カテゴリー: 平成9(1997)年

  • 1997 平成9年1月25日(土) この日のできごと(何の日)

    平成2940日目

    1997/01/25

    この日のできごと(何の日)

    【大相撲初場所】14日目

    大相撲初場所14日目(25日・両国国技館)大関若乃花が14連勝で7場所ぶり3度目の優勝を決めた。全勝の若乃花は一人1敗で追っていた横綱曙を豪快な右下手投げで破った。

    横綱貴乃花は大関武蔵丸を寄り切り12勝2敗。武蔵丸は3敗目、連続優勝も消え今場所での横綱昇進がなくなった。大関貴ノ浪は6勝目を挙げ、小結武双山は7勝7敗とした。モンゴル出身の旭鷲山は栃東を寄り倒して勝ち越しを決め、初の三賞受賞、三役昇進の可能性が出てきた。十両は出島と久島海が11勝3敗で並んでいる。《共同通信》

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    【テニス・全豪オープン】

    テニスの全豪オープン第13日は25日、メルボルンのナショナル・テニスセンターで行われ、女子シングルス決勝は第4シードのマルチナ・ヒンギス(スイス)がマリー・ピエルス(フランス)を6−2、-6−2で下し、大会史上最年少の16歳3カ月で初優勝、賞金54万2000オーストラリアドル(約5090万円)を獲得した。

    ヒンギスは正確なショットで主導権を握って、第1セットを簡単に奪い、第2セットは2−2から4ゲームを連取。2年ぶり2度目の優勝を狙ったピエルスに59分で快勝し、全豪では1985年のマルチナ・ナブラチロワ(米国)以来の単複二冠を達成した。

    男子ダブルスは、トッド・ウッドブリッジ、マーク・ウッドフォード組(豪州)が5年ぶり2度目の優勝をした。《共同通信》

    【ナホトカ号重油流出事故】

    高波で回収作業難航

    ロシアタンカー「ナホトカ」の重油流出事故で25日、石川県内は強風と高波に阻まれ、当初、回収作業を予定していた13市町のうち、5市町で約3740人が作業にあたった。珠洲市では、午前8時から総勢約2600人が作業を開始したが、波が高く危険なため午前中で打ち切られた。沿岸での新たな重油漂着は見られなかった。

    25日は加賀、能登で北西の強い風となり、海上の波も3−4メートルの厳しい天候に見舞われた。

    陸上、航空自衛隊による作業は、加賀市黒崎海岸や珠洲市長橋海岸、輪島市名舟海岸で行われた。珠洲市では住民やボランティアに加え、県警機動隊員や能都や能登島町、七尾市からも応援部隊が駆け付け、真浦から狼煙までの12地区で回収にあたったが、悪天候で作業は難航、二次災害を防止するため途中で断念した。このほか、門前町大泊地区で200人、輪島市で680人、志賀町で250人が断続的に降る雪の中で懸命の回収を行った。

    県災害対策本部によると、志賀町の北陸電力志賀原発ではオイルフェンスの内側に、油膜のある海草のホンダワラ2つが漂流、物揚げ場からの運搬道路付近でもこぶし大の漂流油20個あまりが確認された。

    日本海を漂流中の重油の一部は25日、既に沿岸で油塊が見つかった山形、秋田両県の沖合をさらに北上する見通し。《北國新聞》

    第二管区海上保安本部(宮城県塩釜市)は25日、山形県に24日漂着した油塊は、「ナホトカ」からの流出油ではないとの分析結果を発表した。しかし、海上の漂流重油は北上を続けており、二管本部は警戒を強めている。福井県三国町沖で座礁した船首部からの油抜き取り作業は、荒天のため見送られた。《北國新聞》

    自社さ幹事長、被害を視察

    「思っていたよりも油が固まっている。これは作業が大変だろう」25日、タンカー重油流出事故で船首部が座礁した福井県三国町を視察した加藤紘一自民党幹事長ら自民、社民、さきがけの幹事長3人は、波打ち際まで降り、ひしゃくなどで油を回収してみせた。しかし荒天のため、ボランティアらも作業を中止し、見守るのは関係者だけ。約15分のボランティア体験だった。

    加藤幹事長らはこの日、三国町の第八管区海上保安本部(舞鶴)現地対策本部で状況説明を受けた後、正午ごろ現場へ。防寒服の上にビニールかっぱを羽織り、ゴム手袋で油を取り始めた。加藤幹事長は、油の入ったバケツを持ち上げ「重い」と一言。波打ち際の石から、油をこそげ落としていた。《北國新聞》

    自民、社民、さきがけの3党幹事長は25日、福井県三国町でタンカー重油流出事故の被害を視察、小松空港で石川県、自民党県連、社民党県連合、県漁連の要望を受けた。自民党の加藤紘一幹事長は「災害対策基本法に基づく災害の認定があったものとするという認識で昨日、政府と与党3党で詰めた」と述べ、自治体の対策費を国が3月の特別地方交付税などで補てんすることを与党として保障する方針を示した。

    自治体や漁連には事故が「災害扱いでなく、船主責任が原則の事故扱いのままでは、被害の対策費が補償されないのでないかとの懸念が出ている。陳情後、谷本正憲知事は「これで公的な対応をとる素地ができる」と述べ、公費負担に動き始めた政府・与党の姿勢を歓迎した。

    陳情では谷本知事が「(対策費が)保険で補償されるかチェックを受けるとなると、対応を躊躇する」と述べ、国の負担の根拠となる災害認定を要請した。県内の自社両党を代表して米沢外秋自民党県連会長、県漁連の高岩権治会長も被害拡大の防止を求めた。

    加藤幹事長は「自治体は心配しないで対策に全力を挙げてほしい。あとの財政措置は自治省がしっかりやるように3党で責任を持つ」と述べ、自治体が自衛隊の派遣を積極的に要請するように促した。 社民党の伊藤茂幹事長は「深刻さを認識した。3党結束して対応する」、さきがけの園田博之幹事長は「長期戦になる。政治は大変な心構えがいる」と全力支援の姿勢をみせた。《北國新聞》

    【橋本龍太郎首相】韓国・金泳三大統領と会談

    橋本龍太郎首相と韓国の金泳三大統領が25日午後、大分県別府市内のホテルで、昼食会、首脳会談を行った。大統領は元従軍慰安婦問題に関する梶山静六官房長官の発言に対し「韓国国民に大きな衝撃を与えた。納得できる説明を求める。内閣のスポークスマンであり、発言のタイミングは不幸なものだった」と強い不快感を表明した。首相は「懸念を持たれたとすれば、申し訳ないし本意ではない」と謝罪した。

