2025 令和7年2月3日(月) 米、対メキシコ・カナダ関税1カ月延期
令和2106日目
2025/02/03
この日のできごと(何の日)
【米国】対メキシコ・カナダ関税1カ月延期
メキシコのシェインバウム大統領は3日、トランプ米大統領と協議し、米国による関税の発動を1カ月延期することで合意したと発表した。
関税発動が4日に迫る中、カナダは報復関税を既に表明、メキシコも対抗措置を準備しており、貿易戦争の瀬戸際で攻防が激化していた。世界経済への打撃が懸念され、3日の東京株式市場の日経平均株価は前週末と比べて1000円以上、下落した。
一方トランプ氏は3日、カナダのトルドー首相と話をしたと、交流サイト(SNS)への投稿で明らかにした。関税についてとみられる。同日中に改めて話をするとしている。
シェインバウム氏は協議後に記者会見し、米国が問題視する麻薬問題に対処するため国境管理を即座に強化することでトランプ氏と合意したと明らかにした。
トランプ氏の大統領令は、米国で社会問題となっている合成麻薬「フェンタニル」や不法移民の流入は中国を含む3カ国に責任があるとして、カナダとメキシコからの輸入品に25%、中国には10%の追加関税を課すという内容。《共同通信》
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カナダのトルドー首相は3日、自身のX(旧ツイッター)で、米国がカナダの輸入品に対する関税強化の措置を少なくとも30日間延期すると明らかにした。《共同通信》
【埼玉県八潮市道路陥没事故】新たなスロープ整備開始
埼玉県八潮市で県道が陥没しトラックが転落した事故で、県は3日、2本目となる新たなスロープの整備を開始したと明らかにした。穴の中に流入した水が、最初に完成したスロープの一部に流れ込み、運転手とみられる男性(74)の救助活動に支障が出たためで、新たなルートから重機を入れ救助を急ぐ。
県や消防によると、最初のスロープは穴の北側にある飲食店から、南方向に整備し、1日に完成。2本目のスロープは、穴の東側から県道に沿って掘り進めるという。
県は3日、現場周辺の地下に空洞があるかどうかについて調査結果を公表。対象とした全8カ所で小規模な空洞が確認され、一部で補修工事を実施している。
陥没の原因とみられる下水道管の破損状況を調べるため、県は潜水が可能なドローンを使った調査活動も始めた。下水道管の下流部分にドローンを入れ、がれきや土砂などが詰まっていないかを確認する。
陥没事故は1月28日に発生。30日には二つの穴が一つにつながり、拡大した。消防の調べでは幅約40メートル、深さ最大15メートルとなった。《共同通信》
【兵庫県宝塚市】70代夫妻が254億円寄付
兵庫県宝塚市は3日、老朽化が進む市民病院の建て替え費用に充ててほしいなどとして、市内在住の70代の夫妻から約254億円の寄付があったと発表した。夫妻は建設に向けた基金の設置を市に要望しており、市は関連する条例案を今月開会の市議会に提出する。
宝塚市によると、寄付をしたのは元会社役員(77)と妻(75)。1995年の阪神大震災でボランティアを経験した後に財団法人を設立、障害者の就労支援などに携わってきた。ただ法人を解散する意向があり、市と相談する中で寄付を決めたという。
寄付に当たっては、基金設置後5年以内に新病院の設計に着手するなどの条件が盛り込まれている。《共同通信》
【首相動静】
石破茂首相は3日の衆院予算委員会で、所得税が発生する「年収103万円の壁」の引き上げを巡る自民、公明、国民民主の3党協議に関し「早く結果が出るよう努力する」と早期の決着に意欲を示した。引き上げによる税収減について「その分に代わる財源をセットに示さなければならない」とも指摘した。国民民主は178万円への引き上げを重ねて要求した。
2025年度予算案の3月中の成立を確実にするには3月2日までの衆院通過が必要で、自公は国民民主の協力を得るために妥協点を探る。
