平成238日目

平成元年9月2日(土)

1989/09/02

【海部俊樹首相】

ブッシュ米大統領との首脳会談を終えた海部首相は2日午前、ワシントン市内のホテルで記者会見し、会談の成果や今後の対応策について見解を表明した。

この中で、米側が貿易不均衡是正について期限を切って成果を求めていることについて、首相は「直ちに来春までにどうする、こうするとは言えない。どこに問題点があるか誠意を持って話し合いたい」と述べ、日米構造協議の成果を得ることに期限をつけることには強く難色を示した。

防衛分野については首相は「日米安保体制としては全体として良好な関係で運営されている。今後も相応の協力はできるだけやっていきたい」として、引き続き責任分担(バードン・シェアリング)に前向きに取り組む姿勢を示した。《共同通信》




【海部俊樹首相】ボストン入り

訪米中の海部首相はワシントンでの日程を終え、2日午後、ボストン入りした。現職首相がボストンを訪れるのは今回が初めて。

宿舎のホテルにライシャワー・ハーバード大名誉教授(元駐日大使)らボストン在住の学術関係者を招き夕食をともにしながら懇談した。また昨年の大統領選でブッシュ大統領と争ったデュカキス・マサチューセッツ州知事とも懇談した。

学術関係者との懇談の中では米側から(1)貿易不均衡問題(2)日本の国際社会の中で果たすべき役割、を中心に見解が示され、貿易不均衡問題では「経済的に見れば米国の責任の方が大きいが、ただ、日本の成功が米国の犠牲の上に成り立っていることが問題」との認識が大勢を占めた。

司会役のライシャワー氏は「日米関係は極めて良好」とした上で「日本はもっと生活向上を図り、企業の生産性至上主義から脱却すべきだ」と問題点を指摘した。《共同通信》

【ヤクルト・川崎憲次郎投手】プロ初勝利

ヤクルト3−1巨人◇2日◇東京ドーム

ヤクルトの勝因は先発のルーキー川崎の好投だ。速球を主体に四回までは無安打に抑え、五回のピンチも最少失点で切り抜けた。八回からは内藤の救援を仰いだが、まだ余力は十分で、なぜ続投させて完投を目指させなかったのか。ヤクルトベンチの判断に疑問が残った。堂々とした投球内容で17試合目の登板でつかんだプロ入り初勝利といえた。

打線は今季5敗と苦手の斎藤から二回に秦が右中間へ6号2ランを放って先制。五、六回とチャンスをつぶしたが、八回二死三塁で、広沢が右前へ適時打して貴重な追加点を奪い巨人を突き放した。

巨人はわずか5安打。七回二死三塁の同点機に一軍復帰した吉村が代打で登場したが、二ゴロに倒れた。《共同通信》

9月2日のできごと