    両首脳は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に対する政策について、南北朝鮮、米国、中国による四者会談の早期実現に向け、今後も日韓が緊密に連携して対応していくことで一致した。また今春の「日韓青少年交流ネットワークフォーラム」の大阪開催や、サッカーの2002年ワールドカップ(W杯)日韓共催成功のための協力、テロ対策の情報交換を進めることで合一意。「未来志向」の日韓関係を構築していくことを確認した。

    朝鮮半島情勢で首相は、潜水艦侵入事件に対する北朝鮮の「遺憾の意」表明を踏まえ、「朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)が前向きに動き出す環境がきた」との認識を示した。大統領は日朝国交正常化交渉に触れ「(南北朝鮮と米中両国による)四者会談や南北関係の動きを勘案しながら進めてもらいたい」と要請、首相は了承した。

    両首脳は、日韓が領有権を主張している竹島の問題について「立場の違いが、友好協力関係を損なってはならない」との姿勢をあらためて確認。排他的経済水域画定や新漁業協定交渉は、領有権問題と切り離して早期妥結を図ることで一致した。ただ大統領は「交渉の期限を切るのは難しい」と述べた。

    梶山長官の発言は「当時の公娼制度など社会的背景を教えずに、慰安婦問題だけを教えるのはおかしい」との内容。首相は大統領に「自民党の中山太郎元外相の話として(記者団に)紹介した」と説明。昨年6月に韓国・済州島での両首脳会談の際、「これほど女性の名誉と尊厳を傷付けたことはない」と反省とおわびを表明したことを挙げ、「日本政府と自分の認識は不変である」と理解を求めた。《共同通信》

    橋本龍太郎首相と韓国の金泳三大統領は25日夕の日韓首脳会談終了後、大分県別府市内のホテルで共同記者会見した。首相は「女性のためのアジア平和国民基金」の韓国人の元従軍慰安婦に対する償い金の支給に関連し「基金には日本国民の真摯な気持ちが表れている。韓国の方にこの気持ちを理解していただきたい」と、引き続き韓国側に理解を求めるとともに、日本政府による直接補償に否定的考えを示した。

    大統領は梶山静六官房長官の従軍慰安婦に関する発言など日本の政治家の歴史認識発言について「日本の政治家の一部の人々が過去に対して韓国国民の理解に苦しむ話をしていることを遺憾に思う」と表明。また「実際にあったことは隠すことも消すこともできない。過去を直視し、未来志向の関係を築かなければならない」と述べ、過去の歴史を受け入れることがまず必要であるとの考えを示した。

    首相は、今後の日韓関係こについて「問題あるが、両国が協力関係を築くことが国際社会のために大きな役割を果たす」と、地球規模での協力関係に拡大する必要性を強調した。

    大統領は朝鮮民主主義人一民共和国(北朝鮮)との南北対話の再開について「北韓(北朝鮮)はわれわれ(韓国)との対話を恐れている。南北対話にはき然として堂々と臨む」と述べ、日米と緊密に連携し、進める考えを示した。《共同通信》

    【共産党・宮本顕治議長】入院

    共産党の宮本顕治議長(88)が25日夜、東京都多摩市の自宅で夕食中気分を悪くし、午後10時半ごろ救急車で渋谷区千駄ケ谷の代々木病院に入院した。同病院によると宮本議長の容体は安定し、生命に別条はないという。

    また共産党本部によると議長は同日昼ごろ自宅付近を散歩中、転倒し打撲傷を負った。入院との因果関係は不明。

    宮本議長は最近では、昨年12月16日に党本部で開かれた同党第6回中央委員会総会(六中総)に出席。しっかりした口調で議事進行を務め健在ぶりをアピールしたが、「冒頭発言」は文書で配布しただけで、朗読はしなかった。《共同通信》

    【在ペルー日本大使公邸占拠事件】軍部圧力で強硬姿勢

    リマの日本大使公邸人質事件で、ペルー国家警察が邸内のトゥパク・アマル革命運動(MRTA)武装グループへの威圧行動を強めていることについて、ペルー政府筋は25日、公邸襲撃を察知できなかった責任を問われるのを恐れる軍、治安当局首脳らが失点回復のために背後で画策していると指摘。フジモリ大統領はこの圧力で強硬姿勢を取らざるを得なくなったと述べた。

    同筋によると、警察に威圧行動を指示しているのは大統領の陰の側近、ブラジミロ・モンテシノス国家情報部顧問で、同顧問や軍、内務省首脳は「譲歩しない強い政府、軍の圧力による平和的解決」を図り、MRTA側が降伏する形で事件を収拾すべきだ、と大統領に圧力を加えている。

    これに対し、次回大統領選挙でフジモリ大統領の立候補を認めない可能性をこのほど指摘した憲法裁判所の判断など、内政でも頭痛の種を抱える大統領は、支持確保のため軍や国会の強硬派の意向を無視できない立場にあると同筋は説明している。

    大統領はこれまでMRTA武装グループが要求する「服役中の仲間の釈放」は認めないとしながらも、人質全員の解放と引き替えに同グループの刑事責任を問わない「合法的退去」を提案するなど、政府とMRTAの直接交渉の場となる保証委員会での早期解決を探っていた。

    しかし、大統領は23日のボリビア・ラパスでの記者会見で「(MRTAを)地域から一掃する。罰しないわけにはいかない」と述べるなど、ここ数日、強硬姿勢を強調。これと並行するように国家警察の挑発的な威圧行動が活発になってきた。《共同通信》

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    1月25日 その日のできごと(何の日)

  • 1997 平成9年1月24日(金) ロッテ・伊良部秀輝投手「サンディエゴに行く気は毛頭ない」

    平成2939日目

    1997/01/24

    この日のできごと(何の日)

    【ロッテ・伊良部秀輝投手】「サンディエゴに行く気は毛頭ない」

    米大リーグ、パドレスが交渉権を得ているロッテの伊良部秀輝投手は24日、「サンディエゴ(パドレス)に行く気は毛頭ない」と交渉拒否の姿勢を明確にし、移籍先としてはかねてから希望しているヤンキースに固辞していることを明らかにした。

