2024 令和6年10月22日(火) 宮崎県に線状降水帯発生

令和2002日目

2024/10/22

この日のできごと(何の日)

【宮崎県】線状降水帯発生

西日本から東日本で23日にかけて大気の状態が非常に不安定になるとして、気象庁は22日、落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意を呼びかけた。宮崎県で線状降水帯が発生、「顕著な大雨に関する気象情報」を出した。

気象庁によると、低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み西日本で大気の状態が非常に不安定になった。気象庁は、気象レーダーによる解析で、宮崎県日南市付近で午後4時半までの1時間に約120ミリの猛烈な雨が降ったとみられるとして、記録的短時間大雨情報を出した。

低気圧は発達しながら前線を伴って日本海から沿海州を北東に進み、寒冷前線が23日にかけて西日本から北日本を通過する見込み。西日本から東日本では大気の状態が非常に不安定になり、雷を伴った非常に激しい雨が降る所がある見通し。《共同通信》

22日午後3時40分ごろ、宮崎県日南市で「川に軽乗用車が流された」と119番があった。市消防本部によると、1人が乗っていたとみられる。現場は福谷川で、線状降水帯の影響による大雨で増水していた。

消防が、行方不明になった可能性のある人の確認を進めている。《共同通信》


【プロ野球】

中日の小笠原慎之介投手(27)が、今オフにポスティングシステムを利用して米大リーグ移籍を目指すことが決まった。22日、加藤宏幸球団本部長がナゴヤ球場での取材でメジャー挑戦を容認したことを明らかにし「熱意は伝わっている。この時期が適切であると判断した」と説明した。

複数回の交渉を重ねてこの日、移籍を認められた小笠原は「新監督にもご理解いただいた。不確定なことも多いが、チャレンジします」とコメントした。既に米大手代理人事務所と契約を結んだ。

神奈川・東海大相模高から2016年にドラフト1位で入団。今季は24試合で5勝11敗、防御率3.12。4年連続で規定投球回に到達した。《共同通信》

阪神の秋季練習が22日、甲子園で始まり、藤川球児新監督が背番号「22」のユニホームを着て初めて指導した。クラブハウスに主力を含めた多くの選手を集めて声をかけ、その後は練習を見守った。

前日には「久しぶりに練習を再開するのでまずは体を慣らすこと」と話しており、11月に高知で実施する秋季キャンプも見据え戦力の底上げを図る。グラウンドでは4月に右肘を手術したドラフト1位新人の下村海翔投手らと言葉を交わした。《共同通信》

【東京株式市場】

22日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が大幅続落した。終値は前日比542円64銭安の3万8411円96銭で、約3週間ぶりの安値水準となった。長期金利上昇が重荷で幅広い銘柄が売られ、全面安の展開。前日終値からの下げ幅は一時700円を超え、3万8200円台を付けた。27日の衆院選投開票を前に政治情勢の先行き不透明感も意識された。

東証株価指数(TOPIX)は28.44ポイント安の2651.47。出来高は約16億8400万株。

米長期金利の上昇に伴い前日の米ダウ工業株30種平均が下落した流れも引き継いだ。朝方は前日の米ハイテク株高が波及し、平均株価への影響が大きい半導体関連株の一角が買われて上昇に転じる場面もあった。外国為替相場の円安ドル高進行も株式相場を支えた。

ただ国内では23日に東京メトロの大型上場を控えるほか、主要企業の決算発表が相次ぐのを前に、積極的な取引を控える様子見ムードもあった。《共同通信》

【BRICS首脳会議】開幕

主要新興国で構成する主要新興国で構成するBRICS首脳会議が22日、ロシア中部カザンで開幕。議長国ロシアが2022年のウクライナ侵攻開始後に主催する最大の国際会議で、プーチン大統領は国際的孤立のイメージを払拭し、非欧米諸国による結束誇示を狙う。

中国の習近平国家主席も参加、新興・途上国「グローバルサウス」の経済や安全保障分野で影響力を強め、欧米への対抗軸の形成を図る。

プーチン氏は22日に習氏と会談し国交樹立75年を迎えた中ロ関係は「全面戦略協力パートナーシップの高みに達した」と強調し「現代の関係構築の模範だ」と自賛。習氏も対ロ関係発展を推進すると応じた。 インドのモディ首相はプーチン氏との会談でウクライナ侵攻に関し「平和的手段によって解決されるべきだ」と強調し、和平実現へ「支援の用意」を表明した。同日に夕食会も開く。

