2025 令和7年3月2日(日) ウクライナ・ゼレンスキー大統領、英国王と面会

令和2133日目

2025/03/02

この日のできごと(何の日)

【ウクライナ情勢】

ウクライナのゼレンスキー大統領は2日、チャールズ英国王と英東部サンドリンガムにある国王の別邸で面会した。ゼレンスキー氏は2月28日にトランプ米大統領とホワイトハウスで会談した際、黒い長袖シャツ姿の服装をからかわれた。この日も同じような服装だったが、国王からは笑顔で歓待を受けた。

ゼレンスキー氏はロシアの侵攻開始以降、軍との連帯を示すためスーツではなくラフなトレーナーやTシャツを着用している。国王との面会ではフォーマルな服装で敬意を表するのが通例だが、国王はゼレンスキー氏の思いを寛容に受け止めているとみられる。

国王は玄関でゼレンスキー氏を出迎え、握手を交わして写真撮影に応じた。英PA通信によると、面会は1時間弱で、お茶を振る舞い温かくもてなした。

国王はこれまでロシアの侵攻を非難し、ウクライナ国民に寄り添う姿勢を示している。ゼレンスキー氏は2023年2月に訪英した際も国王と面会した。《共同通信》

イタリアのメローニ首相は2日、ロンドンでウクライナのゼレンスキー大統領と会談した。イタリア首相府が発表した。ロシアの侵攻を巡り、ウクライナへの支援継続を改めて表明し「欧州や米国と共に公正で恒久的な和平を築く決意を再確認した」としている。

ウクライナ大統領府によると、両首脳は戦争を終結させるための「共同行動計画」をつくることについて議論した。

イタリア首相府は1日、メローニ氏がトランプ米大統領と電話会談したと発表したが、内容は明らかにしなかった。メローニ氏はトランプ氏とも良好な関係にある。《共同通信》

英国のスターマー首相は2日、英仏と欧州などの有志国でウクライナと共に同国とロシアの和平実現に向けた計画を策定することで合意したと表明した。戦争終結後のウクライナへ平和維持部隊の派遣を想定。スターマー氏は複数の国が計画へ参加する意向を示したと明らかにし、米国の協力を求めると述べた。欧州やカナダの首脳らとロンドンで開いた会合後に記者会見した。

スターマー氏は「米国が信頼できない同盟国だとは思わない」と強調した。計画が成功するためには米国の支持が必要だとし、トランプ大統領と協議していると語った。ウクライナのゼレンスキー大統領は同会合に出席後「ウクライナへの強い支援を感じる」とX(旧ツイッター)で述べた。

スターマー氏によると英国は計画で、地上部隊や航空機の派遣を検討している。参加方法については各国に委ねる。

一方、ANSA通信によると、イタリアのメローニ首相は「欧州からの派兵には疑念を表明した。イタリアは検討していない」と明言した。欧州内には依然、派兵の是非について温度差がある。 《共同通信》


【岩手県大船渡市大規模森林火災】発生から5日目

岩手県大船渡市の大規模山林火災は2日、焼失面積が約1400ヘクタールから約1800ヘクタールに拡大した。県や市によると、1日夕方時点で市街地のある大船渡湾方面の延焼を抑えたが、全体的に延焼範囲が広がった。発生から5日目も鎮火は見通せていない。消防や自衛隊が懸命な消火活動を続けている。

市は1896世帯4596人を対象に出している避難指示を継続。市によると、避難所には2日午前7時時点で1222人いる。

総務省消防庁は、新たに北海道と横浜市に緊急消防援助隊の出動を要請。要請先は計14都道県となり、活動規模は453隊の1697人になった。自衛隊が散水能力の高い大型ヘリコプターを6機投入し、計18機のヘリで空からの活動を続け、全国各地から派遣された消防が地上で消火に当たっている。大船渡市では2日、強風と乾燥の注意報が出た。

同庁の記録では、焼失面積は平成以降の林野火災で最大規模となる。<《共同通信》/p>

いつになったら消えるのか―。岩手県大船渡市の大規模山林火災は2日、発生から5日目を迎えた。「家はどうなっているのか」「雨でも降って」。終わりの見えない避難生活に被災者は不安が募り、疲労の色も日に日に濃くなっている。

