平成8996日目
2013/08/25
【西日本各地】大雨
記録的な大雨は25日、九州から近畿の広い範囲に被害をもたらした。大阪府や兵庫県では、住宅が浸水し、繁華街の道路や駅の地下道が冠水した。また、関西を中心にJR各線で一時運行を見合わせるなど、多くの列車に運休や遅れが出た。
http://www.pref.osaka.lg.jp/kasenkankyo/boujyo/kakonosaigai.html午前11時ごろまでの1時間に49ミリが降った大阪市では、最大の繁華街、阪急梅田駅周辺(同市北区)が広範囲に冠水。一部のショッピングモールも浸水し、多くの店が一時閉店した。梅田の広域冠水は珍しく、床上浸水した薬局の店長(58)は「これほどの浸水は初めてだ」と驚いた。同区芝田2のガソリンスタンドでは午前11時前、天井裏にたまった雨水の重さで天井が幅約5メートル、長さ約20メートルにわたって崩れ、車3台が下敷きになった。
大阪・ミナミの心斎橋筋商店街では、アーケードから雨漏りが発生。買い物客らは傘を差して歩き、各店も店の前にバケツを置くなどの対応に追われた。アーケードの屋根には排水溝があるが、大雨で容量を超え、水が漏れ落ちたとみられる。付近の排水溝でも水があふれ、一部の店舗の前まで水が迫った。
午前9時10分ごろ、JR東海道線摂津本山駅(神戸市東灘区)では、ホームと改札口を結ぶ地下道が約60~70センチ冠水。JR西日本によると、一部の利用者を駅員が背負って運んだという。消防車が雨水をポンプでくみ出すなどし、約3時間後に通行可能になった。
他にも、大阪府豊中市全域など各地で道路が冠水。同府吹田市千里山東の関西大に続く坂道では、濁流が路面を覆った。大阪府・市によると、豊中、吹田、大阪市などの計26棟で床上浸水、計202棟で床下浸水。兵庫県によると、西宮市や芦屋市で10棟が床上浸水し、尼崎市などで計62棟が床下浸水した。
また、豊中市中桜塚3の住宅街の生活道路(幅約6メートル)で、幅50センチ、長さ約50メートルの範囲で3、4カ所が陥没。大阪府北部の山田川、高川、天竺川、兎川が、自治体が避難勧告などを検討する特別警戒水位を一時上回った。
JR西日本によると、JR東海道線大阪-灘(神戸市)や東西線京橋(大阪市)-尼崎など計9路線が一時運休するなどし、約9万5000人に影響が出た。また、山陽新幹線では午前8時半ごろ、岡山県備前市の雨量計が規制値を超え、相生(兵庫県相生市)-岡山間で11分間運転を見合わせた。さくらなど計31本が最長1時間遅れ、約1万9200人に影響した。
島根県江津市では23日の降り始めからの雨量が474ミリに。JR三江(さんこう)線因原駅(島根県川本町)近くで24日、鉄道の橋脚が流され、同線は全線不通となった。山口、熊本両県では計3322世帯に避難勧告が出され、山口で一時約200人、熊本で55人が避難した。《毎日新聞》
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【ボクシング日本ライト級タイトル戦】井上尚弥選手、デビュー4戦目で戴冠
ボクシングの日本ライトフライ級タイトルマッチ10回戦は25日、神奈川県座間市民体育館で行われ、20歳のホープで同級1位の井上尚弥(大橋)が王者の田口良一(ワタナベ)を3―0の判定で破り、日本最速タイとなるデビュー4戦目で王座を獲得した。
ダウンこそ奪えなかったが、終始スピードと手数で優位に立った。プロ4戦目で日本王座に就くのは国内ジム所属選手では5例目、日本人では平仲明信と辰吉丈一郎に次いで3人目。《共同通信》
【ボクシング・村田諒太選手】プロデビュー戦でTKO勝利
ボクシングのロンドン五輪男子ミドル級金メダリストの村田諒太(27=三迫)が25日、東京・有明コロシアムでプロデビュー戦に臨み、2回2分24秒でTKO勝ちを飾った。
