カテゴリー: 平成9(1997)年

  • 1997 平成9年1月5日(日) ナホトカ号重油流出事故・巡視船から油処理剤

    平成2920日目

    1997/01/05

    この日のできごと(何の日)

    【ナホトカ号重油流出事故】巡視船から油処理剤

    島根県沖の日本海で起きたロシア船籍タンカー「ナホトカ」の重油流出事故で、第八管区海上保安本部(京都府舞鶴市)は5日、巡視船から漂流重油に処理剤の散布を始め、沿岸への漂着防止に全力を挙げている。午後から天候が荒れ、えい航作業やヘリコプターからの処理剤散布は中止された。一方、石川県は同日、県内沿岸に重油が漂着する恐れが強いとして、県警本部とともに庁内連絡会議を設置した。

    八管本部によると、船首部分の位置は、京都府・経ケ岬の北約73キロ、福井県・三国港の西北西約71キロで、重油は船首部分を中心に半径約10キロの円内に筋状や固まりで点在している。金沢港からは西約115キロ付近に近付いている。さらに同港西北西約210キロにも、もう一つの重油の大きな帯が漂流している。

    漂流方向は南東から東寄りに変わってきており、福井県から能登半島沿いに北上するものの、対馬海流が海岸から離れていることから船首部分が漂着する可能性は低いとみられる。油については海流が北向きに進路を変える付近で、どの方角に動くか見極める必要があるという。

    船首部分には約2800キロリットルの重油が残っているとみられ、同日午前、影響が小さい沖にえい航するため、船主側が依頼した民間の大型タグボートが準備を始めたが、悪天候で作業を中止した。

    この日の除去作業は、第三管区海上保安本部(横浜市)から派遣された油除去専門の機動防除隊の隊員2人が作業の指揮、指導に当たり、巡視船4隻が、船首部分の周囲の重油に繰り返し処理剤を散布。薄い膜は海中に拡散したが、固まり状の油には効果がなかった。ヘリコプターは現場海域に飛んだが、荒天のため散布を中止した。

    八管本部は、運輸省第五港湾建設局の油回収船、清竜丸(3,526トン)の出動を要請。早ければ7日夕にも到着の見込み。《北國新聞》

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    【NHK大河ドラマ・毛利元就】放送開始

    【太陽党・羽田孜党首】「太陽党は改革進める結集軸に」

    太陽党の羽田孜党首は5日、奈良県橿原市内で記者会見し「現在の日本は経済などを含め、大きな転換点に差し掛かっており、改革が望まれている。太陽党は改革を進める結集軸にならなければならない」と強調した。

    今後の政界再編については「新進党は太陽党の友党であり、新進党や民主党と将来的に大同団結できるように徹底的に話し合いたい」と述べ、新進党や民主党と連携して改革勢力の再結集を目指す方針を示した。《共同通信》

    【在ペルー日本大使公邸占拠事件】こう着状態が続く

    ペルーの日本大使公邸人質事件は5日、極左ゲリラ、トゥパク・アマル革命運動(MRTA)との事実上の交渉役であるシプリアニ司教とミニング赤十字国際委員会ペルー代表が前日に続いて公邸に入ったが、新たな人質の解放は実現せず、4日連続で解放がなかった。

    事件発生から20日目で、3度目の日曜日の5日、司教は公邸でミサを主宰した。司教やミニング代表の邸内でのそれ以外の行動は不明だが、4日から2日続けて数時間ずつ内部にとどまっており、MRTA側に残る人質74人の段階的解放を迫っているもようだ。

    公邸屋上から4日未明に下げられたペルー政府に対話などを求める垂れ幕は5日未明(日本時間同日夜)、ゲリラ側が撤去した。窓には人質が書いた「共同通信へ進入可」と「謹賀新年」の文字だけが残っている。公邸では5日、タンク車から貯水槽に給水されたほか、食料が運び込まれた。《共同通信》

    【ロシア軍】チェチェンから完全撤退

    ロシア内務省と国防省は5日、チェチェン共和国に駐留していたロシア国防省軍と内務省軍が共和国から完全に撤退した、と発表した。1994年12月にチェチェンに進攻したロシア軍は、共和国全土を掌握することができないまま、進攻以来約2年ぶりに撤退したことになる。