「まさか、こんなに長引くとは」。同市三陸町綾里の漁師Aさん(63)は、小学校での避難生活が丸4日となり嘆いた。自宅の状況が分からず、避難所から見える煙や火の位置で場所を推測する。「情報がないのはモヤモヤするね」と思わず吐露した。

200人以上が過ごす三陸町の公民館。この日は山形県最上町が自治体として芋煮の炊き出しを行った。綾里から避難している男性(62)は「弁当ばかりで飽きていたので身に染みる。疲れていたが、もう少し頑張れそうだ」と笑顔を見せた。

公民館に避難する綾里の50代女性は「一向に帰れそうにない」と途方に暮れる。「雨でも降ってくれればいいのに」と祈るようにつぶやいた。《共同通信》

【石平氏】参院選出馬を断念

中国出身の評論家、石平氏は2日、産経新聞の取材に、日本維新の会(代表・吉村洋文大阪府知事)からの参院選出馬を取りやめたことを認めた。同日朝、自身のX(旧ツイッター)で、ネット上に自身への中傷誹謗があふれており、家族が動揺していることを指摘していた。

石平氏はXで、「数日後に公表するつもりの案件だが、ネット上ですでに情報が出回っているので自分から発表します」「家族が動揺してパニックに陥っていることにある。家族を落ち着かせて普通の状態に戻すためには出馬を断念せざるを得ない」などと複数回ポストしていた。

さらに、「帰化人1世の国政参与に対し、保守層を含めた多くの有権者が疑問・危惧の声をあげてきている。こうした切実な危惧と疑問を無視することはできない」とも発信した。

石平氏は産経新聞に対し、「出馬断念は間違いない。本来は維新幹事長の水曜日の記者会見で発表する予定だったが、ネット上に情報が広まったため、早めにXで発表した」と語った。《産経新聞》

【お水送り】

福井県小浜市で2日夜、若狭地方の清水を東大寺二月堂の行事「お水取り」へ届ける神事「お水送り」が行われた。水は地下を通り、10日かけて東大寺の「若狭井」に湧き出るとされ、春の訪れを告げる伝統行事となっている。

時折雨が降る中、小浜市の神宮寺では大護摩がたかれ、炎を移されたたいまつを持った白装束の僧侶や参拝客らが遠敷川沿いを歩いてゆっくり移動。約2キロ先の「鵜の瀬」に到着後、住職が祝詞を読み上げ、竹筒から「お香水」を川に注いだ。

お水送りは東大寺二月堂が建立された際、全国の神々が招かれた「修二会」に、若狭の遠敷明神だけが漁に夢中になって遅刻し、おわびに清水を送ると約束したとの故事に由来している。《共同通信》

【J1】

明治安田J1第4節最終日(2日・埼玉スタジアムほか=6試合)柏が浦和に2―0で快勝し、勝ち点10に伸ばして首位に浮上した。浦和は開幕4戦勝ちなしで、同2のまま。広島は中村がゴールし、横浜FCを1―0で下して同10とした。

町田は2―1で名古屋を退け、勝ち点6とした。名古屋も4戦未勝利。G大阪は1―0で東京Vに競り勝ち、同6とした。清水は初昇格の岡山と1―1で引き分け、同8。岡山は同7。新潟―C大阪は2―2で引き分けた。《共同通信》

【えちぜん鉄道】落石で脱線

2日午前5時25分ごろ、福井県勝山市のえちぜん鉄道勝山永平寺線の比島駅付近で、走行中の列車(2両編成)が線路付近にあった落石と衝突して脱線した。乗客2人にけがはなかった。先頭車両の運転席の窓ガラスが破損した。

運輸安全委員会は原因を調査するため、鉄道事故調査官2人を指名した。

えちぜん鉄道によると、落石は縦横約1.5メートル。山王―勝山間で運行を取りやめ、撤去作業を進めている。《共同通信》

【ブルーゴースト】米の民間無人宇宙船、月に着陸

米宇宙企業ファイアフライ・エアロスペースは2日、無人の月着陸船「ブルーゴースト」を月に着陸させたと明らかにした。民間では2024年2月に米インテュイティブ・マシンズの月着陸船「ノバC」に続いて2例目。