    ロッテからパドレスへの交渉権譲渡は発表から既に10日以上経過しているが、伊良部の代理人の団野村氏とパドレスの交渉はいまだに行われていない。

    パドレスは23日(日本時間24日)、交渉は来週早々になるとの見通しを明らかにしたが、伊良部が拒否の姿勢を明確にしたことでパドレスが今後どう対応するか注目される。

    ロッテはコミッショナー事務局を通して「交渉が成立しなかった場合、交渉権はロッテに差し戻す」とパドレスに文書を送付している。三ツ野充蔵球団代表は、伊良部の選択肢はパドレスかロッテしかない、との球団の見解をあらためて示すとともに「決裂するにしてもまず交渉しないことには駄目だ」と伊良部側の対応に困惑している。

    伊良部はこの日、新婚旅行から帰国し、成田空港で「第一希望はヤンキース。今言えるのは希望は代理人に伝えていることと、希望を変えることはないということです」と語った。《共同通信》

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    【大相撲初場所】13日目

    大相撲初場所13日目(24日・両国国技館)大関若乃花は琴の若を右下手投げで下し13戦全勝、単独トップを堅持。1敗同士の対戦は横綱曙が大関武蔵丸を押し出した。この結果、若乃花を追う1敗は曙一人となり、14日目の両力士の直接対決で若乃花が勝てば7場所ぶり3度目の優勝が決まる。2敗に後退した武蔵丸は場所後の横綱昇進が厳しくなった。横綱貴乃花は関脇魁皇を寄り切り11勝2敗。魁皇は9敗目。大関貴ノ浪は土佐ノ海に寄り倒され負け越し、来場所は大関昇進後2度目のかど番となる。十両は出島と久島海が10勝3敗で並んでいる。《共同通信》

    【ナホトカ号重油流出事故】山形県にも重油が漂着

    タンカー重油流出事故で、日本海を北上していた漂流重油の一部が24日午前、山形県温海町や酒田市の海岸に漂着した。漂着府県はこれで計8府県となった。さらに秋田県の南端にある象潟町でも漂着重油とみられる塊が見つかり、被害は東北地方の日本海沿岸全域に広がる恐れが強まった。《共同通信》

    【政界談話室】

    ○・・・橋本龍太郎首相は24日午後、参院本会議の代表質問で平成会の大久保直彦氏と対決。大久保氏は「ペルー人質事件で首相が毎日、外務省オペレーションルームに入ったのは仕事の邪魔だったという声がある」「銀座であんパンを買うパフォーマンスをしても、気配りがあるとは思わない」と痛烈に批判し、自らの言葉で答弁を求めた。しかし、首相は「(質問が)20問もあると、とても」と言い訳し、その後も記者団に「時間が短いから作文を読まざるを得ない。事実、読んでいる」と開き直り発言。この分では、今後の行革議論でも官僚の作文を読むことになるとの声が専らだ。

    ○・・・稲垣実男北海道、沖縄開発庁長官は記者会見で、北海道での世論調査の結果、同開発庁廃止容認が60%以上に達したとの報道に関して「北海道開発の意義を国民に知ってもらうよう努力しなければならない」と強調。さらに「北海道にケネディ空港に匹敵する空港があれば、人と貨物の輸送を的確にやれる。一方、東南アジアを見ると沖縄がやっぱり中心だ」と指摘し、最後には「北海道と沖縄を重視すれば日本は21世紀に素晴らしい国になる」と熱弁。北海道、沖縄開発庁の生き残りに躍起になっていた。《共同通信》

    【梶山静六官房長官】「公娼制度あった」

    梶山静六官房長官は24日、太平洋戦争中の従軍慰安婦問題に関連して「当時の公娼制度など社会背最を教えずに、慰安婦問題だけ教えるのはおかしい」と述べ、今春から中学校の社会科教科書に慰安婦問題が記載されることを批判した。また、国内外から慰安婦問題で日本政府の責任を問う声が上がっていることについて「今、従軍慰安婦問題で騒いでいる人たちは、当時の公娼制度などを知らずに言っている。当時は公娼制度が厳然としてあった」と述べた。首相官邸で記者団に語った。

    自民党などから従軍慰安婦問題の教科書記載に反対する意見が出ているが、政府首脳の発言だけに韓国世論などの反発を招くものとみられ、25日の日韓首脳会談にも影響しそうだ。ただ梶山長官は、韓国などが慰安婦を強制連行したと主張している点については「戦地に行けば加給金をもらえた。その中には徴用された人もいた」と、一部事実関係を認めた。《共同通信》

    【在ペルー日本大使公邸占拠事件】警察装甲車、公邸前に進入

    リマの日本大使公邸人質事件は24日午後1時(日本時間25日午前3時)すぎ、公邸近くで待機していた国家警察の装甲兵員輸送車2両が、報道陣への規制線を越え、国際赤十字委員会が設けた警官の立ち入りを禁止した活動区域内を通過、邸内の人質73人への赤十字の救援活動が一時停止する騒ぎとなった。装甲輸送車が公邸前に進入したのは、事件発生後38日間で初めて。

    公邸を占拠するトゥパク・アマル革命運動(MRTA)武装グループに心理的圧力をかける作戦とみられるが、救援活動ばかりか人質の安全を脅かす動きに、ミニグ赤十字国際委員会ペルー事務所代表は「警察との約束が破られた」と不信感を表明した。昼食搬入作業を一時中断した赤十字職員らはリマ市内の事務所へ引き揚げたが、同日夕に作業を再開し、代表も公邸に入った。

    直接交渉の場となる保証委員会開始に向け、ペルー政府とMRTAが水面下で最終調整を続けているとみられるが、警察の「挑発」にMRTAの態度が硬化するのではないかとの懸念が出ている。

    装甲輸送車は、それぞれ自動小銃を構えた警官約10人を乗せ、公邸の南東側から規制線内に入り、公邸正門前を2度通過した。これと並行して警察のヘリコプター1機が公邸上を超低空飛行した。

    21日に警官による公邸内への投石が起きたことから、赤十字は23日、公邸正門前に「活動区域」として警官の立ち入りを禁止する白線を引いたが、装甲輸送車はこれを無視して通過した。21日の投石時に現場の警官は「MRTAの譲歩を引き出すため心理的圧力で揺さぶりを掛ける」と説明していた。投石に対しては日本政府現地対策本部がペルー政府に抗議していた。《共同通信》

