平成4546日目

2001/06/19

この日のできごと(何の日)

【政府】子育て支援策を決定

政府の男女共同参画会議(議長・福田康夫官房長官)は19日、働く女性を支援するため「仕事と子育ての両立支援策」を決めた。近く正式に閣議決定する。

認可保育所に入所できない「待機児童」問題で、受け入れ数を2002年度中に5万人、04年度までに10万人増やすと数値目標を明記。待機児童解消に向けて新設する保育所は、基本的に学校の空き教室など既存の公的施設を活用し、企業や民間非営利団体(NPO)など民間で運営する「公設民営」方式を打ち出した。仕事と子育ての両立支援に取り組む企業に対する税制上の配慮も盛り込んだ。

6月19日のできごと(何の日)【小泉純一郎首相】男女共同参画会議に出席
https://www.kantei.go.jp/

小泉純一郎首相は同日の男女共同参画会議で「政府として施策を確実に推進する」と強調、02年度予算編成で両立支援策を重視する考えを表明した。

政府の支援策は男女共同参画会議の下に設置された「仕事と子育ての両立支援策に関する専門調査会」(会長・樋口恵子東京家政大教授)の最終報告に基づくもので、「本年度と02年度に開始し、遅くとも04年度までに実施」する具体的な施策をまとめた。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【政界談話室】

○・・・民主党の岡田克也政調会長は19日の記者会見で、政府の経済財政諮問会議がまとめた「経済財政運営の基本方針」の素案について「いつまでにやるというタイムスケジュールがないし、どうやるというのもない。学者の抽象的な作文で終わっている」と激しく批判した。さらに「これが小泉改革の実態であぜんとする」とこき下ろしたが、「(今月下旬の)閣議決定までに具体的に示してほしい。政府・与党なんだから」とも発言。野党ゆえに政策は出せても、実行できないもどかしさがチラリ。《共同通信》

【民主党】京都議定書、最大争点に

民主党は19日、地球温暖化防止のための京都議定書批准問題を、終盤国会で最大の争点にする方針を固めた。

菅直人幹事長は「小泉純一郎首相も米国の圧力で腰が引け、聖域化している」と批判、「聖域なき構造改革」を旗印にする小泉内閣の「及び腰」を浮かび上がらせようという戦術だ。20日の党首討論では鳩山由紀夫代表が、あらためて首相に先行批准を迫る。

衰える兆しのない小泉内閣の高支持率を前に、同党は千葉市長選で惨敗。東京都議選や参院選でも「苦戦」(選対幹部)が予測されることから「何とか反転攻勢のきっかけをつかみたい」という切実な事情があるようだ。

菅氏は19日のCS朝日ニュースターの番組で「(早期批准を求めた)国会決議に反する閣僚は場合によっては辞めてもらう」と述べ、米国から批准の言質を引き出せなかった田中真紀子外相、川口順子環境相の不信任決議案提出をちらつかせている。《共同通信》

【小泉純一郎首相】公務員の選挙運動「厳格な制限」を指示

小泉純一郎首相は19日午後、首相官邸で自民党の太田誠一行政改革推進本部長らと会い、公務員制度改革に関連し、公務員による選挙活動などの政治活動を厳格に制限することを検討するよう指示した。

首相はこの後、公邸で記者団に「公務員は選挙運動をしてはいけないのに、おおっぴらにやっている、全然、法律を守っていない。与党も野党も法律を破って構わないのかと厳しく指摘した。《共同通信》

【出し平ダム、宇奈月ダム】連携排砂、初の実施

関西電力と国土交通省は19日、富山県の黒部川上流にまとまった量の雨が記録されたことから、上流部の関電出し平ダムと下流部に同省が建設した宇奈月ダムで、ダムの湖底にたまった土砂を流出させる連携排砂の実施態勢に入った。2つのダムを連携させた排砂は国内初で、出し平ダムに続いて20日朝には宇奈月ダムの排砂も始まる。

排砂はダムの機能維持を目的としており、数日間をかけて58万立方メートルの土砂を排出する計画である。

同日朝から降り始めた雨で、出し平ダムへの水の流入量が排砂基準である毎秒300立方メートルに達したことから、関電は国土交通省との協議で連携排砂の実施を決めた。

同ダムの排砂は午後3時34分に始まった。ダム堤体下部に設けられた2カ所の排砂ゲートが開けられ、2条の排砂路から土砂を含んだ濁流が一斉に流れ出した。

約7キロ下流にある宇奈月ダムでは、出し平ダムからの土砂の自然流下を待って排砂ゲートが開放される。宇奈月ダムには国土交通省と関電の連携排砂実施本部が置かれ、約30人態勢で、水位や土砂の流下状況などの確認に当たっている。同ダムでの排砂は20日朝になる見通しである。《北國新聞》

【この日の民主党】

司法と精神医療の連携に関するプロジェクトチームを設置

民主党は19日、大阪池田市の小学校児童殺傷事件を受け「司法と精神医療の連携に関するプロジェクトチーム」(座長・朝日俊弘参院議員、座長代行・江田五月参議院議員、事務局長・水島広子衆議院議員、同代理・平岡秀夫衆議院議員)を設置した。

同チームでは(1)現行法で重大な罪を犯した精神障害者の処遇に不備があるのは事実(2)今回の事件で保安処分制度の必要性が短絡的に指摘されている―との立場から、司法と精神医療の在り方を幅広く検討するとしている。

「差別・偏見のない社会をつくりたい」森元美代治さんが立候補会見

18日、参議院議員選挙の比例区で立候補することが決まった全国ハンセン病国賠訴訟原告団事務局次長の森元美代治さんが、党本部で記者会見を行った。会見には、候補者夫人の恵美子さん、多磨全生園入所者の堤良蔵さんらも同席。党からは、菅直人幹事長、堀込征雄・選対委員長代理、江田五月・ハンセン病ワーキングチーム座長が出席した。

冒頭、挨拶に立った菅幹事長は、「ハンセン病問題のこれからの課題は、元患者のみなさんに社会復帰してもらい、活躍してもらうことだ。これまでもハンセン病に限らず、差別・偏見をなくすための世界的な活動にも携わってきた森元さんは、国会で仕事をする力をも十分に持っているということで、立候補をお願いした」と、出馬要請の理由と経緯を紹介した。

続いて、森元さんが立候補の決意を表明。「菅さんから“出てほしい”と言われたときは青天の霹靂だった。しかし、出ることで多くの国民にハンセン病やその歴史について知ってもらえる。また万が一当選すれば、即社会復帰が実現する、カミングアウトしたい人々の励みになる、と考え、裸になって頑張ろうと決意した」と語った。また、民主党から立候補することについて「肌に合う先生方もたくさんいるし、出るとすれば民主党以外は考えられなかった」と述べた。《民主党ニュース》



6月19日 その日のできごと(何の日)