    共和国連立政府が、今月27日のチェチェン共和国大統領・議会選挙前までの撤退を要求したのに対し、エリツィン大統領が昨年11月に全面撤退の方針を打ち出していた。

    ロシア内務省のマスロフ参謀長によると、撤退の最終段階では、1万6000−1万8000人の内務省軍が隣接するダゲスタン共和国などの基地に移動した。国防省軍も先月29日に、最後の戦闘部隊が撤退を始めていた。

    チェチェン紛争をめぐっては、昨年8月、レベジ安全保障会議書記(当時)とチェチェン独立派のマスハドフ参謀長(当時)が、チェチェンの地位問題の解決を5年間先送りすることなどで合意。ロシア側も完全和平に向けた話し合いを続けている。しかし、ロシアからの独立を主張するチェチェン側と、チェチェンを連邦内の一部とするロシアとの間で溝は埋まっておらず、今後の和平達成には曲折も予想される。《共同通信》

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    1月5日 その日のできごと(何の日)

  • 1997 平成9年1月4日(土) ナホトカ号重油流出事故・能登−福井に漂着の恐れ

    平成2919日目

    1997/01/04

    この日のできごと(何の日)

    【ナホトカ号重油流出事故】能登−福井に漂着の恐れ

    島根県沖の日本海で起きたロシア船籍のタンカー「ナホトカ」(13,157トン)の重油流出事故は4日、流出した重油が対馬海流に乗って能登半島の西岸から福井県沿岸に漂着する恐れが出てきた。第八管区海上保安本部(京都府舞鶴市)はロシアの船主の了解が取れ次第、5日にも漂流している重油に対し、処理剤散布などを始めることを決めた。

    関係する京都、石川、福井各府県は各漁協に警戒を呼び掛ける一方、関係各課の連絡会議を設置したり、若狭湾(福井県、京都府)に処理剤を散布する承諾を漁業関係者から得るなどの対応に追われた。

    同保安本部によると、4日午後5時現在、ナホトカの船首部分は京都府・経ケ岬の北約88キロにあり、10メートル前後の北西風のため、時速約2キロで南東に流されている。

    重油は船首部分を中心にした半径約9キロに点在、船首部分から南東4キロ付近に幅100−500メートルにわたって濃い部分があるほか、沈没場所との間の広い範囲で浮いている。

    金沢海上保安部は流出油の拡散状況を調査するため、巡視船「くろべ」を県内の沿岸部に派遣したが、4日夕までに重油は確認できず、いったん帰港した。5日朝から改めて調査、警戒に当たる。八管本部によると、重油は4日午後5時現在で、金沢港の西約130キロ付近の海域に達している。

    一方、石川県は4日、消防防災課に県庁内の総合調整窓口を設置し、第九管区海上保安本部(新潟市)などからの情報収集を急ぐ一方、県内40の漁協に流出油の厳重な警戒を呼びかけた。《北國新聞》

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    【ペルー日本大使公邸人質事件】ゲリラ、対話解決を要求

    ペルーの日本大使公邸人質事件で、74人の人質をとって邸内に立てこもる極左ゲリラ、トゥパク・アマル革命運動(MRTA)は4日未明(日本時間同日夕)、公邸屋上から垂れ幕を下げ、フジモリ大統領に対し対話による解決などを要求した。大統領は2日の演説であらためてゲリラ側に対する強硬姿勢を示しており、今回の行動は、同演説に対しMRTAが反発したものとみられる。

    一方、ペルー政府と接触している複数の日本政府筋によると、フジモリ大統領は4日、交渉担当のパレルモ教育相らとの間で、MRTAに人質解放を促すため、ぎりぎりの妥協点を不格的に探っている。

    事件解決に向けた動きは、2日、3日と新たな人質の解放もなく、仲介役のもないまま事件は4日で発生から19日目を迎えた。

    日本政府筋は、フジモリ大統領が2日、MRTA側の要求に沿う可能性がある「司法改革の促進」を年頭演説で強調したことについて、政府側の譲歩をうかがわせるものと受け止め、注目している。また、サンティステバン国民擁護官が2日「無実の政治犯の釈放を審査する特別委員会の活動は停滞しない」と述べたことも、MRTAの軟化につながる可能性があると期待を寄せている。

    ペルー政府は、MRTAが人質を少しずつ解放していることについて、平和的ポーズをとりながら政治宣伝のため内外の注目を集めようとしていると分析。公邸内の電気を再び止めるなどしてゲリラ側のペースに巻き込まれないようにしながらも、あえて早期解決を急がず、粘り強い対話を続ける姿勢を見せている。《共同通信》