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    1月24日 その日のできごと(何の日)

  • 1997 平成9年1月23日(木) ナホトカ号重油流出事故・ 敦賀湾にも漂着

    平成2938日目

    1997/01/23

    【ナホトカ号重油流出事故】

    敦賀湾にも漂着

    ロシア船籍タンカー「ナホトカ」の重油汚染事故で、油被害の空白域だった敦賀湾内にも重油塊が大量漂着し、寒波が緩んだ23日、海水浴場が集中する敦賀市東浦地区一帯で地元総出の回収作業が始まった。

    地元民のほか敦賀市職員、各電力などからの465人が応援に乗り出し、赤崎、鞠山など東浦地区4つの海水浴場と敦賀半島先端の白木、立石地区で作業に追われ、200リットルドラム缶約700本分を回収した。《福井新聞》

    石川県、再度漂着止まらず

    ロシアタンカー「ナホトカ」の重油流出事故で23日、石川県内では金沢市など13市町で漂着油の回収を再開し、住民やボランティアら計約3000人がつかの間の晴れ間を縫うように、急ピッチで作業を進めた。松任市や内灘町、輪島市の輪島漁港内などでは油粒や油塊の再漂着が見られたほか、加賀市黒崎海岸で高波にさらわれた土のうの一部が根上町沿岸に漂着しているのが確認された。

    23日は冬型の気圧配置がいったん緩んだが、日本海沿岸の海上は依然、10メートル前後の強風でしけの状態が続いたため、海上での回収作業は中止された。

    このうち金沢市では、重油の漂着量が多かった粟崎、大野、金石の各海岸でドラム缶239本分の油を回収した。山出保市長をはじめ市職員と消防団員、地元住民ら1310人が作業に当たった。

    新潟県沖を北上した漂流重油の一部は23日午後、山形県境にある新潟県山北町に漂着した。福井県三国町沖に座礁した船首部分の重油抜き取りのために建設中だった仮設道路は、高波を受け新たに20メートルにわたり流出、22日に崩壊した部分を含めると、完成した80メートルのうち計35メートルが崩壊した。

    第八管区海上保安部は島根県隠岐島のタンカー沈没地点周辺で重油がわき出しているのを2日ぶりに確認した。《北國新聞》

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    【大相撲初場所】12日目

    大相撲初場所12日目(23日・両国国技館)大関若乃花は押し出しで関脇琴錦に快勝、初日から12連勝で単独トップを守った。琴錦は負け越し。前日初黒星のハワイ勢はそろって1敗を堅持。横綱曙は力強い攻めで大関貴ノ浪を押し出した。貴ノ浪は5勝7敗。大関武蔵丸は玉春日の攻勢をしのぎ、押し倒して逆転勝ち。横綱貴乃花は北勝鬨を寄り切り10勝2敗。関脇魁皇は土佐ノ海の寄りに屈し6日目から7連敗、5場所ぶりの負け越しが決まり、3場所連続で守った関脇からの転落もほぼ確実となった。十両は出島と久島海が9勝3敗で並んでいる。《共同通信》

    【橋本龍太郎首相】重油流出「ロシアに補償確認求めた」

    国会は23日午前の参院本会議で、橋本龍太郎首相の施政方針演説に対する代表質問を行い、参院でも論戦を開始した。首相はタンカー重油流出事故について「民事上の賠償責任、国際油濁補償基金による補償が適切に実施されるよう政府として的確に対応する」と述べ、関係者、機関による補償が実現するよう政府として働き掛ける考えを示した。

    首相は「ロシアに対し重油除去などと併せて補償の確認を申し入れた」と述べた。平成会の平井卓志会長、参院自民党の坂野重信議員会長の質問への答弁。

    韓国政府が、元従軍慰安婦に対する「女性のためのアジア平和国民基金」の償い金支給中止を求めたことについて、首相は「基金事業に引き続き理解を求めていく」と表明した。

    平井氏が対中国、対韓国外交について「なぜ卑屈な態度をとるのか」と姿勢をただしたのに対し、首相は「中国、韓国との間にある懸案についてのわが国の立場は明確に主張している。懸案の解決に努力しながら、友好関係を維持発展させることが二国間のみならずアジアの平和と安定に重要だ」とし、竹島の領有権問題については「冷静に話し合いを積み重ねていく」と述べた。《共同通信》

    橋本龍太郎首相は23日午後の衆院本会議の代表質問で、タンカー重油流出事故に関連して「(防除体制は)東京湾をはじめ領海内の静穏な海域での活動が中心で、公海上の対応が遅れていたのは認めざるを得ない。このような事態でも対応可能な体制の在り方について検討したい」と述べ、領海内だけでなく公海上や荒天時の事故にも対応できるよう体制を強化する考えを表明した。

    ロシアに対し「汚染防除の協力、原因究明、補償問題について今後も働き掛けを行う」と述べ、関係者、機関による補償が実現するよう努力する姿勢を強調した。共産党の不破哲三委員長への答弁。

    5月に使用期限切れを迎える沖縄の嘉手納基地など米軍用地強制使用問題について、新進党の神崎武法総務会長が「新たな法整備を行うのか」と質問したのに対し、首相は「沖縄県用委員会の裁決に至る手続きが円滑、迅速に行われることを期待する」と、かわした。首相は、沖縄の米海兵隊についても「現時点で削減、撤去を求める考えはない」とあらためて表明した。

    医療保険制度改革に関連して、首相は「わが国に諸外国に比べ高い薬品があることは承知している。薬価基準の見直しなど総合的に取り組む」との考えを示した。

    土井たか子社民党党首が消費税率引き上げに伴う低所得者への激変緩和措置の制度化などを求めたのに対し、首相は「給付金の恒久化は適切でない。軽減税率は価格低下の効果に疑問が残る」と否定的見解を表明。将来の消費税率再引き上げの可能性は「国民的議論として検討していくベき課題だ」と述べるにとどまった。

    太陽党の羽田孜党首が海外在住日本人に対する選挙権付与を求めたの対し、首相は「選挙の公正かつ適正、円滑な執行という観点を検討し、実現に努力したい」と前向きの姿勢を明らかにした。《共同通信》

    【民主党、太陽党】統一会派へ定期協議

    民主党の鳩山由紀夫、菅直人両代表と太陽党の羽田孜党首は23日、国会内で会談し、将来的に国会での統一会派をつくることを一目指し、政策や国会対応などの定期協議を幹事長レベルで続けていくことで正式合意した。党首会談も随時開催することを確認した。

