投票数の4分の3)の獲得者がなく、さらに上位4人に絞って第二回投票を行い、故佐伯氏が13票を得た。

故佐伯氏は近鉄球団が発足した1950年に同球団のオーナーに就任。昨年10月に亡くなるまで40年近く球団オーナーとして球団経営に情熱を注ぐ一方で、パ・リーグの発展にも大きな功績を残した。《共同通信》

【運輸省】JR七尾線の電化を認可

運輸省は31日、JR西日本から申請されていたJR七尾線の津幡―和倉温泉間59.5キロの電化工事を認可した。民営化後、JR西日本管内では初の認可となり、今年度中にも着工し、石川国体前の来年9月開業を目指して電化事業が本格的にスタートする。

この日はJR西日本から第三セクター・のと鉄道への一部区間への経営移管に伴う和倉温泉ー輪島間48.4
キロを対象とした鉄道事業免許(第三種)と、のと鉄道がJR西日本の路線を使用する七尾ー輪島間53.5キロにかかわる鉄道事業免許(第二種)も交付された。《北國新聞》




1月31日のできごと