平成9292日目

2014/06/17

この日のできごと(何の日)

【石原伸晃環境相】「最後は金目」発言で陳謝

石原伸晃環境相は17日の閣議後会見で、除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設をめぐる福島県側との交渉を「最後は金目でしょ」と発言した問題について「全くの誤解。私の品を欠く発言で不快な思いをされた方におわびしたい」と陳謝した。

石原氏は「住民説明会の結果、最後は用地の補償額、生活再建策、地域振興策の規模について示すことが重要という意味だった。金銭で解決できる問題ではない」と釈明。「被災者に寄り添い、丁寧な説明を続けたい」と述べた。

しかし発言の撤回については「正式な会見ではない。撤回とかそういう話ではない」と否定した。《共同通信》

石原伸晃環境相が東京電力福島第1原発事故の中間貯蔵施設をめぐる交渉を「最後は金目でしょ」と発言した問題で、福島県議会は17日、「早急に発言を撤回し、大臣自らが真摯で誠意のある態度を住民に示すよう求める」との抗議文を、石原氏宛てに送った。

抗議文は平出孝朗議長名で「多くの住民は、生まれ育ったふるさとの将来への不安に苦しんでいる。環境相の発言は住民の尊厳を踏みにじるもので、とうてい容認できない」とした。

佐藤雄平知事も17日の定例県議会で「住民の皆さんのふるさとを思う気持ちを踏みにじり、誠に遺憾だ」と、あらためて批判した。《共同通信》

民主党や日本維新の会など野党7党の国対委員長が17日、国会内で会談し、東京電力福島第1原発事故に伴う中間貯蔵施設建設をめぐり「最後は金目でしょ」と発言した石原伸晃環境相を追及するため、今国会中の衆院環境委員会の開催要求で一致した。参院では野党の求めに応じ、19日に環境委員会を開催することが決まった。民主党内では、22日の国会会期末までに石原氏の不信任決議案や問責決議案提出の意見が浮上した。

野党は18日に幹事長・書記局長会談を開き、今後の対応を協議する。不信任案などの提出について民主党幹部は「野党全体の意見が一致。提出できるのではないか」と指摘した。《共同通信》

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【フジ系連続ドラマ・ブラックプレジデント】最終回

【プロ野球・楽天】星野監督、リハビリ開始

楽天は17日、星野仙一監督が胸椎黄色靱帯骨化症と腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けて無事終了し、リハビリを開始したと発表した。手術の日時などは明らかにしていない。

星野監督は症状が悪化したため、5月26日から休養した。立花陽三球団社長は球団を通じ「直接お話をさせていただき、元気な声を聞いてひとまず安心しました。一日も早い復帰を祈っていますので、皆さまも温かく見守ってください」とコメントした。《共同通信》

【桂宮宜仁親王殿下】斂葬の儀

8日に66歳で亡くなられた桂宮さまの本葬に当たる「斂葬の儀」が17日、東京都文京区の豊島岡墓地で営まれた。皇太子ご夫妻をはじめとする皇族や安倍晋三首相ら三権の長、ゆかりのある人たち計約560人が参列した。

儀式は神道形式で行われ、喪主は父、三笠宮さま(98)。天皇、皇后両陛下は慣例で葬儀には参列せず、使者として川島裕侍従長らを派遣された。

午前10時からの「葬場の儀」では、弁護士一条実昭氏が司祭長を務め、祭壇の前で桂宮さまの生涯に触れ「祭詞」を読み上げた。三笠宮ご夫妻は車いすで祭壇前まで進み、立ち上がって拝礼、皇太子ご夫妻ら参列者が続いた。《共同通信》

【復興庁】原発避難者早期帰還に80億円

復興庁は17日、東京電力福島第1原発事故の被災自治体を支援する「福島再生加速化交付金」のうち、避難者の早期帰還に向けた環境整備費として福島県と県内16市町村に計80億円を配ると発表した。環境整備費の配分は2回目。

自治体別の内訳は、福島県の27億円が最も多く、避難区域の工場に放置された危険な化学物質の処理費を盛り込んだ。このほか、南相馬市が復興工業団地造成や農業基盤整備に15億円、広野町が中央体育館改修などに12億円。

加速化交付金は2013年度補正予算で創設。災害公営住宅や公園の整備などに充てる複数の交付金を一本化した。《共同通信》

【下村博文文科相】7年前のがん告白

下村文部科学相は17日までに出版した自伝的内容の著書で、第1次安倍内閣で官房副長官を務めていた2007年に胃がんを宣告され、切除手術を受けていたことを明らかにした。「安倍首相にも知らせなかった」と告白。当時は胆石の治療と説明し、約2週間公務を離れた。同日の記者会見で著書の内容を認めた。

手術のために入院したのは07年6月で、松岡農相(当時)が自殺した直後。その後閣僚の問題発言や辞任が相次ぎ、内閣は9月に退陣に追い込まれた。著書では「自分は戦場にいるのだと思った」「戦友を残して自分一人、戦線を離れることなどできるわけがない」と心情を振り返っている。《共同通信》