    また両党は今年の東京都議選への対応について「前回、日本新党ブームで自民党は議席を減らした。今回は野党側がよほどしっかりした対応をとらないと自民党が勝利してしまう」(羽田氏)などの認識を踏まえ、選挙協力を検討することで一致した。

    羽田氏は新進党も加えた野党3党での定期協議を提案したが、菅氏は「新進党とは18兆円減税案など政策面での隔たりが大きい」として難色を示し、3党の協議は、平成8年度補正予算案への対念などを随時協議している国対委員長レベルの会談に当面とどめることとなった。《共同通信》

    【政界談話室】

    ○・・・自民党は23日昼、党本部で加藤紘一幹事長、村上正邦参院幹事長らと女性国会議員との懇談会を開いた。新進党を離党して入党したばかりの高市早苗、畑恵両氏も出席。高市氏は「前の党にいたときは女性議員の中で浮き上がっていた」、畑氏も「比例代表(議員)なのに離党したと非難されたが、日本の政治を救うには自民党でなければならないと思い入党した」とそれぞれあいさつ。わが意を得たりと加藤幹事長は「活躍していただき、他党の女性議員も自民党に来るよう頑張ってほしい」と激励、二人の入党を呼び水にさらに議席につけたいとの思いがありあり。

    ○・・・民主党の鳩山由紀夫、菅直人両代表と太陽党の羽田孜党首がこの日、国会内で初の党首会談を行った。冒頭、衆院本会議での代表質問時間の短さが話題に。羽田氏が「15分しかできないよ」とぼやくと、菅氏が「小党の悲哀だなあ」と同情。カメラマンから握手するよう求められた三人は立ち上がってがっちり手を握り合ったが、すかさず菅氏が「三人代表制になりそうだなあ」。将来の統一会派を目指す両党だが、代表選びでは一悶審ありそう、との声も。《共同通信》

    【セガ・バンダイ】10月に合併へ

    ゲーム機メーカーのセガ・エンタープライゼスと総合がん具メーカー、バンダイは23日午後記者会見し、10月1日に合併する、と発表した。

    セガの持つゲーム機やコンピューターグラフィックス技術と、バンダイのテレビ番組などのキャラクターを融合し、将来のマルチメディア時代に備えるのが狙い。総合娯楽企業を目指すという。

    合併による総売上高は約6000億円となり、ゲーム機分野では国内最大規模の企業となる。新社名は「セガバンダイ」。合併比率はセガ1に対し、バンダイが0.76。バンダイの株式1株に対し、セガの0.76株を割り当てる。セガが存続会社で、資本金は609億円になる。新本社は東京都大田区のセガの本社。

    新会社の会長には大川功セガ会長が、社長には山科誠バンダイ社長がそれぞれ就任。副会長には中山隼雄セガ社長が就き、経営戦略を担当する。

    記者会見で大川功セガ会長は「メディアが多様化する時代に、合併によりゲーム機だけにこだわらず両社の持つ力を合わせたい」と規模の拡大によるメリットを説明した。《共同通信》

    【在ペルー日本大使公邸占拠事件】フジモリ大統領、ボリビア訪問

    ペルーのフジモリ大統領は23日午後(日本時間24日午前)、日本大使公邸人質事件で駐ペルー大使が人質となっているボリビアを急きょ訪問した。フジモリ大統領はサンチェス大統領との会談で、ボリビア国内で服役している極左ゲリラ、トゥパク・アマル革命運動(MRTA)のメンバーを釈放しないよう約束を取り付けるなど、事件への対応で支援を取り付け、テロ対策の一層の協力で合意した。フジモリ大統領が国外へ出たのは、事件発生後初めて。大統領は23日夜、帰国した。

    一方、公邸には仲介役のミニグ赤十字国際委員会ペルー事務所代表とシプリアニ司教が3日連続で訪れ、政府とMRTA武装グループとの直接交渉の場である保証委員会発足に向けた最終調整を進めていることをうかがわせた。

    サンチェス大統領との会談後、ラパスで記者会見したフジモリ大統領は、ボリビア国内で服役しているMRTAメンバー4人の釈放とボリビア大使解放との「取引」は「あり得ない」と述べ、「人質全員の解放を要求していく」とのペルー政府の立場を確認した。

    さらに「われわれはこの地域からMRTAを一掃する」と述べ、MRTAの壊滅を目指す方針を強調。「テロは貧困対策の一番の障害」となっている。共同の対策が必要。情報の交換、両国警察の連携でも合意した」と述べた。サンチェス大統領は「ペルー政府に全権を与えている」とフジモリ大統領への信頼を強調した。

    ペルーでは23日、臨時国会が開かれ「人質の健康が害されたり負傷した場合はMRTAの責任である」との決議を採択した。また「閣僚らが任務に就けない際の代行措置は1カ月に限る」との憲法規定を、人質となっているトゥデラ外相とムニャンテ農相らには適用しないという特例法を賛成多数で可決した。両相のポストは昨年末から他の閣僚が代行している。《共同通信》

    【米国、国連】関係修復を確認

    クリントン米大統領は23日、今月1日に就任したアナン国連事務総長とボワイトハウスで初めて会談し、米国が強く求めていた大幅な機構縮小など国連改革を推進させることで一致、ガリ前事務総長時代に悪化した米国と国連の関係修復を確認した。

    大統領は、米国が滞納している約13億ドル(約1547億円)に上る国連分担金の早期支払いを目指し、支払い承認を拒否している共和党主導の議会を説得することも表明した。

    米国は昨年、改革に消極的だとしてガリ前事務総長の再選を力づくで阻止したが、後任であるアナン事務総長との会談後、共同記者会見した大統領は「国連の改革を追求することで一致した」と述べ、会談に満足の意を表明した。

    アナン事務総長も「国連の望みは米国の望みである。われわれは変化しなければならない」と述べ、ガリ時代とは打って変わって米国と協調しながら改革を進める考えを強調した。《共同通信》

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    1月23日 その日のできごと(何の日)