    【池田行彦外相】ウルグアイ・ラモス外相と会談

    池田行彦外相とウルグアイのラモス外相が4日午後、外務省で会談し、ラモス外相はペルーの大使公邸人質事件で人質となった同国大使の解放にあたり、トゥパク・アマル革命運動(MRTA)とウルグアイ政府との間で裏取引があったのではないか、とする疑惑を否定した。また事件の早期解決のため、ペルー政府支援で認識が一致した。

    ラモス外相は「ウルグアイはテロリストと交渉しないという長い伝統を持っており、今回もテロリストとは何ら接触もなかった」と説明する一方、大使の解放が事態の打開を困難にしたとされることには遺憾の意を表明した。

    これに対し、池田外相は「結果としてペルー政府とテロリストとの交渉に複雑な影響を及ぼし、交渉が難しくなったのは否めない事実だ」と指摘。テロリズムに断固たる姿勢で臨むペルー政府の努力を国際社会が支援する重要性を強調した。ラモス外相は「できる限りの支援と協力を惜しまない」と同調した。

    ウルグアイ大使の解放については橋本龍太郎首相が「事件の解決を非常に難しくした」と不快感を表明。外務省は駐ウルグアイ大使の離任日程を早めるなど「抗議」とも受け取れる措置を取った。このため、ウルグアイ側が急きょ、ラモス外相を派遣した。

    橋本龍太郎首相は4日夜、ラモス・ウルグアイ外相が大使公邸人質事件に関連して池田行彦外相に対し、同国大使の解放が事態打開を困難にしたと遺感の意を表明したことについて「それ(遺感)は言うだろう。そうでないと国際社会から総スカンを食ってしまう」と述べた。その上で、ウルグアイ政府の対応などを挙げて「事態を困難にした」とあらためて不快感を表明した。首相公邸で記者団の質問に答えた。《共同通信》

    【橋本龍太郎首相】伊勢神宮参拝

    橋本龍太郎首相は4日、首相就任後初めて三重県伊勢市の伊勢神宮を参拝した。三塚博蔵相、梶山静六官房長官、小泉純一郎厚相ら10閣僚が同行した。首相らは神職の案内で外宮、内宮の順に訪れ、神楽を奉納。参拝後、神宮司庁で記者会見し、ペルーの大使公邸人質事件への政府の対応や、近く政府が設置する「財政再建会議」の方針などについて見解を明らかにする。

    首相は昨年末の大使公邸人質事件発生以来、年末年始も連日外務省を訪れて指揮に当たっており、東京を離れるのは初めて。《共同通信》

    橋本龍太郎首相は4日午後、三重県・伊勢神宮を参拝後、神宮司庁内で記者会見し、7日から出発する東南アジア諸国連合(ASEAN)5カ国訪問について「アジア太平洋地域の中核として日本と手を結んできたが、それをより深いものにしたい」と述べるとともに、その一歩として「ASEANと日本の首脳が定期的にひざをつき合わす場があっていい」と述べ、首脳同士による定期協議の場を設置するよう提唱する意向を示した。

    ペルーの大使公邸人質事件については「だんだん人質が解放されているのは喜ばしいことだ」としながらも「テロリスト・グループがコントロールしやすい数に減っており、事態は楽観していない」と述べ、今後の推移を厳しく見守っていく考えを表明した。

    首相は、昨年末に太陽党が結成されるなど政界再々編の動きに関連して「(政権として)だれと手を組むとか決めてかかっていない。だれとでも協力しながら、より良い明日をつくるために全力を尽くしたい」と述べ、政策面での他党との連携に含みを残した。

    財政構造改革に取り組むため設置する「財政再建会議」については「無理なく目標を設定し、議論を集約する場所」との認識を示し、設置時期については「ASEANから帰ってきて、できるだけ早くスタートさせたい」と述べた。《共同通信》

    【民主党・菅直人代表】改革実現へ連立も

    民主党の菅直人代表は4日、都内の渋谷、新宿両駅前で街頭演説を行い、橋本内閣との関係について「この政権で(行政)改革はできないとなった時、場合によってはわれわれも加わって政権をつくり直し本当に改革ができる政権にすべきだという選択に迫られるかもしれない」と述べ、自民党との連立も含めた新たな行革政権に参加する可能性もあり得るとの考えを示した。

