2024 令和6年10月30日(水) 国民民主党、立民との党首会談拒否
令和2010日目
2024/10/30
この日のできごと(何の日)
【国民民主党】立民との党首会談拒否
国民民主党は、特別国会での首相指名選挙を巡り、立憲民主党からの党首会談の申し入れを断った。立民の笠浩史国対委員長が30日、記者団に明らかにした。立民は会談で野田佳彦代表への投票を要請したい考えだったが、国民の古川元久国対委員長から28日に「首相指名の件なら応じられない」との返答があったという。
国民の玉木雄一郎代表は上位2人の決選投票になっても自身の名前を書くとして、野田氏に投票しない考えを示している。笠氏は記者団に、党首会談の代わりに両党幹事長と国対委員長が11月1日に協議すると説明した。《共同通信》
【TBS】報道局長、法政大前総長発言「感想は控える」
TBS系の報道番組「サンデーモーニング」にコメンテーターとして出演する法政大の田中優子前総長が、自民党の高市早苗氏について「安倍(晋三)さんが女装して現れた」「中は男でしょ」などと発言したことについて、TBSの報道局長は30日の定例記者会見で、「サンデーモーニングの中でのコメントではないので、感想などは控えたい。(今後の)キャスティングは制作過程なのでお話は控えたい」と述べた。
田中氏は衆院選に立候補している立憲民主党の新人候補が参加した集会に出席した際、自民党総裁選で高市氏が決選投票に残ったことについて「安倍さんが女装して現れた。言っていることは安倍さんそのものだ。女性がどういう歴史を歩んできて、どんな目に遭って今まで生きてきて、政治がそれに対して何をしないといけないのか一度も考えたことないのだと思う」「だから、中は男でしょ。安倍さんでしょ」などと評した。
「サンデーモーニング」の出演者を巡っては、ジャーナリストの青木理氏がユーチューブの配信動画で自民党支援者を「劣等民族」と表現した後、撤回して謝罪。その後、すべての地上波番組の出演を自粛した。報道局長は青木氏について「お話しする機会があり、今回の発言は問題があったのでおわびされ、地上波を中心とするメディアの出演はしばらく控えると言っていた。私たちの番組も青木さんの意見と同様な考えだ」と述べた。《産経新聞》
【J1】
明治安田J1第35節第2日(30日・日産スタジアム=1試合)横浜Mは浦和と0―0で引き分け、勝ち点43とした。サイド攻撃を軸に攻めたが得点できず、6試合勝ちなしで暫定13位。浦和は2連勝はならず、同じく勝ち点43で得失点差の暫定12位。《共同通信》
【プロ野球】
SMBC日本シリーズ2024は30日、みずほペイペイドームで第4戦が行われ、26年ぶり3度目の日本一を目指すDeNAが、4年ぶり12度目のシリーズ制覇を狙うソフトバンクを5―0で破って2連勝し、対戦成績を2勝2敗の五分に戻した。
DeNAは四回にオースティンのソロ本塁打で先制。七回は宮崎のソロと桑原の2点二塁打、オースティンの適時打で4点を加えた。先発ケイの7回4安打無失点の快投から無失点リレーを見せた。ソフトバンクは救援陣が崩れ、打線は散発5安打と振るわなかった。
第5戦も同球場で開催され、第6、7戦は横浜スタジアムで行われる。《共同通信》
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ソ0―5D
DeNAは投打がかみ合った。四回にオースティンのソロで先制し、七回は宮崎のソロ、桑原の2点二塁打、オースティンの適時打で計4点を加えた。ケイは球威で押し、7回を4安打無失点の力投。継投も決まった。
ソフトバンクは五、六回の好機を生かせなかった。日本シリーズでは2017年第4戦以来の零敗を喫した。《共同通信》
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日本野球機構(NPB)が主催するSMBC日本シリーズ2024において、フジテレビから取材証を没収したことが30日、関係者の話で分かった。
DeNAとソフトバンクによる今回の日本シリーズは、ドジャースの大谷翔平らが出場する米大リーグのワールドシリーズ(WS)と開催時期が重なっている。フジテレビは26日の日本シリーズ第1戦が他局でナイター中継された時間帯に、日本の同日朝から行われたWS第1戦のダイジェスト番組を放送し、問題視されたとみられる。
NPBは「取材パスについての質問には一切、お答えしていない」とコメントした。《共同通信》
【東京株式市場】
30日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が続伸した。株価水準が高い値がさの半導体関連銘柄が買われ、相場をけん引した。
終値は前日比373円71銭高の3万9277円39銭。東証株価指数(TOPIX)は21.70ポイント高の2703.72。出来高は約34億3300万株だった。《共同通信》
【日本政府】国連勧告に抗議
林芳正官房長官は30日の記者会見で、男系男子に皇位継承を限る皇室典範の改正を勧告した国連の女性差別撤廃委員会に抗議したと明らかにした。「大変遺憾だ。委員会側に対して強く抗議するとともに削除の申し入れを行った」と語った。
委員会が選択的夫婦別姓導入も勧告したことに対しては「関係省庁で委員会の最終見解の内容を検討した上で、国民各層の意見や国会における議論の動向を踏まえ、適切に対応する」と述べるにとどめた。 《共同通信》
【東京高裁・谷口園恵裁判長】同性婚の立法措置促す
