平成273日目

平成元年10月7日(土)

1989/10/07

【東ドイツ・ベルリン】民主化要求デモ

厳戒態勢の中での東ドイツ建国40周年記念式典が終了した7日夕から夜にかけ、首都ベルリンの中心部で数千人規模の民主化要求デモがあり、参加者の多数が拘束された。5日から始まった建国記念行事の期間中、地方都市でのデモは伝えられていたが、ベルリンでの街頭デモはこれが初めて。

目撃者の話によると、午後4時すぎから中心部のアレクサンダー広場に数百人が自然発生的に集まり、民主化や改革要求の声を上げた。

その後、数千人に膨れ上がり、建国記念行事の最後を締めくくる外国代表団に対するレセプションが行われていた共和国宮殿に向かって行進を開始。「ゴルビー、ゴルビー」とゴルバチョフ・ソ連最高会議議長の名前を連呼、「インターナショナル」「勝利をわれらに」などを歌って気勢を上げた。

午後5時半すぎ、警官隊と私服の警備隊が排除活動を始めると、そのまま市内にあるゲッセマネ教会に向かって移動し、教会付近で深夜まで集会を続けた。《共同通信》




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【中国、ラオス】関係修復

中国の鄧小平中央軍事委主席は7日、ラオスのカイソン首相兼人民革命党書記長と会談した際、「中国はソ連ともラオスとも関係正常化を果たし、ベトナムだけが取り残されている」と語り、1979年の中越戦争以来冷却していた親ベトナムのラオスとの関係が全面修復したことを確認した。

カイソン首相は5日から北京入りし、6日の李鵬首相との会談では李首相のラオス訪問で合意、7日は楊尚昆国家主席、江沢民共産党総書記とも会談し、政府・党両レベルでの関係正常化を果たした。《共同通信》

【中日・鈴木孝政投手】現役引退を表明

中日の鈴木孝政投手(35)は7日、ナゴヤ球場で記者会見し、体力的な限界から今季限りで現役を引退することを明らかにした。

同投手は1973年、ドラフト1位で千葉・成東高から中日入りし、快速球を武器に抑えの切り札として活躍、75年から3年連続でセ・リーグの最多セーブをマーク、75、76年には最優秀救援投手に輝いた。

鈴木孝政投手「後半戦になって徐々に(引退を)考え始め、だんだん意思を固めました。相手はごまかせても、ボールはごまかせませんでした。親にもらった体と、神様にもらった素質だけでやれることはやったと確信しています」

星野監督「まだまだできるし、戦力になると思う。しかし決断するまでに悩んだことだろうし、決めた以上は気持ちよく送り出してやりたい」《共同通信》

【自民・小沢一郎幹事長】解散を否定

自民党の小沢幹事長は7日、党主催のブロック懇談会出席のため訪れた仙台市内のホテルで記者会見し、野党の提出している消費税廃止法案への対応について「疑問のある点を聞いた上でもう聞くことがないとあれば民主主義なのだから(参院で)採決し可決されれば衆院に回るのは当然だ。その際は衆院で審議を拒む理由はない」と述べ、今国会中に参院で廃止法案が採決される事態になっても解散は考えず徹底審議するとの考えを明らかにした。

消費税廃止法案の採決については自民党内に「一院とはいえ可決されるのは重大だ」として、採決前の衆院解散を促す声も残っているが、小沢氏はこれを否定、当面は参院での徹底審議に全力を挙げる姿勢を示したものだ。《共同通信》




10月7日のできごと