    菅氏は昨年末の予算編成の在り方をめぐって同党の「建設的野党」という姿勢を見直す考えを示唆していたが、新たな政権への参加を視野に入れた発言は初めて。これに関連し、菅氏は「1月、2月、3月と平成9年度予算成立までが橋本政権の行革を見極める期間だ」と述べた。

    一連の演説で「昨年暮れの予算編成を見ると、首相が行革でいく、と言っても自民党はすべて地元の利益誘導に向かった」と批判。「10年、20年先を見た行革ができない場合、政権交代を求める」とした上で「自民党に政権から降りろと言ってもそうはいかないだろう。新進党と組んで政権に入るとしても信頼関係はないし、野党の準備もできていない」として自民党との連立の可能性に言及した。

    予算案に対しては「借金が増えるばかりで、飲んだくれ亭主のやり方だ。賛成できないと思っている。組み替えか、修正か今後議論する」と述べた。《共同通信》

    【巨人・松井秀喜外野手】「日本一目指し努力精進」

    「ジャイアンツ松井秀喜選手と新春町民の集い」は4日、同選手の地元である根上町総合文化会館で開かれ、野球少年や町民ら約700人が郷土が生んだスーパースターとゲームなどで交流し、同選手は「初心に戻り、ゼロからのスタートのつもりで努力精進し、日本一を目指したい」と力強く今季の抱負を語った。

    最初に松井秀喜後援会長の大窪昭二町長が「5年目の今年は心に秘めた大きな目標があるはず。目標達成を心から期待したい」とあいさつし、松井選手は会場を埋めたファンとビンゴゲームなどを楽しんだ。同選手は森喜朗自民党総務会長の激励を受けた後、後輩の児童、生徒に打撃指導も行った。

    松井選手は地元ファンからの「野球をいつまで続けるか」の質問に「40歳、50歳になっても続けたい」、「結婚はいつ」との問い掛けには「予定はありません」と答え、会場を沸かせた。最後に根上中野球部主将の中村尚良君(二年)が花束を贈り、今季の活躍を祈った。

    松井選手はこの後、実家がある根上町山口町の山口町会館で開かれた地元後援会のファンの集いに出席したほか、同町下ノ江町の八松苑で行われた同町野球協会創立50周年記念式典で、「栄冠は君に輝く」の作詞者で故人の加賀大介氏とともに特別表彰を受けた。同選手は6日に帰京する。《北國新聞》

    【スピードスケートW杯カルガリー大会】最終日

    スピードスケートのワールドカップ(W杯)カルガリー大会最終日は4日、カルガリーの室内リンク「五輪オーバル」で男女計4種目を行い、500メートルの男子は清水宏保(三協精機)、女子は岡崎朋美(富士急)が優勝した。男子では堀井学(王子製紙)も2位に続き、日本勢が1、2位を独占した。

    清水は前日に続く勝利でW杯今季3勝目(通算13勝)岡崎は今季2勝目(通算6勝)をそれぞれマーク。今季のW杯男子500メートルでの日本選手の連勝は、開幕から負けなしの「6」となった。

    1000メートルの男子では宮部保範(王子製紙)が1分12秒22の自己ベストで3位。ケーシー・フィッツランドルフ(米国)が、堀井の世界記録に0秒08と迫る1分11秒75の世界歴代2位のタイムを出し2連勝した。女子はザビーネ・フェルカー(ドイツ)が1分18秒90の好記録で優勝。《共同通信》

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    1月4日 その日のできごと(何の日)

  • 1997 平成9年1月3日(金) ナホトカ号重油流出事故・重油3700トン流出

    平成2918日目

    1997/01/03

    この日のできごと(何の日)

    【ナホトカ号重油流出事故】重油3700トン流出

    島根県沖の日本海で2日、ロシア船籍のタンカー「ナホトカ」(13,157トン)が浸水した事故で、第八管区海上保安本部(京都府舞鶴市)は3日、同県・隠岐島の北北東約110キロなどの海上で、同船から流出したとみられる帯状の重油を複数確認した。

    重油は3日午後、福井県三国町の福井港の北西約137キロの海上に達しており、第八管区海上保安本部は重油が漂着する恐れがあるとして、京都府と福井県に通知した。大量に流出した場合は、島根県から能登半島にかけての沿岸部に広く漂着する恐れもあり、金沢海上保安部は同日、監視を始めた。