BRICS加盟国が今年9カ国に拡大後、初の首脳会議。ロシア大統領府によると36カ国が参加し、新規加盟したイランのペゼシュキアン大統領や、トルコのエルドアン大統領らも参加。《共同通信》

【ウクライナ情勢】

国連人口基金(UNFPA)は22日、ロシアがウクライナ南部クリミア半島を併合した2014年から、ウクライナの人口は1千万人以上減少したとの推計を発表した。22年の侵攻で減少傾向が加速した。戦闘や攻撃による多数の死者に加え、約670万人が国外に退避。出生率も欧州で最低水準に落ち込んだ。

人口減のうち約800万人は22年から続く侵攻による影響だという。スイス西部ジュネーブで記者会見したUNFPA東欧・中央アジア地域事務所のバウアー所長は、ウクライナの人口急減について「復興に必要な人的資源に大きな損害が出ている」と述べた。

バウアー氏は「出生率は女性1人につき子ども1人になり、欧州で最も低い」とも指摘した。若い世代は仕事や教育など機会を求めて国外に退避し、高齢化も進んでいると話した。

人口維持には医療や教育の充実のほか、ジェンダー平等など包括的な解決策が必要になる。バウアー氏は、戦争終結前でも多くの面で基礎は整えられると語った。《共同通信》

イエレン米財務長官は22日の記者会見で、ロシアの凍結資産の運用益を活用した先進7カ国(G7)によるウクライナ支援のうち、米国は200億ドル(約3兆円)を融資する考えを表明した。G7は25日にワシントンで財務相・中央銀行総裁会議を開き、凍結資産活用の具体策などを議論する。

G7は6月の首脳会議で、ウクライナ支援を融資の形で行い、ロシア資産を運用して返済を受ける計画を決めた。G7の支援は計500億ドル規模。欧州議会は全体の8割に当たる最大350億ユーロ(約5兆7千億円)を欧州連合(EU)で分担する計画を承認した。日本は33億ドルを分担する方向だ。《共同通信》

ウクライナのゼレンスキー大統領は22日の声明で、北朝鮮によるロシア支援の派兵を巡り、大規模な訓練が既に始まっているとの情報をウクライナ側が持っていると明らかにした。

声明で、各国が北朝鮮を非難していることに謝意を示し「言葉だけではない具体的な対応」も求めた。「北朝鮮が欧州の戦争に介入できるのであれば、北朝鮮に対する圧力は不十分だ」と訴えた。《共同通信》

【中東情勢】

米国のブリンケン国務長官は22日、イスラエルのネタニヤフ首相とエルサレムで会談した。ガザでの停戦交渉を妨げていたとされるハマス最高指導者シンワール氏の殺害を機に、人質解放と停戦の交渉を進めるべきだと強調した。

ネタニヤフ氏は会談で、シンワール氏の殺害が「人質解放に好影響を与えるだろう」との見方を示した。

停戦交渉を巡り、イスラエルが数日間の停戦と引き換えにハマスから少人数の人質を取り戻す案などが報じられている。

ブリンケン氏はイスラエルのガラント国防相とも会談した。レバノン情勢に関し、親イラン民兵組織ヒズボラとの停戦に向けて外交的な解決を求めた。《共同通信》

【太田武雄さん】死去

大相撲の大関旭国として活躍し、食い付いたら離れないしぶとさから「ピラニア」の異名を取った元大島親方の太田武雄さんが22日、死去した。日本相撲協会関係者が明らかにした。77歳だった。北海道出身。

1963年名古屋場所で立浪部屋から初土俵を踏み、69年名古屋場所で新入幕。174センチの小兵ながら、下手投げや上手出し投げ、ひねりなど多彩な技で活躍した。その研究熱心さから「相撲博士」とも呼ばれた。敢闘賞1回、技能賞6回。76年春場所後に大関昇進を果たし、79年秋場所限りで引退した。

引退後は年寄「大島」を襲名し、80年に立浪部屋から独立して部屋を創設。元横綱旭富士、元小結旭鷲山らを育てた。《共同通信》

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