  • 1997 平成9年1月22日(水) 在ペルー日本大使公邸占拠事件・フジモリ大統領「退去へ恩赦、特別法」

    平成2937日目

    1997/01/22

    【在ペルー日本大使公邸占拠事件】フジモリ大統領「退去へ恩赦、特別法」

    ペルーのフジモリ大統領は22日、大統領官邸で日本人記者団と会見し、リマの日本大使公邸人質事件解決の際の極左ゲリラ、トゥパク・アマル革命運動(MRTA)の「合法的退去」について、リーダーのセルパ容疑者ら刑が確定している者は恩赦措置をとり、それ以外のゲリラは国会で特別立法措置を講じる考えを明らかにした。

    占拠グループの退去に対し、大統領は米CNNテレビなどとの会見で「出国も考慮の一つ」と述べているが、法律面での取り扱いについて触れたのは初めて。出国先については「明らかにできない」と答えながら「セルパ容疑者の家族や親類がフランスとメキシコにいる」と、大統領として初めて国名に言及した。ただ「出国のほかにも選択肢はある」とも述べ、MRTA合法化などの解決策に含みをもたせた。

    大統領はゲリラ側が要求する仲間の服役囚の釈放について「一人も認めない」と拒絶、「ペルー国内ばかりか外国にとっても危険」と、譲歩拒否の方針を再確認した。ゲリラ側が要求する「戦争税」についても「政府はビタ一文出さない」とはねつけた。

    しかし直接交渉の場となる保証委員会では、ゲリラの出国、刑務所の待遇改善など、服役囚の釈放を除くすべての問題が議題として可能と述べて柔軟姿勢を示し、交渉による事件解決に強い意欲を示した。

    一方で大統領は「人質に犠牲者や負傷者が出れば別の選択肢を行使することも有り得る」と警告、強行解決の可能性が依然消えていないことも示唆した。《共同通信》

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    【大相撲初場所】11日目

    大相撲初場所11日目(22日・両国国技館)全勝の横綱曙と大関武蔵丸に土がつき、全勝を守った大関若乃花が単独トップに立った。曙は平幕の土佐ノ海の左すくい投げに不覚を取り、横綱昇進を狙う武蔵丸は大関貴ノ浪の左下手投げに敗れ、ともに初黒星を喫した。若乃花は朝乃若を送り出して11連勝。横綱貴乃花は小結武双山を寄り切り2敗を堅持した。この日の結果、幕内は全勝の若乃花を1敗で曙と武蔵丸が、2敗で貴乃花が追う展開になった。十両は出島ら4人が8勝3敗で並んでいる。《共同通信》

    【大杉勝男氏】野球殿堂入り

    野球殿堂入りを決める野球体育博物館の競技者表彰委員会が22日、東京ドームの同博物館で開かれ、史上初の両リーグ1000安打を達成した故大杉勝男氏が殿堂入りを果たした。競技者表彰はこれで50人、各分野の功労者を選ぶ特別表彰も含めた殿堂入りは計122人になった。

    表彰委員230人による記名投票(10人までの連記)の結果、大杉氏は当選に必要な有効投票総数の75%ちょうどの171票を獲得した。大杉氏は東映(現日本ハム)、ヤクルトの主軸打者として活躍し、二度の本塁打王、打点王にそれぞれ輝いた。

    表彰式は7月24日のオールスターゲーム第2戦(神宮)の試合前に行われ、レリーフ除幕と功労表彰金100万円が贈呈される。

    【プロ野球・巨人】石井浩郎内野手の入団発表

    近鉄から交換トレードで巨人入りした石井浩郎内野手(32)の入団発表が22日、東京都内のホテルで行われた。長嶋監督が出席するのはトレード選手の入団発表では異例だが、隣に座った石井は「長嶋監督とお会いして初めて巨人の一員となったことを実感した」と緊張気味に会見。秋田県の先輩になる落合の背番号6を譲り受けたことには「責任を感じる。恥じないように頑張りたい」と話した。

    石井はこの日、東京都内の病院で手術した左手首を精密検査し、順調に回復していることを確認した。その後、球団事務所で野球協約に定める減額制限を超える50%減での再契約を申し出たが、球団側はこれを受け入れず、30%減の9000万円で両者が合意した。(金額は推定)《共同通信》

    【東京地裁】前仙台市長に懲役3年

    ゼネコン汚職事件でハザマ、大成建設など7社から計1億4000万円のわいろを受け取ったとして収賄罪に問われた前仙台市長石井亨被告(71)に対し、東京地裁は22日、懲役3年、追徴金1億4000万円(求刑懲役4年、追徴金1億4000万円)の判決を言い渡した。一連のゼネコン汚職の公判で実刑判決は初めて。《共同通信》

    【亀井静香建設相】住都公団は分譲から撤退

    橋本龍太郎首相の施政方針演説など政府4演説に対する各党の代表質問が22日午後の衆院本会議で始まり、橋本内閣が最重要課題に掲げる行政改革などをめぐり本格論戦を展開した。

    亀井静香建設相は、住宅・都市整備公団について「分譲住宅からは全面撤退する。賃貸住宅については一定限度内で供給し(将来的には)撤退の方針だ。今後、都市再開発や市街地再開発に重点的に取り組む方向で検討する」と述べ、事業を大きく転換する考えを表明した。民主党の菅直人代表の質問に答えた。《共同通信》

    【政界談話室】

    ○・・・民主党の菅直人代表は22日、初めての衆院代表質問で、建設省所管の財団法人が建設省官僚にタクシーチケットなどを渡していたことを「税金泥棒的行為」と批判した。これにカチンときたのか自民党の暴れん坊と言われた亀井静香建設相は「言葉は選んでもらいたい」と反論。本会議では再質問が原則として認められていないため怒りが収まらない菅氏はこの後の記者会見で「一般的にはああいうのを税金泥棒と言う。なぜまずいのか。これでは役人のための大臣だ」。暴れん坊と、怒りっぽいので“イラ菅”と呼ばれる菅氏の対決はこれからも続きそう。

    ○・・・新進党の中野寛成国対委員長はこの日の記者会見で、沖縄の米軍普天間飛行場返還に伴う代替の海上ヘリポート建設計画が難航していることに触れ「基地問題は海上に浮かぶのではなく、宙に浮いている」と皮肉った。さらに橋本首相の名前にひっかけて「行政改革とともに首相の沖縄米軍基地対策は必ず『龍』頭蛇尾に終わる」とバッサリ。普段から、政策通とともに「駄じゃれの達人」を自-任するだけに、この後も「沖縄ならぬ泥縄の対応だ」などと連発し「舌」好調を見せつけた。《共同通信》