    第八管区海上保安本部によると、ナホトカは長さ約180メートルの船体が二つに折れて浸水したとみられる。同船には重油約1万9000トンが積まれており、その際に切断したタンクからドラム缶約2万555本分に相当する3700トンの重油が流出しているとみられる。重油流出事故では、昭和49年の三菱石油水島製油所事故の約7900トン流出に次ぐ大規模事故になりそう。

    ナホトカは3日隠岐島の東北東約157キロの海上で漂流している船首部分が発見されている。第八管区海上保安本部は残る船体は隠岐島の北北東約113キロに水没したとみており、4日早朝から船体の発見と重油の回収に全力を挙げる。

    金沢海上保安部は「重油が石川県内の沿岸部に漂着するかどうかは風や波、潮流などの関係から予測しにくいが、漂着するとすれば4日午後ということも考えられる」としている。一方、第八管区海上保安本部は巡視船3隻などを出して行方不明の船長(47)の捜索を続けているが、現場周辺の海域は大しけで、難航している。《北國新聞》

    2日午前、大しけの島根県隠岐島沖の日本海で浸水、沈没したとみられるロシア船籍タンカー「ナホトカ」から乗組員12人を救助した航空自衛隊小松基地小松救難隊の森橋陽司雄総括班長は3日、同基地で、「二次災害の危険性が五分五分の状況でも飛び立つのが私たちの仕事だ」と語り、限界すれすれの風速22メートルを超える強風を突いての出動だったことを明らかにした。

    森橋総括班長の自宅に、基地の当直から「ナホトカ」の事故発生の電話連絡が入ったのは2日午前5時10分。同班長は小松基地に急行、17人の救難隊員も駆けつけ、同6時には出発準備が整った。

    しかし、基地上空の風速は限界値45ノット(約22.5メートル)を大幅に上回る55ノット(約27.5メートル)。第八管区海上保安部から「乗組員は救命ボートで漂流中」との連絡が入る中、森橋班長は焦る気持ちで風が弱まるのを待った。午前10時、風速が45ノットとなり、同班長は隊員4人の乗った救助ヘリUH60の操縦かんを握り、捜索機MU2とともに出動した。

    約1時間半後に到着した現場は、波の高さが約8メートルの大荒れ。過酷な状況下、小川和郎三曹がワイヤーに体をつってボートに降り立ち、ボイヤントと呼ばれる救助具でロシア人乗組員を一人ひとりヘリに送りこんだ。

    小松基地まで運ばれた乗組員12人は、一人が肩を打った程度で全員無事。基地内で熱いふろに入った乗組員はロシア語で感謝の言葉を繰り返したという。森橋班長は「一番怖かったのは二次災害だったが、小川三曹らも冷静沈着に任務を遂行してくれた」と話した。《北國新聞》

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    【第73回箱根駅伝】神奈川大が初の総合優勝

    第73回東京箱根間往復大学駅伝最終日は3日、神奈川県箱根町の芦ノ湖駐車場から東京・大手町までの復路5区間107.5キロで行われ、往路トップの神奈川大が逃げ切り、通算11時間14分2秒で初の総合優勝を果たした。山梨学院大が11時間22分20秒で総合2位に入り、昨年の大会で途中棄権した両校が上位を占めた。

    前回大会でシード権(現行は上位9校まで予選免除)が取れず、予選会から出場して総合優勝したのは神奈川大が初めて。往路で2位に2分8秒差をつけた神奈川大は、復路でもアンカー今泉が区間賞を奪うなど安定した走りで差を広げて快勝した。

    前回優勝の中大は総合4位、早大は同5位に終わった。往路9位の駒大が、大会新記録の5時間27分8秒で復路を初めて制し、総合6位に入った。《共同通信》

    【ライスボウル】リクルートが優勝

    アメリカンフットボールの日本選手権(ライスボウル)は3日、東京ドームに5万2000人の観客を集めて行われ、社会人代表のリクルートが学生代表の京大を19−16で下し、初の日本一に輝いた。対戦成績は学生の8勝6敗。

    史上最多の5度目の優勝を狙う京大に対し、ライスボウル初出場のリクルートは第1クオーター2分54秒にゴール前1ヤードからRB亀山が飛び込んで先制のTDを決めた。2TDを加えて19−10で前半を折り返し、後半は京大の反撃を試合終了直前の1TDだけに抑え、逃げ切った。最優秀選手には、ランプレーでリクルートの攻撃の軸となったRB中野が選ばれた。《共同通信》