東洋太平洋同級王者の柴田明雄(31=ワタナベ)とノンタイトル戦で契約体重(リミット73キロ)での6回戦(3分X6ラウンド)だったが、日本人ではボクシングで48年ぶり五輪金メダリストの実力を見せつけた。《スポニチ》
【ノルディック複合GP個人第1戦】渡部暁斗選手が初優勝
ノルディックスキーのグランプリ(GP)複合は25日、ドイツのオーベルビーゼンタールで個人第1戦を行い、渡部暁斗(北野建設)が初優勝した。渡部暁は前半飛躍(HS106メートル、K点95メートル)で103・5メートルを飛んでトップに立つと、2位に5秒差のリードを奪ってスタートした後半距離(10キロ)で踏ん張った。《共同通信》
【F1・ベルギーGP】決勝
自動車のF1シリーズ第11戦、ベルギー・グランプリ(GP)は25日、フランコルシャンで決勝を行い、レッドブル・ルノーのセバスチャン・フェテル(ドイツ)が優勝し、今季5勝目、通算31勝目を挙げた。
2位にフェラーリのフェルナンド・アロンソ(スペイン)、3位にメルセデスのルイス・ハミルトン(英国)が入った。《共同通信》
【国土交通省】航空機燃料税の軽減延長
国土交通省は25日、国内線を飛ぶ飛行機の燃料にかかる航空機燃料税の軽減の延長を、2014年度税制改正要望に盛り込む方針を固めた。航空会社の税負担を軽減することで、経営支援や縮小が続く地方路線の維持につなげる狙い。
航空機燃料税の本来の税額は1キロリットル当たり2万6千円だが、11~13年度は羽田空港を発着する幹線も含め1万8千円に軽減しているほか、離島路線は1万3500円、沖縄路線は9千円にそれぞれ引き下げている。
11年度の国内の航空路線数は232で、01年度(318)に比べ3割近く減少。地方空港間を結ぶ路線など赤字の地方路線の縮小が著しい。《共同通信》
【民主党佐賀県連】原口一博氏が代表辞任
民主党佐賀県連は25日、常任幹事会を開き、原口一博衆院議員の県連代表の辞任を了承した。後任には大串博志衆院議員が就いた。
原口氏は、川崎稔前参院議員が任期途中で離党届を提出し、党から除籍(除名)処分を受けたことや、7月の参院選で候補者擁立が遅れ、佐賀選挙区で敗北したことが辞任の理由だと記者団に説明した。
原口氏は昨年12月の衆院選に出馬し、小選挙区(佐賀1区)で落選したが比例復活した。民主党の鳩山、菅両内閣では総務相を務めた。《共同通信》
【甘利明経済再生担当相】消費増税「首相は10月のAPEC前に判断」
甘利明経済再生担当相は25日のNHK番組で、安倍晋三首相が予定通り消費税増税をするかどうかを最終判断する時期について、遅くとも10月7日からインドネシアで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の前になるとの見通しを示した。
甘利氏は「(判断時期は)まだ決まっていないし、総理が決めることだが、9月下旬から10月上旬の幅になると思う」と述べた。
その上で、日銀が10月1日に発表する企業短期経済観測調査(短観)も判断材料になる可能性があるとも指摘。「外交日程の合間をぬって各種データを把握しながら判断される」と述べた。《共同通信》
【岸田文雄外相】チェルノブイリ視察
岸田文雄外相は25日(日本時間同)、旧ソ連時代の1986年に爆発事故が起きたウクライナ北部のチェルノブイリ原発や周辺の立ち入り制限区域を視察。汚染水問題の深刻化など東京電力が福島第1原発事故後の対応に苦慮する中、長期間、原子力災害対応に取り組んできたウクライナの経験を日本の対策に反映させる方針だ。
岸田氏はウクライナ担当機関の幹部から案内を受けながら、放射性物質を封じ込めるためコンクリートの「石棺」で覆われた原発4号機を見学。石棺の老朽化を受けさらに上から覆って密閉するための巨大なドーム型シェルターの建設が進む状況も確認したい考えだ。《共同通信》