【日本維新の会】橋下系議員団幹事長に小沢鋭仁氏

日本維新の会の「分党」に伴って新党を結成する橋下徹共同代表のグループは17日午後、衆参両院議員による会合を国会内で開き、国会議員団の幹事長に小沢鋭仁元環境相を、政調会長兼参院会長に片山虎之助元総務相をそれぞれ充てる人事を決定した。国対委員長には石関貴史衆院議員が就く。

橋下グループは、結いの党と夏までの合流を目指しており、それまでの暫定的な体制となる。国会議員団の代表には松野頼久元官房副長官の就任が既に決まっている。《共同通信》

【民主党】集団的自衛権の事例検証

民主党は17日、憲法と安全保障両総合調査会の合同総会を国会内で開き、政府が安全保障法制の具体的な課題として示した15事例の検証に着手した。「個別的自衛権で対応可能」などと訴える護憲派と、集団的自衛権行使の限定的な容認を主張する保守派の意見がぶつかっており、党見解の策定は難航必至だ。

党安保調査会長の北沢俊美元防衛相は会合で、海江田万里代表から15事例の党見解を早期に取りまとめるよう指示を受けたと明らかにした。その上で「意見集約は大変だが、できるところからやっていく」と強調した。《共同通信》

【この日の安倍総理】

観光立国推進閣僚会議

政府は17日午前の観光立国推進閣僚会議で、2020年をめどに訪日外国人を現状の約2倍の2千万人にするための新しい行動計画をまとめた。90日以内の短期滞在査証(ビザ)発給要件の緩和が柱で、年内にもインドネシア向けに免除する。フィリピンとベトナムも団体客など指定した旅行会社による手続きを簡単にする。日本を訪れやすい環境を整え、政府目標の達成に弾みをつける。

同日の閣僚会議で安倍晋三首相は「現状に甘んじることなく、さらに訪日客を増やしたい」と強調、関係閣僚に計画の着実な実施を指示した。《日経新聞》

6月17日のできごと(何の日)【政府】観光立国へ「行動計画」
https://www.kantei.go.jp/

政府は17日、観光立国推進閣僚会議を首相官邸で開き、東京五輪開催の2020年までに訪日外国人旅行者を年間2千万人に増やすための施策を盛り込んだ行動計画の改定版を決定した。大都市に集中する免税店を全国に拡大し、現状の約2倍の1万店程度に増やす。10月から免税対象品が大幅に拡大することから、新たなビジネスチャンスになるとして地方の土産店などに許可を取るよう働きかける。

安倍晋三首相は会議で「日本の各地には魅力あふれる観光資源や物産品がたくさんある。しっかりと発信し、地域活性化につなげなければならない」と述べた。《共同通信》

【東京都・舛添要一知事】五輪会場「近隣県施設も活用」

東京都の舛添要一知事は17日、都議会定例会で、2020年東京五輪・パラリンピックの会場計画見直しについて、近隣県まで含めた既存施設を活用する方針を表明した。選手への負担が少ないよう、選手村から8キロ圏内に競技会場をコンパクトに集中させる開催コンセプトにも影響を与えそうだ。

自民党の代表質問に答えた。舛添知事は「工法見直しによる整備費圧縮、環境などに配慮した会場設計を検討する」と述べた。

また、日本野鳥の会や江戸川区が見直しを求めていた葛西臨海公園(同区)のカヌー・スラローム会場は「隣接する下水道局の用地を活用するなど施設配置を検討する」などと語った。《共同通信》

【ブータン】「西岡記念館」開館

ヒマラヤのブータンへ50年前に渡り、農業技術指導者として同国の発展に尽力した故西岡京治氏(1933~92年)の功績を紹介する記念館が17日、西部パロに開館し、国際協力機構(JICA)の田中明彦理事長やブータン政府高官ら約100人が出席して式典が行われた。

西岡氏は、日本がブータンと外交関係を樹立する前の64年、JICAの前身組織から派遣された。農業が技術的に遅れていた当時のブータンでコメの品種改良や野菜栽培の普及、農業機械化などで献身的な活動を続け、食料自給率と生産性を向上させた。《共同通信》

【ナイジェリア】W杯観戦会場で爆発

ナイジェリア北東部ヨベ州の州都ダマトゥルに設置されたサッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会の観戦会場で17日、爆発があり、少なくとも13人が死亡、20人が負傷した。ロイター通信が伝えた。

4月に多数の女子生徒を拉致したイスラム過激派ボコ・ハラムによる犯行とみられる。

ナイジェリアではこの1カ月で中部ジョスや北東部アダマワ州でサッカーのテレビ観戦会場を狙った爆破テロがあった。治安当局は過激派の標的になるとして、アダマワ州でのパブリックビューイングを禁止していたが、爆発があった地域は禁止対象ではなかった。《共同通信》



6月17日 その日のできごと(何の日)