同性婚を認めない民法などの規定が憲法に違反するかどうかが争われた東京第1次訴訟の控訴審判決で、東京高裁(谷口園恵裁判長)は30日、「合理的な根拠に基づかず、性的指向により法的な差別的取り扱いをしている」として「違憲」と判断した。高裁段階の違憲判決は3月の札幌高裁に続いて2例目で、国会に立法措置を促した形だ。
谷口裁判長は判決で「同性間であっても人生の伴侶と定めた相手と配偶者としての法的身分を形成することは、重要な法的利益として尊重されるべきだ」と述べた。
判決後の記者会見で、原告側代理人の寺原真希子弁護士は「国会に対し具体的に注文を付けたのは大きい」と高く評価した。《共同通信》
【インド軍、中国軍】係争地かた撤収
インド軍と中国軍は30日、領有権を巡って対立するインド北部ラダック地方の一部から撤収した。インド軍筋が明らかにした。両国首脳が23日の会談で国境問題の解決を模索することで合意しており、緊張緩和措置が具体化した。
ただ、今回の撤収は2020年に両国軍が衝突した係争地の一部にとどまっている。インド北東部など他にも双方の係争地があり、本格的な関係改善や信頼醸成につながるかどうかは見通せない。《共同通信》
【北朝鮮・崔善姫外相】モスクワ訪問
北朝鮮の崔善姫外相が30日、ロシア公式訪問のためモスクワ入りした。ラブロフ外相と会談予定。6月にロ朝首脳が署名した包括的戦略パートナーシップ条約の批准手続きがロシア国内で11月中に終了する見込みで、条約に基づく協力を協議する可能性がある。
米国や韓国などは北朝鮮兵がロシア西部に入ったと主張し、ロ朝の接近に警戒を強めている。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記による早期ロシア訪問の観測が浮上しており、話し合われる可能性もある。
ロシア大統領府によると、崔氏はプーチン大統領との会談予定はない。崔氏は9月にもロシアを訪問し、ラブロフ氏と条約に沿った両国関係の発展について意見交換した。《共同通信》
【アルゼンチン】大規模スト
経済危機が続くアルゼンチンで30日、交通や物流業界を中心に大規模なストライキが行われた。鉄道の運休や旅客便の欠航も相次ぎ、市民生活に影響が出た。
地元メディアによると、ミレイ政権が進める緊縮財政策や人員削減に反発する労働組合が主体となって実施。アドルニ大統領報道官は29日、「働く意欲を持つ人たちの邪魔をしている」と労組側の動きをけん制した。
ミレイ大統領は、アルゼンチン航空など国営企業の民営化を推進する方針を唱えており、各労組が抵抗している。ストには教育関連予算の増額を求める教員らも加わった。昨年12月のミレイ政権発足以降、政権の方針に反対するストが繰り返されている。《共同通信》
【中東情勢】
イスラエルの公共放送KANは30日、イスラエル軍がレバノン南部で続ける親イラン民兵組織ヒズボラとの戦闘を巡り、米政府のホックスティーン特使が提示した60日間の停戦案の草案を報じた。イスラエルとヒズボラの双方が署名した時点で戦闘をやめ、イスラエル軍が7日以内にレバノンから撤収することを求めている。
ホックスティーン氏はイスラエルでネタニヤフ首相と停戦案を協議する。KANによると、レバノンのミカティ暫定首相は数日中の停戦合意に期待している。
一方、ヒズボラの新指導者カセム師は30日放送された事前収録の演説で「ヒズボラには長期的な戦闘能力がある。われわれから停戦を求めることはない」と述べた。停戦は「妥当と思える条件なら受け入れる」とも述べ、交渉の余地を残した。
イスラエル軍は30日もレバノン南部を空爆。ナバティエでヒズボラ精鋭部隊のシャハディ副司令官を殺害した。軍は声明でシャハディ氏が「イスラエルに対し数々のテロ攻撃をした」と主張した。《共同通信》
【MLB】
米大リーグで大谷翔平(30)と山本由伸(26)が所属するドジャースが30日、ニューヨークで行われたヤンキースとのワールドシリーズ第5戦に7―6で逆転勝ちして4勝1敗とし、2020年以来、4年ぶり8度目の制覇を果たした。今季ドジャースに加入した大谷はメジャー7年目で悲願を達成、ともに初のポストシーズンを戦った1年目の山本と頂点に立った。
大谷は「ナイスゲームだった。最高の終わり方で最高のチームだった」と喜びを口にした。大谷と山本は日本代表でプレーし、優勝した昨春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に続く「世界一」。WBCとワールドシリーズを制した日本選手は他に松坂大輔や上原浩治がいる。
43年ぶりに実現した東西名門球団同士による頂上決戦で、大谷は第2戦で左肩を負傷しながらも出場を続けて奮闘。この日は4打数無安打だった。山本は第2戦で七回途中1失点と好投し、勝利投手となった。《共同通信》
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米大リーグ、ドジャースがワールドシリーズで優勝した10月30日夜、地元ロサンゼルスでは大勢のファンが路上に繰り出し喜びを分かち合った。一部が暴徒化し、バスを放火。商品を略奪された店もあり、逮捕者が出た。選手らによる11月1日の優勝パレードに備え、市は警備を強化する。
ロサンゼルス中心部では、ドジャースの優勝が決まると車のクラクションが鳴り響いた。地元メディアによると、ドジャースタジアム近くではファンがバスに落書きしたり、上に乗ったりした後に放火した。けが人はいなかった。
警官隊に向けて花火を放ったファンもおり、警察は複数の場所で解散命令を出した。略奪や破壊行為の容疑で10人以上を逮捕したという。
カレン・バス市長は10月31日、「暴力や危険行為は許されない」との声明を発表。「安全が最優先だ」とし、1日のパレードではルートやスタジアム周辺に警察官を配置するとした。《共同通信》
