平成252日目

平成元年9月16日(土)

1989/09/16

【鄧小平氏】健在ぶりを誇示

一部に重病、重体説が流れていた中国の最高実力者、鄧小平中央軍事委主席(85)は16日、北京の人民大会堂でT.D.リー米コロンビア大教授と会見、約3ヶ月ぶりに元気な姿を見せ、健在ぶりを誇示した。

鄧氏は中国の現在の情勢は安定しているとし、この十年来の改革・開放の中で制定した政策は変わることはなく、近代化建設と開放政策はさらに進められようと述べ、改革・開放政策の不変性を強調した。

また、民主化運動の「動乱」の経験を経た結果、新指導部は経済建設を中心とし、改革・開放政策と、党の指導など4つの原則を基本とするという「1つの中心、2つの基本」を一層堅持するとし、社会主義、共産党の指導の重要性を強調した。《共同通信》




【全日本テニス】谷澤英彦選手が史上最年少V

テニスの第64回IBM全日本選手権最終日は16日、東京・有明コロシアムで男子シングルス決勝が行われ、神奈川・相模工大付高3年の谷澤英彦(SSC=湘南スポーツセンター)が第2シードの福井烈(ブリヂストン)を6−4、6−3、6−3で破り初優勝した。

17歳の谷澤は、大会史上最年少の男子シングルス優勝者となった。

ノーシードから勝ち進んだ谷澤は要所で持ち前の強いサーブを決め、ベテラン福井にストレート勝ちした。《共同通信》

【海部俊樹首相】公邸に引っ越し

海部首相は16日午後、幸世夫人、愛犬「ネネ」とともに東京・三番町の自宅マンションから、首相官邸隣の首相公邸に引っ越した。公邸住まいは佐藤、三木、中曽根、宇野の各首相に続いて戦後5人目。当初「単身赴任」も検討したが、健康管理や来客も多いことから、夫婦そろっての公邸入りとなった。

首相は「心を新たに、今後の臨時国会などやらねばならないことがいっぱいあるし、全力投球したい」と“職住接近”の環境の下で意欲をみせていた。

この日、午後1時すぎ、公邸入りした首相は、早速、外務省の遠藤国連局長、自民党の大木国際局長を相次いで呼び、勉強会。この後、秘書官や記者団を招き、引っ越しそばを振る舞いながら小パーティーを催し、中庭でブッシュ米大統領と訪米中に興じたという「馬蹄投げ」を披露した。

外遊から帰国(10日)後の首相は、12日間も日本を離れていたとあって、超過密スケジュール。特に山中貞則自民党税調会長の辞任や、13日にスタートした参院茨城選挙区補欠選挙の候補者一本化といった難題に対し、首相自らが本人と直接会い、1時間余りにわたり説得するなど神経を使う「外遊疲れをいやす間もない」(首相周辺)日々が続いた。《共同通信》




9月16日のできごと