    【中西啓介衆院議員】羽田空港で襲われる

    3日午後3時40分ごろ、東京・羽田空港ターミナルビルで、車から降り全日空VIP用の出入り口の1階エレベーターホールに入った元防衛庁長官の中西啓介衆院議員(55)(新進党)が、男にゴルフクラブで顔や足を殴られた。

    同議員は病院で治療を受けたが、左ひざの打撲や鼻を切り全治1週間の軽傷。

    男は、もう1人の男がビル玄関前に止めてあった乗用車に乗り込んで逃走。警視庁東京空港署は緊急配備して行方を追っていたが、同日夜、同庁に出頭してきた暴力団幹部ら2人を傷害容疑で逮捕した。《読売新聞》

    【橋本龍太郎首相】剣道の初げいこ

    橋本龍太郎首相は3日午前、東京・三田の母校慶大で、剣道部員やOBらと剣道の初げいこ。首相は三が日も、ペルーの大使公邸人質事件の対応のため、元日の皇居での「新年祝賀の儀」に出席した以外は、恒例の首相公邸の新年会などの行事を中止。滞在先の都内のホテルと外務省の往復に終始していただけに、後輩たちと約一時間汗をかき、久々に晴れ晴れとした表情を見せた。

    首相は「(剣道を)やっているうちは夢中で(事件を)忘れていたけど、終わったらすぐ思い出した」と記者団に述べ、道場を出ると厳しい顔に逆戻り。午後はいつものように外務省オペレーションルームに出向き、ペルーから帰国したばかりの兼元俊徳警察庁国際部長らから報告を受けるなど、情勢把握と陣頭指揮に当たった。《共同通信》

    【スピードスケートW杯カルガリー大会】第1日

    スピードスケートのワールドカップ(W杯)カルガリー大会第1日は3日、カルガリーの室内リンク「五輪オーバル」で男女計4種目を行い、男子500メートルは世界記録35秒39を持つ清水宏保(三協精機)が、35秒50の今季世界最高で優勝した。清水はW杯今季2勝目で、通算12勝目。日本勢は今季のW杯男子500メートルで、開幕から負けなしの5連勝となった。

    2位は35秒83のセルゲイ・クレフシェニア(ロシア)で、井上純一(西武鉄道)が35秒93で4位。今季のW杯500メートルで3勝の堀井学(王子製紙)は35秒95で5位だった。1000メートルの井上は1分12秒37で2位。両種目とも自己ベストを更新する健闘だった。

    女子500メートルでは岡崎朋美(富士急)が39秒25で2位。フランツィスカ・シェンク(ドイツ)が39秒13で優勝し、日本勢の4連勝を阻んだ。W杯初出場の清水知美(北海道・白樺学園高)は39秒85の高校新で7位に入った。《共同通信》

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    1月3日 その日のできごと(何の日)

  • 1997 平成9年1月2日(木) ナホトカ号重油流出事故

    平成2917日目

    1997/01/02

    この日のできごと(何の日)

    【ナホトカ号重油流出事故】

    2日午前2時50分ごろ、島根県隠岐島の北北東約100キロ沖の日本海で、ロシア船籍のタンカー「ナホトカ」(13,157トン、乗組員32人)が浸水したとの緊急通報を発信した。

    航空自衛隊小松基地の救難ヘリや第八管区海上保安本部の巡視船などが出動し、救命ボートで漂流中のロシア人乗組員計31人を救助したが、船長(47)は行方不明。タンカーの船体は確認されなかった。

    小松基地に運ばれた乗組員は12人。1人が肩を強く打った程度で、全員元気だった。

    現場海域は大しけで波が約6メートルと高い上、霧や雪で視界も悪かった。第八管区海上保安本部によると、「ナホトカ」の船首部が大きく破損、同保安部は事故原因を調べている。《北國新聞》

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    【一般参賀】

    天皇、皇后両陛下をはじめ皇族方が国民らから祝賀を受ける新年恒例の一般参賀が2日、皇居の宮殿東庭で行われ、やわらかい日が差す好天の下、5万9300人(皇宮警察本部調べ)が訪れた。

