平成6665日目

2007/04/08

【東京都知事選】石原慎太郎氏が3選

今夏の参院選へと続く政治決戦の第一幕、統一地方選前半戦の投開票が8日あり、13都道県知事選のうち、東京都知事選で自民・公明両党が実質支援する現職の石原慎太郎氏(74)が当選した。民主・社民両党などが実質支援する元宮城県知事の浅野史郎氏(59)らとの激しい「首都決戦」を制し、3選を決めた。

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今回の知事選では、東京のほか、北海道、岩手、神奈川、福岡の5都道県で、自民、民主の2大政党がそれぞれ推薦や実質支援する候補が激突。民意の行方が注目されたが、東京、北海道、福岡では自民、岩手、神奈川では民主が推薦や実質支援する候補が当選を決めた。《朝日新聞》




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【岩手県知事選】達増拓也氏が初当選

岩手県知事選は8日投開票され、新人で前民主党衆院議員の達増拓也氏(42)(無=民主推薦)が、前岩手県滝沢村長の柳村純一氏(56)(無=自民推薦)ら4新人を破り、初当選した。《読売新聞》

【鳥取県知事選】平井伸治氏が初当選

8日投開票の鳥取県知事選は、新人で前副知事の平井伸治氏(45)(無=自民・公明推薦)が、新人で女性団体県役員の山内淳子氏(64)(無=共産推薦)を破り、初当選を果たした。《読売新聞》

【この日の民主党】

達増拓也さん大差で勝利。格差社会を是正し皆が希望の持てる岩手県に

前知事の任期満了に伴い実施された岩手県知事選挙は8日投票が行われ、即日開票の結果、民主党推薦で、前衆議院議員の達増拓也さんが自民党などが推薦する候補者を圧倒的な大差で破り、見事初当選を果たした。

20時の投票締め切りと同時に、マスコミ各社より当選確実の報が発せられると、事務所近くに待機していた達増候補は、詰め掛けた支持者、後援者に大きな拍手で迎えられた。

達増さんは、17日間の選挙戦を振り返って「後援会、支持者、そして民主党や連合の方たちのおかげで、全県の県民の皆さんに私のマニフェストを訴えることができた」と、支持者への感謝の言葉を述べた。

選挙の勝因については、格差社会が進むなか、岩手県民が直面している所得の低下、生活の不安といった危機的な事実をふまえ、「この流れに対抗して県民の生活や所得の向上、格差の無い共に生きる自立可能な岩手をつくると訴えたことに、大きな支持をいただいた」と分析。多くの県民に現状を知ってもらったうえで、それに対する政策を訴えたことが当選に結びついたとの見方を示した。

今後の岩手県政に関しては、「県民一人一人、大人も子どもも皆が希望を持てる故郷岩手をつくるよう、全力で頑張っていきたい」と話し、地域振興推進や共生の理念のもと「医療や教育をうまくやっていく仕組みづくりを始める」と述べた。

また、地域格差を是正するため、細かいところにも目を配っていくと表明し、知事の退職金の廃止を打ち出すとともに、予算は「県民生活の向上ために使う」という方針を徹底していくことを強調した。

上田候補、札幌市長選で自公推薦候補に大差つけ再選

民主党対自公の事実上の一騎打ちとなった札幌市長選挙は、民主党が推薦する現職の上田文雄さんが53万5000票対36万2000票と自民党・公明党の推薦を受けた国土交通省の元技監に大差をつけて再選を果たした。

上田陣営は中盤から争点を財政問題に絞る戦略を立て、終盤にかけてそれを浸透させることに成功。上田候補が健全財政の継続を訴えたのに対して、自公推薦候補は高速道路の都心部への延長や冬季オリンピックの招致など大型公共事業で景気浮揚を図ると主張した。

夕張の財政破綻もあり、上田候補の健全財政路線への支持が広がり、闘いを有利に展開した。また自公推薦候補が予算と期限をほとんど示さない公約を発表したり、中傷ビラや違法ビラをまくなど政策論争から逃避したことで批判を受けた他、小泉チルドレンを多数、道外から投入したり、武部元幹事長が有権者の前で土下座するなどして、かえって反発を買った。

自公が総力戦を挑んできた割には大差となったことの背景にはこのような敵失もあったと見られる。同時に行われた札幌市議会議員選挙にも上田効果が及び改選前の議席を4議席上回る22議席を獲得した。目標とした第1党は自民党に2議席及ばず逃した。

上田候補は「健全財政とはお金を使わないということではない。人が安心して生活するための政策、中小企業を元気にするための政策に大切にお金を使っていきたい」と2期目の豊富を語った。

鳩山幹事長、統一地方自治体選前半戦を分析

統一地方自治体選挙前半戦の投開票が行われた8日夜、鳩山由紀夫幹事長は知事選挙大勢判明後にコメントした。

東京都知事選挙の結果については「クリーンさとたくましさとで、たくましさが選ばれた結果だろう」との見方を示すとともに、民主党が応援した浅野史郎候補については擁立までにに時間がかかり、選挙の時間が足りなかったのではないかと分析。また、民主党推薦候補として「民主党色」を前面に打ち出せなかったことも選挙結果につながったのではないかとの見方も示した。

候補者擁立に関する記者からの問いには、「実力が十分に備わっていないため、候補者を立てられない状況もある」と述べ、選択肢を都道府県民に示すのは民主党の責任でもあるとして、今回の各県での状況を踏まえ、これを糧にしながら、知事選の1、2年前には候補者を擁立できるよう、準備を進めていく必要性を指摘した。

民主党が応援・支持した候補と自民党推薦候補との戦いとなった5つの知事選が2勝3敗となった点をどう見るかとの問いには、新人として岩手県知事選挙での達増拓也候補の大勝を評価するとともに、「現職の壁は相当厚いという印象だ」「2勝というのは残念」とも語った。

同時に、国政における大きな争点である「格差是正」が有権者に十分に届かなかったのが、知事選の結果につながったのではないかとの見方を示した。一方で、前回の統一地方自治体選と比較して2割増の候補者を擁立して道府県議選に臨んだことについては、地域地盤強化に向けた、民主党の意欲の現れとして、評価する意向を示した。

また、夜半の会見ではそれぞれの候補者の健闘を讃えるとともに、多くの方々から支援を得たことに謝意を表明。「岩手、神奈川、三重、福井県で勝利をおさめたことには何より感謝申し上げる。北海道、東京、福岡においては、厳しい状況の中頑張っていただいた」と語った。

そのうえで、「我々が目指すのは政権交代であり、そのためには何よりも参院選で勝利をおさめることである。政令市議、県会議員選挙で躍進できたことは参院選への基盤固めができたといえる」と指摘。統一地方選挙後半戦、さらには自公の過半数割れという参議院選挙勝利に力を尽くしていくことを改めて強調した。《民主党ニュース》



4月8日 その日のできごと(何の日)