平成7600日目

2009/10/29

【この日の鳩山総理】

日本・ニュージーランド首脳会談

鳩山由紀夫首相は29日、来日中のニュージーランドのキー首相と首相官邸で会談した。キー首相は「日本の常任理事国入りを含む国連安全保障理事会改革を支持する」と述べ、鳩山首相は謝意を表明した。また鳩山首相が持論の東アジア共同体構想について説明、キー首相は構想を「歓迎する」と述べた。《産経新聞》

平成21年10月29日、鳩山総理は総理大臣官邸で、ニュージーランド(NZ)のジョン・キー首相と会談を行いました。

会談では、二国間関係について両首脳は、両国が基本的価値観を共有し、伝統的な友好国として、更に関係を強化していくことで一致しました。

鳩山総理は、昨年より開始されたNZ社会人50人の訪日招聘に加え、来年より、農業、環境等の専門家50人を招聘するプログラムを開始する予定である旨の発言をしました。

キー首相は、日NZ関係は、経済、人と人の交流、観光、スポーツなど多岐にわたっている、2019年に日本がラグビー・ワールドカップを主催することを歓迎すると共に、2011年に主催国となるNZの経験を共有したい旨を述べました。

このほか、経済関係、気候変動等について話し合われました。

会談後、鳩山総理夫妻とキー首相夫妻は、総理大臣公邸で写真撮影を行いました。《首相官邸》

思いやり予算「見直し必要」

鳩山由紀夫首相は29日、衆院本会議での代表質問で、在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)について「我が国の負担をより効率的で効果的なものにするために包括的な見直しが必要だ」と述べ、今後、あり方を再検討する考えを示した。

共産党の志位和夫委員長の質問に答えた。ただ、首相は同日夜、記者団から思いやり予算の削減を検討するのかと問われ、「実際にはかなりぎりぎりのところまで減ってきている状況だ」と語り、削減は難しいとの認識を示した。国民の理解を得るために、使途の透明性の向上などに取り組む意向と見られる。

思いやり予算は、在日米軍基地で働く日本人の給料や米軍人の住宅建築費などを日本側が負担する仕組みで、78年度に始まった。99年度は2756億円に膨らんだが、その後減少傾向にあり、09年度は1928億円。民主党は08年、契約内容が不透明だなどとして、思いやり予算を3年間延長する特別協定案に反対した。

また、首相はこの日の参院本会議で、自民党の林芳正参院政審会長の質問に対して「日米同盟のありかた全般について、包括的なレビューを新政権として行いたい。それを通じ長期的な視野にたって、日米同盟を重層的に深化させたい」と答弁した。《朝日新聞》




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【プロ野球ドラフト会議】菊池雄星投手は西武が交渉権獲得

プロ野球ドラフト会議は29日、東京都内のホテルで行われ、米大リーグ挑戦を封印して国内の球団入りを表明していた150キロ左腕、菊池雄星投手(岩手・花巻東高)は6球団が1位指名で競合し、抽選で一番先にくじを引いた西武の渡辺久信監督が当て、交渉権を獲得した。《共同通信》

3度目でようやく満面の笑みを見せた。長野久義外野手(24)=ホンダ=は29日、テレビ中継されたプロ野球のドラフト会議で巨人の1位指名選手として自分の名前が読み上げられるのを確認し、安藤強監督とがっちり握手した。

「小さいころからのあこがれだった。無名だった大学時代から見てくれていた」と積もった思いを打ち明けた。2006年に日本ハム、昨年はロッテから指名を受けたがいずれも入団を拒んだ。「気持ちが揺れたことっもあったが人生は一度きりだから」。初志を貫徹し、夢をかなえた。《共同通信》

【事業仕分け】議員は7人

仙谷由人行政刷新相は29日、国会内で民主党の小沢一郎幹事長と会談し、行政刷新会議の下の「事業仕分け」のワーキンググループの国会議員を7人に減らすことで合意した。枝野幸男元政調会長を統括役に32人で始動したが、当選したばかりの新人議員が14人と多く、小沢氏ら党側が反発していた。来年度予算編成に向けて行政の無駄遣いを公開で洗い出す「事業仕分け」の作業を30日に1週間ぶりに再開する。