国民民主の浅野哲氏は税収増分の国民への還元も主張。首相は「国民にお返しするような財政状況ではない。不測の事態に備え、財政状況を安定させていくことも必要だ」と述べ、否定的な見解を示した。 日本維新の会の斎藤アレックス氏は高校授業料無償化に関し、就学支援金制度の所得制限撤廃と支援額引き上げを重ねて主張。学校給食費と0〜2歳児保育の無償化も訴えた。首相は、自公維協議に触れ「より充実し、いい結論が出ることを期待している」と述べた。《共同通信》
【東京株式市場】
週明け3日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が4営業日ぶりに急反落した。終値は前週末比1052円40銭安の3万8520円09銭。トランプ米政権が打ち出した中国やメキシコ、カナダからの輸入品への関税が4日に発動するのを前に、警戒感が拡大した。報復措置で関税引き上げの応酬となる懸念から、世界経済の先行き不透明感が高まり、ほぼ全面安の展開となった。
米関税政策の影響を受けやすいとみられるトヨタ自動車や日産自動車など輸出関連株の下落が目立った。米ハイテク株安を引き継ぎ、株価水準が高い半導体関連株も下落し、相場を押し下げた。《共同通信》
【コンゴ情勢】
鉱物資源が豊富なコンゴ(旧ザイール)東部で政府軍と戦闘を続ける反政府勢力「3月23日運動(M23)」は3日、交流サイト(SNS)への投稿で「人道上の理由で4日から停戦する」と一方的に宣言した。期間は示していない。コンゴ政府の同意の有無は不明で、戦闘停止が実現するかどうかは不透明だ。
M23と、同勢力を支援しているとみられている隣国ルワンダの軍部隊は、コンゴ東部にある南キブ州の州都ブカブを目指して進軍している。M23は声明で「ブカブを掌握するつもりはない」とし、人道危機を生み出しているのはコンゴ政府側だと主張した。《共同通信》
【ウクライナ情勢】
国連ウクライナ人権監視団は3日、2024年8月以降、ロシア軍によるウクライナ兵捕虜79人の処刑を確認したと発表した。英BBC放送によると、ロシアが侵攻を開始した22年2月から24年8月までに処刑が確認されたのは42人。この約半年で急増した。
ウクライナのシビハ外相はX(旧ツイッター)で「近代史上、最大規模の捕虜殺害かもしれない。国際社会は緊急に対応すべきだ」と訴えた。
監視団は、ウクライナ、ロシア双方から入手した処刑の様子や遺体を写した動画などを分析し、目撃者に聞き取りを実施。日時や場所を特定し、負傷兵や武器を持たない軍人も処刑されたことを裏付けたとしている。
ロシア軍関係者が処刑を命じたり承認したりする通話や交流サイト(SNS)の投稿を確認したとする監視団は、こうした命令や脅迫が、国際人道法違反であり戦争犯罪だとの見解を示した。
監視団は、ウクライナ側がロシア兵の捕虜を処刑した事例もあったとしているが、人数や詳細は明らかにしなかった。《共同通信》
【吉田義男さん】死去
プロ野球阪神の名遊撃手で、監督として1985年に球団初の日本一を達成した吉田義男さんが3日午前5時16分、脳梗塞のため死去した。91歳。京都府出身。阪神が4日に発表した。
京都・山城高から進んだ立命館大を1年で中退して53年に阪神入りし、1年目からレギュラーをつかんだ。軽快かつ華麗な守備で「牛若丸」の異名を取り、ベストナインに9度選ばれた。盗塁王に2度輝き、55年には最多安打を記録した。
阪神一筋でプレーして69年に引退後、監督を3度務めた。2度目に就任した85年にランディ・バース、掛布雅之、岡田彰布ら強力打線を束ねて21年ぶりのセ・リーグ制覇を成し遂げた。日本シリーズでは西武を4勝2敗で破って人気球団を初めて日本一に導いた。
92年に野球殿堂入り。背番号「23」は阪神の永久欠番。
通算2007試合出場で1864安打、打率2割6分7厘、66本塁打、434打点、350盗塁。監督通算484勝511敗56分け。《共同通信》
