平成267日目

平成元年10月1日(日)

1989/10/01

【東ドイツ】市民6000人、西独へ

西ドイツへの出国を求め、在チェコスロバキア、在ポーランド西ドイツ大使館に逃げ込んでいた飛騨市ドイツ市民約6000人に大使、東ドイツ政府が出国を許可、少なくとも6000人の市民が1日朝から移送のための東ドイツ国鉄の特別列車で、続々と西ドイツに到着した。

ハンガリーが東ドイツ市民の西ドイツへの自由な出国を認めた後も続いていた大使館ろう城は、これで一応解決することになった。

今回の出国許可でハンガリーからの出国と合わせた東欧圏からの脱出は、1日までに3万人を超えることになった。

東ドイツ国営ADN通信は30日夜、外務省スポークスマンの声明として「プラハとワルシャワの西ドイツ大使館に、不法にとどまっている東ドイツ出身者を、東ドイツ国鉄で東ドイツ領内を通過して、西ドイツに追放する」と伝えた。

ハンガリーに一方的な出国許可と異なり、東ドイツ政府自身の決定により「1回限りの人道的措置である」と強調している。《共同通信》

【プラハ、ワルシャワ】西独大使館に東独市民が殺到

プラハとワルシャワの西ドイツ大使館にろう城していた約6300人の東ドイツ市民が西ドイツに到着した1日午後、合わせて300人前後の東ドイツ市民が西ドイツへの出国を求めて再び両大使館に逃げ込んだ。

西ドイツ政府は大使館への自由な出入りの保証を地元当局に求めており、今後も駆け込みが続くことが予想され、東ドイツ市民の出国問題は泥沼化する様相も見せている。《共同通信》




【永井真理子さん】シングル「ミラクル・ガール」発売

【中国】厳戒下で国慶節

中国は1日、故毛沢東主席が天安門楼上から「中華人民共和国」の成立を宣言してから40周年の国慶節を迎えた。しかし、胡耀邦総書記、趙紫陽首相(いずれも当時)体制の35周年が改革・開放の熱気あふれる国慶節だったのと比べ、今回は北京市に厳戒礼が敷かれたままで、市内にはふだんより厳しい警戒体制がとられ、軍用トラック、兵士の姿ばかりが目立つ不気味な国慶節となった。

党機関紙人民日報など各紙はこの日、国慶節に当たっての社説、論評を発表したが、いずれも社会主義の堅持、愛国心高揚の必要性を強調するばかりの重苦しい内容で「中華振興」実現のための国民のエネルギー結集に党が苦慮しているのではないか、との印象を与えた。午後7時からは労働者、農民、兵士、学生12万人を動員してのダンス、花火大会が天安門広場で催される。

しかし、天安門広場への入場は依然制限されたままで、市民が自由に参加することはできず、日本からは公使が出席したものの、米、英、フランスなど対中制裁に積極的な西側諸国外交官は欠席、異常な40周年国慶節となった。《共同通信》

【参院茨城補選】自民・野村五男氏が初当選

岩上二郎氏(自民)の死去に伴う参院茨城選挙区補欠選挙は1日投票、即日開票の結果、自民党公認で新人の前県議、野村五男氏(47)が社会党公認の元茨城県教組夫人部長、細金志づ江氏(63)と共産党公認の党県書記長、山田節夫氏(41)の2新人を破り当選した。

野村氏は早々と他候補をリード。最終的には細金氏に約7万3000票の大差をつけて当選を決めた。任期は平成4年7月まで。

海部政権発足後初の国政選挙で、衆院解散・総選挙の行方を占うものとして全国的に注目を集めたが、7月の参院選以降の自民後退、社民躍進ムードにひとまず歯止めが掛かった。

消費税問題を含む政策論議が争点となっただけに、開会中の臨時国会における消費税存廃論議や総選挙の時期など今後の政局に大きな影響を与えそうだ。《共同通信》




10月1日のできごと