2024 令和6年11月29日(金) 阪神・大山悠輔内野手、残留表明
令和2040日目
2024/11/29
この日のできごと(何の日)
【阪神・大山悠輔内野手】残留表明
国内フリーエージェント(FA)権を行使した阪神の大山悠輔内野手(29)が29日、残留することを発表した。総額17億円プラス出来高払いでの5年契約を結んだ。兵庫県西宮市の球団事務所で取材に応じ「本当に悩んだ。一番忘れられないのは去年の日本シリーズの地鳴りのような歓声。あの感動を、もっと感じたいと思った」と話した。
白鴎大からドラフト1位で2017年に入団し、チームを支えてきた4番打者。巨人などとの争奪戦となり、心が揺れた時期もあったというが「自分でしっかり決断したこと。覚悟を持ってやりたい」と、すっきりした表情を見せた。(金額は推定)《共同通信》
【堂本光一さん】「SHOCK」最後の公演
堂本光一さん(45)が2000年から主演を務め、国内演劇における単独主演の最多上演記録を打ち立てた人気ミュージカルシリーズ「SHOCK」の最後の公演が29日、東京・帝国劇場で行われた。通算上演回数は2128回となった。
終演後のカーテンコールには今年4月からの公演を支えた共演者が駆け付け、花束を手渡してねぎらった。堂本さんは「自分でも頑張ったと思う。思い残すことはありません。舞台を離れるわけではないので、また皆さんに楽しんでいただけるような作品を届けられたら」と笑顔で語った。
「SHOCK」シリーズは大がかりな装置を用いたフライング(宙づり)で知られ、「日本一チケットが取りにくい舞台」と言われた。初演時から拠点にしてきた帝国劇場が建て替えのため来年2月に休館となるのに合わせ、シリーズの終了を決めたという。《共同通信》
【日本テレビ】系列4社が経営統合
日本テレビホールディングス(HD)は29日、同社系列の札幌テレビ放送(札幌市)、中京テレビ放送(名古屋市)、読売テレビ放送(大阪市)、福岡放送(福岡市)の4社が経営統合すると発表した。来年4月1日付で持ち株会社「読売中京FSホールディングス(FYCS)」を設立し、4社が完全子会社として傘下に入る。
テレビ局はインターネット普及による若者のテレビ離れ、ネットフリックスなど動画配信勢との競争激化によって広告収入が減少し、事業環境が厳しくなっている。体力のある大都市の4社が統合して経営基盤を安定させ、生き残りを図る。
FYCSの社長には日本テレビHDの石沢顕社長(68)、会長には中京テレビの丸山公夫会長(70)がそれぞれ就く。FYCSには日本テレビHDが20%以上出資し、持ち分法適用会社とする。
4社は共同して番組を制作し、設備の相互利用などでコスト削減を図る。人材交流も実施する。ネット配信用コンテンツ、アプリの共同開発などを通じて新たな収益源の開拓も目指す。《共同通信》
【東京株式市場】
29日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が反落した。外国為替相場の円高ドル安進行が嫌気され、輸出関連銘柄などへの売り注文が優勢だった。日銀の追加利上げへの警戒感も重しとなった。
終値は前日比141円03銭安の3万8208円03銭。東証株価指数(TOPIX)は6.57ポイント安の2680.71 。出来高は約16億2460万株だった。《共同通信》
【石破茂首相】所信表明演説
石破茂首相は29日、衆参両院本会議で所信表明演説を行った。衆院の少数与党として「他党に丁寧に意見を聞き、幅広い合意形成が図られるよう謙虚に取り組む」と表明。年収103万円を超えると所得税が生じる「年収の壁」を巡り「2025年度税制改正で議論し引き上げる」と明言した。自民党派閥裏金事件を受けた政治改革に関し、法整備を含め年内に結論を出す考えも示した。ただ立憲民主党は企業・団体献金に触れなかった点を批判しており、国会論戦は波乱含みだ。
演説を受け12月2〜4日に衆参両院で各党代表質問を実施。5日に衆院、6日に参院で予算委員会を開き、首相と全閣僚が出席する。
首相は演説で24年度補正予算の早期成立を期すと言明。自治体に配る地方創生の交付金の倍増は前倒しで措置するとした。地震と豪雨被害に遭った石川県能登地方の復旧・復興加速化を誓った。
政治資金規正法の再改正に向け(1)政策活動費廃止(2)第三者機関の設置(3)収支報告書のデータベース化―を挙げた。《共同通信》
【中東情勢】
イスラエル軍は29日、レバノン南部で親イラン民兵組織ヒズボラの可搬式ロケット弾発射台を発見し、空爆したと発表した。27日の停戦開始以降、レバノンへの空爆は28日に続き2日連続。またイスラエル軍は29日、国境付近にある約60の村への帰還を目指すレバノンの避難民に対して、村周辺に入らないよう警告した。
レバノンの国営通信によると、29日には国境近くの村でイスラエル軍の砲撃があったほか、戦車の動きも確認された。交戦には発展していないが、双方が「停戦合意違反」を主張する状態が続いている。
合意では60日間の停戦中に、イスラエル軍は地上侵攻したレバノン南部から、ヒズボラはレバノン南部を流れるリタニ川以北にそれぞれ撤収。レバノン軍と国連レバノン暫定軍(UNIFIL)が停戦を監視し、米国やフランスも側面支援する。
ヒズボラの指導者カセム師は29日、停戦開始後初めてのテレビ演説で、レバノン軍と協力し、停戦合意を順守すると強調した。
シリア人権監視団(英国)は29日、内戦中のシリアで、北部の要衝アレッポの一部地域に反体制派勢力が侵入したと伝えた。アレッポや北西部イドリブなどで反体制派勢力とアサド政権側との激しい戦闘が起きたもようだ。監視団は、27日からの戦闘の死者が270人超に上ったとしている。
アサド政権を支援するレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラは、昨年10月からのイスラエルとの交戦で疲弊し、27日に停戦合意が発効したばかり。反体制派がこれを機に攻勢を強めた可能性がある。
シリア内戦で激戦地となったアレッポは、政権軍が2016年に制圧していた。《共同通信》