    天皇陛下は皇后さま、皇太子、秋篠宮両ご夫妻、紀宮さまとともに午前3回、午後4回の計7回、宮殿・長和殿のベランダに立ち、マイクを通じて「新しい年を迎え共に新年を祝うことを誠に喜ばしく思います。年頭に当たりわが国と世界の人々の平安と幸せを祈ります」とあいさつ。参賀者の歓声に手を振ってこたえられた。

    参賀は午前9時半から午後3時まで行われ、午前中の1、2回目には、三笠宮、高円宮両ご夫妻と常陸宮妃華子さまも出席。風邪気味の常陸宮さまや、高松宮妃喜久子さま、三笠宮寛仁ご夫妻、桂宮さまは欠席された。参賀者は昨年より5400人減少し、平成に入ってからは5年の5万2700人に次いで少なかった。《共同通信》

    【第73回箱根駅伝】神奈川大が往路優勝

    第73回東京箱根間往復大学駅伝第1日は2日、関東の15校が参加して東京・大手町から箱根・芦ノ湖駐車場までの往路5区間107.2キロで行われ、神奈川大が5時間45分51秒で勝ち、往路、復路を通じ初の優勝を飾った。

    強い向かい風に各校が苦しむ中、神奈川大は常に上位の好位置をキープ。4区の藤本で首位に立ち、5区で山登りのスペシャリスト、近藤が2位以下との差を広げた。

    2分8秒差の2位は総合で2連覇を狙う中大、3位に大東大、4位に早大が続いた。2区の中村の8人抜きで一時首位に立った山梨学院大は、5位だった。《共同通信》

    【在ペルー日本大使公邸占拠事件】

    フジモリ大統領「テロは言語道断」

    ペルーのフジモリ大統領は2日午前(日本時間3日未明)、日本大使公邸人質事件について国民に向けて演説、「貧困を暴力で解決しようというのは言語道断だ」と述べ、極左ゲリラ、トゥパク・アマル革命運動(MRTA)を厳しく非難した上で、「事件は特異なケース。経済復興には影響しない」と自信を示した。

    演説は最高裁新長官就任式で行われた。大統領の同事件についての演説は昨年12月21日のテレビ・ラジオ演説以来で、人質を取り立てこもっているMRTAに対する強硬姿勢が揺るがないことをあらためて内外にアピールした。

    大統領はまた2日、人質の一人のテロ対策本部長マキシモ・リベラ将軍に代えてマルセロ・ナカムラ将軍を任命。特殊部隊長や保安局長らも人質となっているこから、幹部クラスを欠きながら事件の対応に追われる警察当局が態勢の立て直しを図っていることが明らかになった。

    フジモリ大統領は演説で、事件解決に向けた具体的な打開策などには言及しなかったものの、「今年も司法改革を進める」と強調した。MRTAが刑務所の待遇改善なども要求していることから、この発言はMRTAに向けたメッセージではないかとも受け止められている。また、公邸の人質やその家族らとの連帯も国民に呼び掛けた。《共同通信》

    橋本首相、公邸内取材に懸念

    政府は2日、ペルー日本大使公邸占拠・人質事件で新たに7人が解放されたことを歓迎しながらも、武装グループの機動性が高まったことから警戒心を強めている。特に政府は、武装グループが人質を小刻みに解放しつつ、トゥパク・アマル革命運動(MRTA)の宣伝を図るパターンは今後も続くと見ているが、人質を日本企業各社1人にしぼるなど、だれを残すか計算しているふしがあるため、神経をとがらせている。

    外務省内には、「バス1台に乗れるような人質の数になった時は、武装グループは、人質を連れて移動する選択肢を持つ」という見方も出ている。

    一方、橋本首相は、一部報道陣が公邸内に入って武装グループ指導者らにインタビューしたことについて、「ゲリラ側に自分たちの主張を世界中に繰り返すチャンスを与えてしまったという意味で、ペルー政府の立場を非常に苦しくした」と述べ、事件解決に悪影響を与えるとの懸念を表明した。《読売新聞》

    【ドイツ】寒波の死者24人

    昨年末から欧州を襲っている記録的寒波の影響で、ドイツ国内では2日までに、凍死や氷結した川の割れ目に落ちるなどして少なくとも24人が死亡した。

    ドイツのDPA通信によると、ドイツでは1日から2日にかけ、ザクセン・アンハルト州で水点下26.3度とこの冬一番の寒さを記録。ベルリンでは観測史上最も低いマイナス21度まで気温が下がった。河川や道路の凍結のため、交通は各地でまひ状態となった。

