平成141日目

平成元年5月28日(日)

1989/05/28

【中曽根康弘前首相】自民党を離党へ

「宇野後継」が動かぬ情勢となった中で、リクルート事件の責任をめぐって去就が注目されていた中曽根前首相は28日、自民党離党を決断した。福田元首相ら長老と伊東総務会長が後継者選出に優先させるべき課題として指摘していた「けじめ」に区切りがついたことにより、宇野宗佑外相(66)の第13代自民党総裁、75代47人目の内閣総理大臣就任が、事実上確定した。

竹下首相は同日夜、中曽根氏の決断を踏まえて福田元首相と会談し「宇野後継」決定に向けた党内調整を開始した。首相は29日鈴木元首相とも会談し、6月2日には「宇野新政権」への移行を完了する考えだ。中曽根氏の離党決意は、同様のけじめを求められている竹下首相、安倍幹事長、宮沢前蔵相らリクルート事件に関与した実力者の進退にも大きな影響を与えそうだ。《共同通信》




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【中国・北京】学生5万人が3日ぶりデモ

「世界の中国人が立ち上がれ」戒厳令布告から9日目の28日、北京の天安門広場で座り込みを続ける学生ら約5万人が戒厳令解除などを求め、3日ぶりに市内をデモ行進した。解放軍十数万人が包囲し、李鵬首相ら強硬派が既に権力を掌握したと伝えられるためか、学生以外の参加者は少なく、黙って行進を見守る市民の姿が目立った。

一方、民主化運動のため学生、知識人らの連帯を図る自主組織「首都各界協商連合会」は、30日に大デモ行進を実施する計画を27日夜に提案しており、市民、労働者を再び結集できるかどうかが注目される。

この日のデモは、強硬派の圧力で抑え込まれる一方の民主化運動を盛り返し、全世界に散らばる華僑にも支持に立ち上がってもらおうというのが目的。北京大学など北京市内の大学をはじめ、地方から上京した大学、専門学校など二百数十の学生が参加した。《共同通信》

5月28日のできごと