平成9164日目
2014/02/09
【東京都知事選】舛添要一氏が当選
猪瀬直樹前知事の辞職に伴う東京都知事選は9日、投開票が行われ、元厚生労働相の舛添要一氏(65)が初当選した。自民、公明両党などの支援を受け、組織戦を展開。脱原発などを掲げた前日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏(67)=共産、社民推薦=や元首相の細川護熙氏(76)らを大差で破った。
舛添氏は同日午後8時すぎ、新宿区内の事務所で「東京の福祉、防災、経済を世界一にする」と抱負を述べた。
投票率は46.14%。衆院選とのダブル選挙だった2012年12月の前回都知事選(62.60%)を大幅に下回り、過去3番目に低かった。
舛添氏は12日、東京・西新宿の都庁に初登庁する見通しで、直ちに14年度当初予算案の査定などに取りかかる。1月に組織委員会が発足した20年東京五輪を巡っては、来年2月までにまとめる大会基本計画や、新国立競技場の費用負担などに関する国との協議が課題となる。
今回の都知事選には新人16人が立候補。舛添氏を細川氏と宇都宮氏、元航空幕僚長の田母神俊雄氏(65)らが追う展開になった。東京五輪のあり方や高齢化社会に向けた対策、首都直下型地震に備える防災対策などが争点で、宇都宮氏や細川氏らは脱原発を前面に打ち出した。
舛添氏は自民、公明両党のほか、民主党を支持する連合東京からも支援を受けた。厚労相の経験を強調し、少子高齢化や景気・雇用、防災などの対策を幅広く主張。安倍晋三首相(自民党総裁)や山口那津男公明党代表らも応援演説に立った。
細川氏は小泉純一郎元首相が支援した。《日経新聞》
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東京都知事選で3位となった元首相の細川護熙氏(76)と二人三脚で戦った元首相の小泉純一郎氏(72)が9日夜、ツイッターを終了するとつぶやいた。
小泉氏は「本当に有難う。皆さんのご健勝を祈りつつ、これでツイッターを閉じさせていただきます」と書き込み、「『原発ゼロ』の国造り目指して微力ですが努力を続けてまいります」とする自筆のメッセージの写真をアップした。
小泉氏のツイッターは、細川氏の出馬表明後に開設されたが、成り済ましとの指摘があり、いったん閉鎖。1月27日に再開し、街頭演説の手応えなどのつぶやきが31回、投稿された。
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【松井秀喜氏】打撃ショーで5発
3万7千人のファンが集まった宮崎市の巨人キャンプで9日、臨時コーチを務める松井秀喜氏がフリー打撃を行った。日米通算507本塁打の強打者が「強く振った方がいいと思った」と力を見せた。
ランチの時間帯に捕手の阿部を投手役に、一人きりの特打を開始。22スイングで5本の柵越えを披露した。低い弾道でスタンドに運び、右翼席中段への特大弾も。一昨年12月に現役を引退したが、ブランクも感じさない打棒で、現役時代には見られなかった派手なガッツポーズ。「照れ隠しです」と笑った。《共同通信》
【茶風林さん】波平役の後任に
1月27日に虚血性心疾患のため死去した声優、永井一郎さん(享年82)が務めていたフジテレビ系アニメ「サザエさん」(日曜後6・30)の磯野波平役の後任声優が、茶風林さん(52)に決まったことが9日、分かった。
1969年の放送開始から永井さんだった波平の声が、30歳若返る。同局によると、茶風林さんは16日放送回から担当。複数の候補者の中から番組プロデューサーらが面接して決定した。《サンスポ》
【東北地方】太平洋側で大雪
関東甲信に記録的な大雪をもたらした低気圧は9日、三陸沖を北上し、仙台市で1926年の統計開始から3番目となる35センチの積雪を記録するなど、東北の太平洋側も大雪となった。宮城県白石市でも32センチを観測。84年の統計開始から最多タイだった。
9日も雪の影響とみられる車のスリップや除雪作業中の事故などが相次ぎ、各地の警察や消防によると、宮城、秋田、福島、千葉、東京、愛知、広島の各都県で8人が死亡、1人が重体となった。
交通網の混乱は続き、羽田発着の航空路線を中心に欠航が相次いだ。東北、秋田、山形の各新幹線の一部が運休。各地の高速道路で通行止めが続いた。《共同通信》
【民主党】党大会
民主党は9日、福島県郡山市のホテルで党大会を開き、安倍政権との対決姿勢を前面に掲げた2014年度活動方針を採択した。海江田万里代表は「暴れ馬となった政権と厳しく対峙し、命と雇用、暮らしを守る政治を進める」と強調した。同時に「与党に擦り寄ることが『責任野党』ではない。求められるのは選択肢を示す『健全野党』だ」とし、党再生への決意を表明した。
日本維新の会やみんなの党が憲法改正など個別政策で政権に協力姿勢をみせる中で、政権奪還を目指す野党として存在感をアピールした格好だ。《共同通信》
【大阪市・橋下徹市長】出直し選に理解求める
橋下徹大阪市長は9日、大阪維新の会が市内で開いたタウンミーティングに出席した。辞職表明後初めてで「もう一歩で大阪都構想の設計図を作れるが、反対ばかりで議論にならない。1回市長を辞めて有権者に問いたい」と呼び掛け、出直し選への理解を求めた。
松井一郎大阪府知事も出席、会場には支援者らを中心に約400人が集まった。終了後、松井氏は「参加者は橋下氏の話を真剣に聞いてくれた。興味があるということだ」と手応えを強調した。《共同通信》