令和1873日目
2024/06/15
この日のできごと(何の日)
【JR西日本】381系やくも、ラストラン
JR岡山駅(岡山市)と出雲市駅(島根県出雲市)を結ぶ特急「やくも」の車両「381系」が15日、定期運行を終えた。約50年前の旧国鉄時代から定期運行を続けてきた現役最後の特急用電車で、鉄道ファンらがこれまでの活躍をねぎらった。
岡山駅では午前7時過ぎ、「出発進行」という声がホームに響き渡る中、車両が出発。ファンらは車両が見えなくなるまで「ありがとう」と手を振り続けた。神戸市の中学2年(13)は「昔からある381系が引退するのは悲しい気持ちでいっぱい」と話した。
終点の出雲市駅でも大勢の人がカメラを構え、到着と同時に一斉に撮影。「長らくのご利用ありがとうございました」とアナウンスが流れ、別れを惜しんでいた。
JR西日本によると、381系は1973年に長野―名古屋間の特急「しなの」で導入。やくもでは82年にデビューした。カーブで速度を落とさず走れるように車体を傾ける「自然振り子式」を国内で初めて実用化し注目を集めた。《共同通信》
【J1】
明治安田J1第18節第1日(15日・日産スタジアムほか=4試合)前節首位の町田は3―1で横浜Mに勝ち、2試合ぶりの白星で勝ち点38とした。昌子、藤尾らが得点した。
広島は4―1で東京Vに快勝し、勝ち点29に伸ばした。京都は2―0で札幌を下し、8試合ぶりの勝利。札幌は4連敗を喫した。C大阪は浦和に2―1で競り勝った。《共同通信》
【プロ野球・15日】
ロ10―0中
ロッテが投打で圧倒し連敗を5で止めた。1―0の五回に藤岡の2ランなど打者10人の猛攻で5点を挙げ、以降も加点を続けた。5投手が無失点でつなぎ、2番手の高野脩がプロ初勝利。中日は守備が乱れ、投手陣も踏ん張れなかった。
西0―4D
DeNAが6連勝で勝率5割に戻した。東は7安打を浴びても要所を締め、今季初完投を昨年6月以来の完封で果たして無傷の5勝目。二回に山本の1号ソロ本塁打で先制した打線はその後も小刻みに加点した。西武の高橋は開幕7連敗。
楽3―4広
広島が3連勝で勝ち越しを今季最多8とした。二回に二俣と秋山の連続適時打で2点を先取し、六回は坂倉と堂林の連続適時打で加点。玉村が6回0/3を3失点で今季初勝利を挙げた。楽天打線は3得点した七回以外はつながりを欠いた。
オ9―3ヤ
オリックスが今季最多となる19安打で9得点と快勝した。0―1の三回に太田の適時打で追い付き、西川の3ランで勝ち越した。四回以降も加点した。茶野、安達、太田は3安打。東は5回2失点で3勝目。ヤクルトは投手陣が崩れた。
日0―2巨
巨人は0―0の九回に岡本和の2ランで均衡を破った。グリフィンはストライク先行で要所を抑え、8回2/3を5安打無失点で2勝目。九回のピンチはバルドナードがしのいだ。日本ハムは好投した金村を援護できなかった。
ソ6―2神
ソフトバンクが3連勝。一回に近藤の3ランで先制し、五回には笹川がプロ初本塁打となるソロを放つなど3点を奪った。東浜は球を低めに集め、6回1失点で3勝目。阪神はビーズリーが五回途中6失点と粘れず、4位に転落した。《共同通信》
【イスラエル・パレスチナ情勢】
イスラエル軍、兵士8人死亡
イスラエル軍は15日、地上作戦を続けるパレスチナ自治区ガザ最南部ラファの西部で装甲兵員輸送車が爆発し、兵士8人が死亡したと発表した。イスラム組織ハマスの軍事部門は輸送車を攻撃したと表明した。イスラエルメディアによると、ガザ中部で1月、作戦中の建物が爆発し兵士21人が死亡して以降、1回の攻撃で最多の死者となった。
中東の衛星テレビ、アルジャジーラによると、ラファでは軍とハマスの激しい衝突が続いた。イスラエルのネタニヤフ首相は声明で、ハマスの軍事力と統治能力の壊滅や全人質の奪還を達成するまで戦闘を続ける考えを改めて強調した。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
ハリス米副大統領、長期支援決意
ハリス米副大統領は15日、スイス中部ビュルゲンシュトックでウクライナ提唱の和平案を協議する「世界平和サミット」に出席した。「ウクライナへの支援を続け、ロシアに代償を支払わせ続ける」と演説し、米国による長期支援の決意を表明。追加人道支援で15億ドル(約2360億円)以上を拠出することも発表した。
世界平和サミット開幕に先立ち、ハリス氏はウクライナのゼレンスキー大統領と会談。ウクライナとの連携を一層強化する方針を強調した。
ハリス氏は演説で「米国はウクライナと戦争終結に向けた構想を共有する」と述べ、ゼレンスキー氏が提唱する和平案「平和の公式」を支持した。
ゼレンスキー大統領、世界平和サミットで演説
ロシアが侵攻するウクライナのゼレンスキー大統領は15日、自らの和平案を協議するスイス中部ビュルゲンシュトックでの「世界平和サミット」で演説し「公正な平和」を訴えた。参加した計100の国や国際機関が、ロシアが占拠する原発の安全や食料安全保障、強制連行された市民の帰還の3項目で合意可能だとの見方を示した。
サミットは16日に閉幕。ウクライナ大統領府高官によると、合意内容を盛り込んだ共同声明の発表に向けて詰めの調整が続いた。
和平案「平和の公式」はロシア軍の即時全面撤収を含む10項目。ゼレンスキー氏は3項目に関する行動計画を策定する方針も表明した。《共同通信》
【MLB】
米大リーグは15日、各地で行われ、カブスの今永はシカゴでのカージナルス戦に先発し、7回を4安打1失点、6奪三振の好投で7勝目(1敗)を挙げた。「4番・右翼」で出場した鈴木は3打数2安打。試合は5―1だった。
ドジャースの山本はロイヤルズ戦に先発したが2回1安打無失点で降板し、6勝2敗のまま。球団は「上腕の張り」と理由を発表した。大谷は「2番・指名打者」で出場し3打数無安打で、試合は2―7で敗れた。
レッドソックスの吉田は「6番・指名打者」でