平成9290日目
2014/06/15
この日のできごと(何の日)
【サイパンの戦い】70年記念式典
北マリアナ諸島(米国自治領)のサイパン島で15日、太平洋戦争での日本敗戦を決定付けた「サイパンの戦い」から70年の記念式典が開かれた。戦闘に参加した日米双方の元軍人も出席して激戦の犠牲者を追悼し、平和への思いを新たにした。
元海軍兵の井手口義雄さん(88)=栃木県那須塩原市=は「戦友たちは『おっかあ万歳』と、母親や家族の名前を呼んで死んでいった。『天皇陛下万歳』などと叫んでいた者など知らない」と、あふれ出る涙を拭いながら戦死した仲間をしのんだ。「自分だけ一人生き残って申し訳なかった」と慰霊訪問を続け、今回で30回目。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
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外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【栃木県宇都宮市】地下採掘場での映画撮影で10人搬送
15日午前2時5分ごろ、宇都宮市大谷町の大谷石の地下採掘場跡で「映画の撮影中に一酸化炭素中毒になったようだ」と119番通報があった。計10人が頭痛などの症状を訴えて病院に搬送された。いずれも軽症という。
県警やテレビ朝日によると、搬送されたのは女性アイドルグループ「でんぱ組.inc」のメンバー5人とスタッフ5人。14日午前9時ごろから約50人が映画などで使用する予定だった映像の撮影をしており、照明用の発電機3台を使用していた。県警は発電機の排出ガスを吸い込んだことで一酸化炭素中毒になったとみて調べている。《産経新聞》
【大阪市・橋下徹市長】「連合国軍も仏女性を暴行」
大阪市の橋下徹市長(日本維新の会共同代表)は15日、大阪市内の街頭演説で、第二次世界大戦で米国などの連合国軍がナチス・ドイツ占領下のフランス北西部の海岸で展開したノルマンディー上陸作戦について、「ノルマンディーに上陸して、連合国軍兵はフランス人女性を犯した。これはたまったもんじゃないと慰安施設を造った。これは歴史の事実だ。不幸な過去だし、二度とやってはならない」と述べた。
大阪市が2016年度中の設置を目指す「近現代史を学ぶ施設」の必要性を訴えるなかで発言した。さらに橋下市長は「欧米人は『日本人は性奴隷を持っていた』と言うが、『俺たちも悪いけど、お前たちも悪い』と、言い返すような日本人を作らなきゃいけない」と持論を展開した。《毎日新聞》
【自治体議員立憲ネットワーク】設立
安倍晋三政権による集団的自衛権行使容認の動きに対抗し、27都道府県の地方議員215人は15日、超党派団体「自治体議員立憲ネットワーク」を設立した。同日、東京都内で総会を開き「立憲主義と平和主義の両輪で政権の暴走と闘う」との決議文を採択した。
共同代表の角倉邦良群馬県議(民主)はあいさつで「戦後日本の平和主義、専守防衛の枠組みが木っ端みじんに壊される事態」と安倍政権を批判。地方から反対の声を上げ、連携することで「大きな誤った流れに抗していく」と訴えた。
秋葉忠利前広島市長も出席し「市民の立場を代弁する組織をつくるのは大事」と期待を寄せた。《共同通信》
【イラク】過激派が北部都市制圧
イラクからの報道によると、同国北部から首都バグダッドに向けて進撃するイスラム教スンニ派の過激派「イラク・シリアのイスラム国」は15日、イラク軍との激しい戦闘の末、北部タルアファルを制圧した。同市は第2の都市モスル西方にあり、双方に多数の死傷者が出たもようだ。
イラクでは、反転攻勢を狙う軍が北部の主要都市ティクリートなどで空爆を実施、過激派との一進一退の攻防が激しさを増している。「イスラム国」は10日にモスルを制圧、シーア派とスンニ派が混在するタルアファルに15日未明に侵攻し、戦闘が始まった。《共同通信》
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イラク政府軍は15日、北部に侵攻したイスラム教スンニ派の過激派組織「イラク・レバント・イスラム国(ISIL)」との戦闘で、14日以降にISILの戦闘員279人を殺害したと発表した。政府軍は首都バグダッドの北約120キロの中部サマラ周辺や北部モスル郊外で数カ所の拠点を奪還。ISILは、シリアとの国境検問所をクルド人治安部隊に奪還されるなど守勢に回っている。《毎日新聞》
【コロンビア大統領選】現職勝利
中南米最大の左翼ゲリラ、コロンビア革命軍(FARC)と政府の和平交渉が続く南米コロンビアで15日、大統領選の決選投票が行われ、選挙管理当局によると、現職の中道右派サントス大統領(62)が約51%(開票率約99%)を得票し、対ゲリラ強硬路線の復活を訴えた野党候補を退け勝利を決めた。
右派のスルアガ元財務相(55)は得票率約45%だった。5月25日の第1回投票ではスルアガ氏がサントス氏を約3ポイント上回ったが、和平実現を望む国民の支持を集めて逆転した。和平交渉は主要5項目のうち3項目で既に合意しており、今後加速しそうだ。《共同通信》
【ケニア】過激派が飲食店襲撃、49人死亡
フランス公共ラジオによると、ケニア東部ラム郊外で15日、約50人の武装集団が飲食店やホテルなどを襲撃、少なくとも49人が死亡した。飲食店は当時、サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会をテレビ観戦する客で混雑していた。
隣国ソマリアのイスラム過激派アルシャバーブは犯行を認める声明を出した。武装集団はアルシャバーブの旗を掲げて3台の車に分乗、銃を乱射して建物に放火した。
アルシャバーブは昨年9月、ソマリアに展開するケニア軍の撤退を求め、ケニアの首都ナイロビで商業施設を襲撃し、67人が犠牲となった。その後も爆破テロなどを繰り返している。《共同通信》
【インド・モディ首相】ブータン訪問
インドのモディ首相は15日、隣国ブータンを訪問し、首都ティンプーでワンチュク国王やトブゲイ首相と会談した。5月に就任したモディ氏の初の外国訪問で、本格的な外交デビューとなった。最初の外遊先にブータンを選んだのは、同国に接近を図っているとされる中国をけん制する狙いもありそうだ。
インド首相府によると、国王とトブゲイ氏との会談では両国の伝統的な友好関係を確認。経済や教育分野での協力強化で一致した。
モディ氏は7月に日本を訪問する予定。同月にはブラジルでの新興5カ国(BRICS)首脳会議で中国やロシアの首脳と会うほか、9月にはワシントンでオバマ米大統領と会談する計画だ。《共同通信》