着陸船は高さ2メートル、幅3.5メートル。宇宙放射線へのコンピューターの耐性や、月の内部構造を調べる米航空宇宙局(NASA)などの10の機器を搭載している。月表側の北東にある巨大な盆地を目指して着陸、約2週間かけて月の表土などを調べる。

着陸船は1月中旬にフロリダ州のケネディ宇宙センターからスペースXのロケットで打ち上げられた。《共同通信》

【イスラエル・パレスチナ情勢】

イスラエル首相府は2日、米国からパレスチナ自治区ガザの停戦を4月後半まで延長するよう提案され、受け入れると発表した。イスラム組織ハマスは、恒久停戦とイスラエル軍の完全撤収を盛り込んだ停戦合意第2段階の協議入りを回避する試みだと反発し、第2段階の協議の用意があると強調した。駆け引きが激化している。

1日が停戦合意第1段階の期限だったが、第2段階への移行や第1段階の延長で同意しなかった。ただ双方に交渉の余地が残っているとみられ、停戦状態が続く可能性がある。

首相府によると、米国のウィットコフ中東担当特使が、既に始まっているイスラム教のラマダン(断食月)期間と、その後のユダヤ教の祝祭「過ぎ越し祭」期間(4月20日ごろまで)の停戦を提案した。双方が合意すれば、人質の半数が米提案の枠組みの初日に解放され、終了時に残る半数が解放されるとしている。

首相府によると、イスラエルは人質を取り戻すために米提案に同意したが、ハマスはこれまで拒否する姿勢だと主張した。《共同通信》

イスラエルのネタニヤフ首相は2日の閣議で、パレスチナ自治区ガザの停戦を4月後半まで延長する米国の新たな提案の受け入れをイスラム組織ハマスに強く迫った。「ただで手に入るものはない」と述べ、ハマスが人質を解放しなければ、ガザへの支援物資の搬入停止に続き「さらなる結果が生じるだろう」と圧力をかけた。

米国案について、ネタニヤフ氏はトランプ米政権と「全面的に調整している」と主張した。ハマスは、恒久停戦を実現し、イスラエル軍の完全撤収を想定する停戦合意第2段階の協議入りを回避する試みだとして反発している。ハマス幹部は「ガザの締め付けを強めれば、人質にも影響を及ぼす」とけん制した。

中東メディアは、仲介国エジプトが双方の主張の溝を埋めるため、1日に期限を迎えた停戦合意第1段階を2週間だけ延長する案をイスラエル代表団と協議すると報じたが、別のハマス幹部は第1段階の延長を受け入れない考えを強調した。

支援の搬入停止を圧力として使うイスラエルに対し、サウジアラビアやエジプトなどが相次いで非難声明を出した。《共同通信》

【第97回アカデミー賞】

米映画界最大の祭典、第97回アカデミー賞の発表・授賞式が2日(日本時間3日)、ハリウッドで開かれ、自らが受けた性暴力をテーマにジャーナリスト伊藤詩織さんが監督を務めた映画「ブラック・ボックス・ダイアリーズ」は長編ドキュメンタリー賞を受賞しなかった。他部門でも日本関連の2作品がノミネートされていたが、いずれも受賞しなかった。

作品賞には昨年のカンヌ国際映画祭で最高賞を射止めた「ANORA アノーラ」が輝いた。主演女優賞を受賞したマイキー・マディソンさんが演じるストリップダンサーが主人公のコメディー色の強い作品で、社会格差などの問題を浮かび上がらせる。同作のショーン・ベイカー監督は監督賞を獲得した。

主演男優賞は「ブルータリスト」でナチスドイツによるホロコーストを逃れ、米国に渡った架空のハンガリー系ユダヤ人建築家を演じたエイドリアン・ブロディさん。

助演男優賞は「リアル・ペイン 心の旅」のキーラン・カルキンさんが、助演女優賞は「エミリア・ペレス」のゾーイ・サルダナさんが選ばれた。《共同通信》

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