平成310日目

平成元年11月13日(月)

1989/11/13

【ダイエー・香川伸行捕手】現役引退

“ドカベン”の愛称で人気のあった福岡ダイエーホークスの香川伸行捕手(27)=大阪・浪商高(当時)=の現役引退が13日、正式に決まった。

香川は牛島和彦(ロッテ)とバッテリーを組んだ1979年の選抜高校野球で準優勝と活躍。80年にドラフト2位で前身の南海に入団、ユニークなキャラクターと長打力で人気を集めた。

だが100キロを超す肥満が災いして、不振のシーズンが続いた。田淵新監督のチームづくりで戦力外と判断され、10年間のプロ生活にピリオドを打った。引退後は地元放送局の解説者となる予定。《共同通信》




【正力松太郎賞】巨人・藤田元司巨人監督

プロ野球の発展に寄与した監督、選手らに贈られる「正力松太郎賞」の第13回選考委員会が13日、都内のホテルで開かれ、巨人を8年ぶりの日本一に導いた藤田元司監督(58)を満場一致で選出した。

藤田監督は81年に次いで2度目の受賞で、同賞に2度選出されるのは78、82年の広岡達朗氏(野球評論家)に続いて2人目。表彰式は11月25日に行われ、金メダルと副賞500万円が贈られる。《共同通信》

【島根医大】国内初の生体肝移植手術を実施

島根医科大は13日午前、難病の肝臓病である先天性胆道閉鎖症の1歳男児に父親の肝臓の一部を移植する生体部分肝移植手術を始めた。同日午後に男児の肝臓の癒着部分のはく離を終え、夕刻から父親の肝臓の一部摘出、14日午前0時35分ごろまでかかって男児への移植手術を行った。同医大によると、赤ちゃんの容体は安定しており手術は一応成功した。《共同通信》

【鄧小平氏】「完全引退」を表明

中国の鄧小平・前党中央軍事委主席は13日午前、人民大会堂で日中経済協会訪中団一行と会見し、冒頭「この機会を利用して、私の政治生活に正式に別れを告げたい」と“完全引退”の意向を表明し、今後は外国からの賓客と一切会わないと述べた。

訪中団の斎藤英四郎最高顧問(経団連会長)らを迎え入れた鄧氏は「長年にわたり駐日友好協力で多くの仕事をされたことに感謝する」と述べた後、完全引退の意向を強調。

「あなた方は、私が最後に会う最も大切な客である。引退した以上は本当に退かなければならない。新しい指導者に困難を与えるべきではない」と語った。《共同通信》

【東ドイツ】ハンス・モドロウ氏を首相に選出

東ドイツ人民議会は13日夜、改革派のハンス・モドロウ社会主義統一党政治局員(61)を閣僚評議会議長(首相)に選出、モドロウ新首相は17日から2日間の日程で招集された次期人民議会本会議で、新閣僚名簿を発表し、施政方針演説を行う。《共同通信》

【欧州共同体】18日に緊急首脳会議

ミッテラン・フランス大統領は13日、東ドイツによるベルリンの壁開放など急展開する東欧情勢への西側諸国の対応策を検討するため、今週末の18日、パリのエリゼ宮で欧州共同体(EC)緊急首脳会議を開くと発表した。加盟12カ国にドロールEC委員長が加わり、夕食を共にしながらの協議となろう。

ポーランド、ハンガリーに次いで東ドイツでも共産政権が大きく動揺、急テンポに自由化、民主化改革の動きが進むなかで、EC首脳が一堂に会し東欧情勢を集中討議するのは今回が初めてとなる。《共同通信》

【海部俊樹首相】ソ連・ヤコブレフ共産党政治局員と会談

ソ連最高会議代表団のヤコブレフ政治局員は13日午後、首相官邸に海部首相を表敬訪問し、約40分間会談した。この中で首相は、日ソ両国間に「永続的な信頼関係を深めたい」と関係改善を望む意向を表明するとともに「たった1つの問題点に解決をみつけていくなら、多面的交流も広範に進む」と述べ、領土返還問題の解決を強く求めた。

これに対しヤコブレフ氏は「関係改善のあらゆる道にトライしたい」としながらも「一つの側面にだけ集中しないで、すべての側面を一緒に前進させたい」と経済や安全保障などの多面的な関係改善を図る中で、領土問題を含む平和条約交渉の前進を目指す立場を強調するにとどまった。《共同通信》




11月13日のできごと