平成281日目

平成元年10月15日(日)

1989/10/15

【世界柔道男子無差別級】小川直也選手が2連覇

世界柔道選手権最終日は15日、ベオグラードのピオニール・ホールで男女3階級を行い、男子無差別級で日本のエース小川直也(明大)が二連覇、2階級制覇の快挙を達成した。男子60キロ級の越野忠則(東洋水産)は惜しくも銀メダル、女子無差別級の田辺陽子(ミキハウス)は銅メダルだった。《共同通信》

5、4、3…。スタンドの日本選手団が叫ぶ。栄光へのカウントダウンが始まった。そして「プー」という試合終了のブザー。史上二人目の2階級制覇をやってのけた小川直也五段(21)=(明大4年)=は「ああ、終わった」と安どの息をはいた。そして193センチの巨体をくるりと一回転させ、まず日本ベンチに向かって大きなコブシを突き上げた。さらにもう一回、二回、今度は両手でガッツポーズ。じわっとあふれ出る喜びを体で表現した。

世界柔道選手権最終日の男子無差別級で小川が初日の95キロ超級に続く金メダルを獲得。あの山下泰裕六段(現東海大教員、日本男子コーチ)以来の世界選手権史上二人目の2階級優勝を達成した瞬間だった。

表彰式では小川にとって今大会二回目の「君が代」が流れた。いつもは時間の都合で曲の途中で終わる国歌も、この時はちゃんと最後まで演奏された。明大の先輩でもある神永昭夫・日本選手団長は「きっと小川の快挙を祝って、サービスをしたんだ」と周囲を笑わせた。《共同通信》




【自民党・小沢一郎幹事長】年末解散に含み

自民党の小沢幹事長は15日、福岡市内のホテルで開かれた同党九州ブロック懇談会で、衆院解散のめどについて「少なくとも予算編成をしてから、というのが当然だ」と述べ、解散は平成2年度予算編成後との見通しを明らかにした。同時に小沢氏は「消費税見直しの姿をきちんとしてから総選挙をやりたい」と強調した。

政府、自民党は消費税見直し案を12月中旬にまとめ、年末の平成2年度予算編成に盛り込む方針で作業に入っており、小沢氏の発言は年末ギリギリの解散に含みを残したものだ。

小沢氏はまた、パチンコ業界からの献金問題に関連し「朝鮮総連(在日本朝鮮人総連合会)から社会党が献金を受けているということになれば、これは政治資金(規制法)以上に問題だ」と指摘。事実関係が明白になれば、国会審議の中で真相を究明すべきだとの見解を発表した。同時に、この件で自民党議員は問題はないとの認識を示した。《共同通信》

【自民党・小沢一郎幹事長】来年秋をめどに選挙制度改革を

自民党の小沢幹事長は15日、福岡市のホテルで開かれた同党九州ブロック懇談会とその後の記者会見で、小選挙区の導入を柱とした選挙制度の改革を来年秋の国会開設100年をめどに具体化させたいとの意向を表明。

「これは内閣の命運をかけるくらいでないとできない。首相にも話をしなければならない」と述べ、近く海部首相と対応を協議することを明らかにした。《共同通信》




10月15日のできごと