平成242日目

平成元年9月6日(水)

1989/09/06

【社会党・土井たか子委員長】安保「一方的に破棄できず

社会党の土井委員長とアマコスト駐日米大使が6日ゆう、東京・赤坂の米大使公邸で会談、日米関係を中心に約1時間意見交換した。

この中で土井氏は、野党の連合政権協議の焦点となっている日米安保条約について「一方的に破棄できる問題ではない。米国が駄目だと言えば、(廃棄の)交渉は成立しない」と述べ、外交交渉による合意が廃棄の前提であるとの考えを表明した。

土井氏は記者会見などでこうした立場を既に明らかにしているが、米当局者に直接説明したのは、野党連合政権構想に対する米側の警戒心を解消したい意図からとみられる。ただ、土井氏は同時に「社会党の(安保政策の)立場は変わらない」とも述べ、安保条約の解消・日米平和友好条約の締結を目指す党の基本政策には何ら変更がないことも言明した。《共同通信》




【社会党・土井たか子委員長】次期衆院選は「政権交代問う選挙」

社会党と来日中の社会主義女性インター執行委員会のアニータ・グラディン議長ら女性政治家7人との懇親会が6日、社会党本部で開かれ、日本の国内政局、社会党の基本政策などを中心に活発な意見交換をした。

この中で土井委員長は、次期衆院選について「自民党政権の存続を許すのか、国民連合政権をつくるのか、政権交代を問う選挙になる」との認識を表明した。《共同通信》

【自民党・三塚博政調会長】ピンチヒッターの心境

自民党の三塚政調会長は6日、東京・有楽町の外国特派員協会に初めて招かれ講演した。特派員の厳しい質問にも堂々たる受け答えぶりで本人もすっかりご満悦。自己紹介では「外相の在任期間は69日間で、記録的ショートタイムだった」と切り出し「外務省から留任コールもあり、自分としては残りたかった」と本音もちらり。

しかし現在の心境については「愛する自民党がピンチを迎え、ピンチヒッターとしてバッターボックスに入っている気持ちだ。ホームランは打てなくてもヒットぐらいは打たねばならない」と意欲満々。鈴付け役、三塚氏の悩みの種となっている山中税制調査会長の交代問題もこの日ばかりは忘れたよう。《共同通信》

【連続幼女誘拐殺人事件】西多摩郡の山中に幼女の遺体

幼女連続誘拐殺人事件の印刷業手伝い宮崎勤被告(27)=Aちゃん事件で起訴済み=が誘拐、殺人を自供した埼玉県飯能市、市立原市場小1年、Bちゃん=当時(7つ)=事件で、警視庁と埼玉県警の合同捜査本部は6日朝から東京都西多摩郡五日市町の小峰峠近くの山中に宮崎被告を同行、Bちゃんの遺体を捜索した結果、宮崎被告の供述通り東京電力新多摩変電所裏の山中で子供の白骨化した遺体、衣類、靴を発見した。

捜査本部は衣類などがら遺体をBちゃんと断定、両親も確認した。警視庁は同日、Bちゃん事件を警察庁指定117号事件に追加指定した。

Bちゃんの遺体発見で、昨年8月から埼玉、東京で相次いだ4件の幼女連続誘拐殺人、失踪事件は、すべて宮崎被告の犯行であることが裏付けられた。《共同通信》




9月6日のできごと