    【ナホトカ号重油流出事故】

    金沢港にも漂着

    ロシアタンカー「ナホトカ」(13,157トン)の重油流出事故で22日、石川県内では金沢港内に油塊が初漂着したのをはじめ、内灘、高松、志雄、門前、押水町、羽咋市など幅広い範囲で油粒や油塊の再漂着が確認された。悪天候に阻まれて回収作業はほとんど進まず、石川県志賀町の北陸電力志賀原発では、高波と強風で物揚げ場北側に設置したオイルフェンス2本が損傷した。

    金沢市沿岸では、ほぼ全域で油の再漂着が確認され、金沢港では直径20センチ大の油塊も見つかった。内灘町では内灘海水浴場を中心に同町の沿岸9キロ全域で大量の重油が漂着。羽咋市から押水町にかけての海岸でも油粒が確認され、羽咋郡市広域圏事務組合は22日午前10時半から、一部通行可能だった千里浜なぎさドライブウェイ約8キロを全線通行止めとした。

    海上は風速20メートルを超す強風で大しけとなり、県内では、輪島市曽々木海岸や金沢港などに自衛隊員や市職員が出動したが、住民やボランティアによる作業はすべて中止された。志賀原発のオイルフェンスの損傷について同発電所では、運転に支障はないとして取水制限などは行っていない。七塚町は22日、事故対策本部を災害対策本部に切り替えた。

    能登半島東沖の重油は22日、新潟県柏崎市、糸魚川市、佐渡島に漂着、さらに同県東部沿岸に被害が拡大する見込みとなった。また、福井県三国町の海岸で座礁した船首部分は高波で岸側に12.7メートル移動したことが確認され、新たな重油流出も懸念されている。

    しけで仮設道が流出

    ロシア船籍タンカー「ナホトカ」の重油流出事故で22日、三国町安島に座礁したタンカー船首部が大しけのため海岸寄りに約13メートル移動していることが分かった。また、船首部に向け建設中の仮設道も界面から高さ3メートル、長さ15メートルにわたり流出するなど、油回収作業も悪天候によって阻まれている。《共同通信》

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    1月22日 その日のできごと(何の日)

  • 1997 平成9年1月21日(火) 橋本龍太郎首相、与野党党首と会談

    平成2936日目

    1997/01/21

    【橋本龍太郎首相】与野党党首と会談

    橋本龍太郎首相は21日午前、ペルーの大使公邸人質事件や重油流出事故、東南アジア諸国連合(ASEAN)歴訪の報告のため、与野党の党首と相次いで会談した。

    首相は、土井たか子社民党党首らが重油流出事故に関して「重油流出事故の初動対応が遅れたのではないか」と指摘したことに対し①船首部分をえい航できると思ったが、荒天のため容易ではなかった②ロシアの厳冬用の特殊な重油だったため、凍結せずに拡散したーなどの要因を挙げ、「判断の誤りだった」と陳謝した。また与党間で自治体に対しては特別交付税で、漁協や個人に対しては漁業災害補償法の適用を検討することを申し合わせた。

    また首相はペルー人質事件に関し「偶発的な事故を危ぐしており、緊張して注目している」とした上で、「保証委員会の設置までこぎ着けたので、話し合いで解決できるよう最大限努力する」と、テロに屈することなく人質の全員解放を目指す立場を重ねて表明し、各党の協力を求めた。国会での事件に関する決議については各党とも協力を約束した。ASEAN訪問では、日本とASEANとの定期首脳協議の提案や政治・安保対話の強化などについて報告した。

    会談は最初、与党党首と、次いで野党党首と2回に分けてそれぞれ約40分間ずつ行われた。土井党首、小沢一郎新進党党首らが出席した。《共同通信》

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    【マラソン・有森裕子選手】語学留学のため米国へ

    陸上女子マラソンで五輪2大会連続のメダルを獲得した有森裕子(リクルート)が21日、米コロラド州ボールダーでの語学留学のため日本を出発した。

    出発を前に成田空港で会見した有森は「伸び伸びと、自分自身の時間ができる中で生活できるのが楽しみ。英語を一日でも早く覚えたい」と笑顔で抱負を語った。約2年間の留学中は、学校と家庭教師で英語の習得に全力を尽くす一方、地元の大会などに出場する意向。日本へは3月に一時帰国し、その後も3カ月に一度くらいの割で一時帰国する予定という。

    昨年末の実質的な「プロ宣言」に対する、日本陸連の対応はまだ決まっていない。現役選手でありながらスポーツタレント活動ができるかについては「すっきりした形が一番いいが、こういうことを口にできたこと自体、やるべきことをやったかなという気がしている。答えはゆっくり待ちます」と話し、先駆者としての使命感をのぞかせた。《共同通信》

    【大相撲初場所】10日目

    大相撲初場所10日目(21日・両国国技館)横綱曙、大関若乃花、武蔵丸がそれぞれ勝って10戦全勝。3力士が初日から102連勝をマークしたのは平成6年秋場所以来。曙は危ない場面もあったが、貴闘力を寄りで退け、若乃花は厳しい攻めで関脇魁皇を寄り切り、武蔵丸は旭鷲山を送り出した。横綱貴乃花は朝乃若を押し倒して2敗を堅持し勝ち越し。大関貴ノ浪は関脇琴錦の突き落としに屈し4勝6敗となった。幕内の全勝は曙、若乃花、武蔵丸と変わらず、3人を追う2敗は貴乃花1人となった。十両は出島と久島海が8勝2敗で並んだ。《共同通信》

    【政界談話室】

    ○・・・東南アジア諸国連合(ASEAN)歴訪以来の風邪が治らない橋本龍太郎首相は21日、記者団に「どうして(首相)番記者には風邪がうつらないのかな。どこかの皮が厚くて熱を遮断しているんじゃないか」と八つ当たり気味の憎まれ口。ところが党首会談の冒頭では、土井たか子社民党党首らに「熱があるんです」説明、さらに「あまり近づくとうつりますから」と対照的に細やかな気遣いを見せた。政権の3月危機もささやかれる中で社民党の協力は不可欠なだけに、風邪でもうつして恨まれては大変ということか?