    東欧でも一部で氷点下30度を超す寒さとなり、ポーランドで30人、ルーマニアで40人に上る死者が出た。欧州全体の寒波による犠牲者は140人を超したもようだ。《共同通信》

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    1月2日 その日のできごと(何の日)

  • 1997 平成9年1月1日(水) 在ペルー日本大使公邸占拠事件・7人解放

    平成2916日目

    1997/01/01

    この日のできごと(何の日)

    【在ペルー日本大使公邸占拠事件】7人解放

    こう着状態のまま越年したペルーの日本大使公邸人質事件は、極左ゲリラ、トゥパク・アマル(MRTA)の武装グループが1日夕、日本人4人を含む人質7人を新たに解放、12月31日の2人と合わせて2日間で計9人を解放した。これにより邸内に残された人質は74人となった。《共同通信》

    「トゥパク・アマル革命運動」の武装グループは1日午後5時20分(日本時間午前7時20分ごろ)、日本人4人を含む人質7人を開放した。ゲリラ側は31日、公邸内での一部報道陣との会見で、「現状では早期解決はない」との見通しを述べたが、2日続けての人質解放は、ゲリラ側の対話継続の意思を改めて示したものとみられる。

    同日午前、カトリック教会のシプリアニ司教が新年ミサのため公邸内に入り、6時間以上にわたって邸内にとどまった。7人の解放はその後に実現した。《読売新聞》

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    【新年祝賀の儀】

    年頭に当たり天皇、皇后両陛下が、皇太子ご夫妻はじめ皇族方や首相らから祝賀を受ける「新年祝賀の儀」が1日、皇居・宮殿で行われた。

    陛下と男性皇族はえんび服に勲章、皇后さまら女性皇族はローブデコルテ姿。午前10時、華やかな雰囲気の中、皇太子ご夫妻をはじめ皇族方15人が、宮殿・松の間で両陛下に祝賀を述べられた。続いて、橋本龍太郎首相や衆参両院議長、最高裁長官、閣僚、都道府県知事ら計499人が松、竹、梅の各間に分かれ、それぞれ代表が両陛下ら皇族方にあいさつ。陛下は「国の発展と国民の幸せを祈り、あわせて世界の平和を念願いたします」と述べられた。《共同通信》

    【第41回全日本実業団対抗駅伝】

    第41回全日本実業団対抗駅伝は1日、前橋市の群馬県庁前を発着点とする7区間、86.3キロのコースに37チームが参加して行われ、旭化成が4時間7分54秒で2年ぶり19度目の優勝を果たした。

    好天に恵まれたレースは、4区終盤から旭化成とエスビー食品の一騎打ちとなり、旭化成はアンカーの佐藤信之がゴール手前80メートルでエスビー食品の櫛部静二を振り切った。2位のエスビー食品はトップと3秒差だった。

    連覇を狙った鐘紡は1区から大きく出遅れ、一度も首位争いに加われず10位に終わった。ダイエーが3位に躍進し、4位にヤクルト、5位に中国電力が入った。《共同通信》

    【サッカー第76回天皇杯】

    サッカーの日本一を決める天皇杯全日本選手権は1日、東京・国立競技場でサンフレッチェ広島−ヴェルディ川崎のJリーグ同士の決勝が行われ、川崎が3−0で勝って頂点に立った。川崎は読売クラブ時代の1987年度大会以来4度目の制覇。

    天皇杯はJリーグ全チームや大学リーグ戦上位校のほか、47都道府県の代表など計80チームのトーナーメントで争われ、今回から高校生にも門戸が開放されていた。

    前半11分までに2得点を奪った川崎のペースで進んだ。3分に栗原、三浦知との連係から北沢が先制。11分には三浦知の後方へのパスに左から中村が切れ込み、最後は三浦泰が追加した。

    これで川崎は楽になった。あとは守備に重点を置き、広島のポスト役の高木やキーマンのサントスへのマークに集中。サイド攻撃で突破口を開こうとする広島のこぼれ球をことごとく拾った。後半14分にはカウンターから栗原がダメを押した。 広島は川崎FW陣を自由にしすぎた。球際の粘り強さにも欠けて、思うような攻めができなかった。《共同通信》

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    1月1日 その日のできごと(何の日)

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