行刷相は小沢幹事長に「(人選をめぐる党側への)配慮が足りなかった。申し訳なかった」と陳謝。すでに作業に着手しながらも新人研修に力点を置く党の意向で大幅に人員を減らす異例の事態となった。このため、民間からモルガン・スタンレー証券のロバート・フェルドマン経済調査部長や福嶋浩彦前我孫子市長らを起用する方針だ。《日経新聞》

【日本航空】政府管理下で再建

前原誠司国土交通相は29日、日本航空の経営再建に公的機関の「企業再生支援機構」を活用する方針を正式に表明した。日航は支援機構のもとで再建案の策定に取り組み、来年1月をメドに支援策が決まる見通し。機構は公的資金による資本増強や企業年金の大幅減額などを検討する。日航再建は国交相直属のタスクフォース(作業部会)が主導してきたが、今後は政府が強力に関与する形で練り直しとなった。

国交相は29日午後、作業部会から「日航再建は企業再生支援機構に委ねるべきだ」との内容の報告書を受け取り、その後の記者会見で「支援機構に(事前相談を)申請することを(日航に)指示した」と述べた。鳩山由紀夫首相は同日夕、記者団に「前原国交相も一生懸命やっている。プロセスが間違っていたわけではない」と語った。

日航の西松遥社長は同日、支援機構の西澤宏繁社長を訪ね、再生支援に向けた事前相談を申請し、受理された。支援機構は資産査定を進め、その管理下で日航が詳細な再建計画を策定。機構は来年1月をメドに支援の可否を決定する。《日経新聞》

【平野博文官房長官】日航の再生への対応策を説明

平野博文官房長官は29日午後、首相官邸で記者会見を行い、同日、日本航空が企業再生支援機構に支援を申請したことを受けて、今後の政府としての対応について、「今現在前原大臣の所でタスクフォースの報告を受けて、国交省としてこの問題についてどうするかという検討に入っている」と状況を説明。そのうえで、日本航空の再生に向けての具体的な対応には、対策本部を設置することも視野に入れ、早々に対応を決定しなければならないとの考えを示した。

次に、同日の参院本会議での代表質問に鳩山総理大臣(代表)が「日米同盟の包括的なレビューを進めていきたい」と答弁したことに関して具体的な内容を問われた平野長官は、「日米の合意、政府間の合意、3党の合意、マニフェスト含めて沖縄の基地問題、普天間の問題をしっかりと考えなければならない」との基本的認識を表した。それを踏まえ、「日米同盟という概念を再度一回レビューするということではなく、新しい政治的判断をする際に間違いを起こさないためにも、今日までの旧政権でなされた様々な合意の課程を見直さなければということから、様々な合意事項を個々に切り分けて検討するよりも今までの経過を包括的にレビューしたいということである」と説明した。《民主党ニュース》

【五代目三遊亭円楽さん】死去

人生哲学をにじませた正統的古典落語を得意とし、テレビ番組「笑点」の司会などでも人気を集めた落語家の三遊亭円楽さんが29日、肺がんのため死去した。76歳だった。葬儀は近親者らで行う。

東京・浅草の寺に生まれた。55年に六代目三遊亭円生に入門して「全生」。62年に真打ちに昇進して五代目円楽を襲名した。66年に始まった日本テレビ系「笑点」で立川談志とともにお茶の間の人気者になった。ゆったりと構えて出演者を引き立てながら要所を締めるメリハリの利いた司会ぶりが持ち味だった。

60年代には「星の王子様」「湯上がりの顔」などのキャッチフレーズで親しまれ、談志、古今亭志ん朝らとともに「四天王」として、当時の落語ブームを引っ張った。《朝日新聞》



10月29日 その日のできごと(何の日)