    ○・・・ここ数年の政治活動をまとめた著書「時代に挑む」を昨年出版した深谷隆司衆院予算委員長はこの日の予算委理事懇談会で、新進党の二階俊博理事から本を購入したと話しかけられると「本を差し上げることもあるが、購入してもらった方が読んでいただける」と本の内容の良さを強調。1万5000部を出版したことなどをとうとうと説明していたが、最後には二階氏ら野党の理事に「状況によっては、今度菓子折りも付けて進呈しますから」。平成9年度予算案審議に協力してもらえるのなら、本を読まずに菓子だけ食べられてもよいとの心境がありあり。《共同通信》

    【石川県】猛吹雪

    21日の石川県内は、上空に強い寒気が入り込んだ影響で冬型の気圧配置が強まり、午後からは平野部でも吹雪に見舞われた。午後8時までの積雪は、白峰村谷峠で195センチ、金沢で6センチ、輪島で1センチを記録。気温は午後8時までに凝で氷点下3.9度、輪島でも氷点下4.8度まで下がり、いずれもこの冬一番の冷え込みとなった。

    風も強まり、最大瞬間風速は金沢で32.9メートルが、輪島では28.0メートルに達した。金沢地方気象台は、県内全域に暴風雪、波浪警報と雷、低温注意報を、加賀地方には大雪警報となだれ注意報を、能登地方には大雪注意報を加えて発表し、警戒を呼び掛けている。県内の各土木事務所では除雪車を出動させて除雪作業や薬剤散布を行い、道路の確保にあたった。《北國新聞》

    【ナホトカ号重油流出事故】

    藤本孝雄農水相、加賀市訪問

    藤本孝雄農水相は21日、加賀市塩屋海岸の現地連絡本部と同市漁協を訪ね、重油除去作業の進ちょく状況を確認し、補償問題や漁場の回復、風評被害などへの対応についてできる限りの措置をとるとの姿勢を強調した。この日は悪天候のため、海岸の視察は中止となった。

    加賀市塩屋海岸の現地連絡本部では、谷本正憲石川県知事や同市災害対策副本部長の吉岡亮治同市助役らが、作業中の様子を収めた写真や同市の海岸線の5000分の1の縮尺図を用いて被害状況などを説明した。

    加賀市漁協では橋本志朗副組合長が「湾岸戦争の重油汚染とカイワレ大根の風評被害が一緒に来たようなものだ」と深刻な事情を訴えるなど、漁協役員が補償問題をはじめ、関東、関西方面での魚価への影響などへの対応を求めた。

    これに対し、藤本農水相は▷海上保安庁を中心に漂着した重油や海上に残る重油の除去作業を進める▷風評被害を含む、漁業被害に一ついては水産庁を通して十分対応する▷海岸や漁場の再生、重油が環境に及ぼす影響などの調査を行う−との方針を示した。補償問題一の財政支援については「ケース・バイ・ケース。保険で対応できない分については努力したい」と述べるにとどまった。《北國新聞》

    【在ペルー日本大使公邸占拠事件】釈放問題も交渉議題に

    日本大使公邸人質事件でペルー政府は、極左ゲリラ、トゥパク・アマル革命運動(MRTA)の武装グループが要求している仲間の服役囚釈放を拒絶する姿勢を堅持しながらも、保証委員会での直接交渉を早期に再開するため、間接的な形で釈放問題も交渉議題に盛り込む柔軟な対応を検討し始めた。リマの複数の外交筋が21日、明らかにした。

    日本政府高官は、表面上の動きが停止している中でシプリアニ司教とミニグ赤十字国際委員会ペルー事務所代表を通じてペルー政府がMRTAと水面下で交渉しているとの見方を表明。「服役囚の釈放はあり得ないが、保証委員会の議題とする可能性をMRTAに示唆する方向が強まっている」と述べた。

    MRTAは18日、政府の17日の提案が議題を「合法的な退去と人質全員の解放」に限定し、12日の提案にあった「これまでの接触で確認した点を含め、(議題を)交渉の過程で双方が決めてゆく」としていた部分が欠落していることに強く反発。12日の内容に戻すよう政府に提案の見直しを求めた。

    外交筋によると、フジモリ・ペルー大統領は、交渉が進まない「空白の時間」に偶発的事故で人質に危害が及ぶなどの不測の事態を懸念して、双方が直接顔を合わせる交渉で同グループのリーダー、ネストル・セルパ容疑者の軟化を引き出す方が得策と分析。あいまいな議題の設定でとりあえずセルパ容疑者を交渉の席に着かせよう

    ペルーの日本大使公邸人質事件で、サンティスバン国民擁護官は21日、政府と極左ゲリラ、トゥパク・アマル革命運動(MRTA)との直接交渉の場となる保証委員会について「(ゲリラ、政府の)当事者のほかシプリアニ司教らメンバー3人も既に決まり、開催できる状況にある」と述べ、双方ができる限り早く交渉の席に着くことへの期待を表明した。《共同通信》

    交渉場所の選定開始

    リマの日本大使公邸人質事件で、仲介役のミニグ赤十字国際委員会ペルー事務所代表が21日、公邸正門前の複数の民家を訪れて貸与を依頼し、ペルー政府と極左ゲリラ、トゥパク・アマル革命運動(MRTA)の直接交渉の会場探しが始まった。これまでの水面下の接触を通じ、双方が保証委員会での交渉開始で基本合意に達したとの観測が強まっている。

    住民などの話によると、ミニグ代表は「会合のための場所を借りたい」と家主に申し入れた。このうち、公邸正門前の事務所所有者が前向きに返事したという。 事件は直接交渉の場となる保証委員会の設置が当面の焦点となっており、ペルー政府は17日の声明でMRTAに対し、交渉会場を「公邸近くの建物にしたいと提案。MRTAは18日「会場は政府提案を考慮のうえ、内部ルート(仲介役)を通して連絡する」と発表していた。

    保証委員会については、政府側とMRTA側との間で、構成メンバーのほか、MRTA側が要求している服役囚の釈放問題を議題にするかなどが未解決部分として残っている。また、この日は公邸前の道路に事件発生当時から放置されていた人質たちの車が撤去され、周辺も整備された。また公邸近くを警備する警官隊が警備専門部隊に編成替えされた。

    ミニグ代表は民家を訪ねた後、21日午後3時(日本時間22日午前5時)前から約30分間にわたり公邸に入った。同日夕にはもう一人の仲介役、シプリアニ司教も公邸に入った。これより先に人質のためのマットレス30枚が現場に到着、赤十字を通じ公邸に運び込むための作業が行われた。《共同通信》

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    1月21日 その日のできごと(何の日)

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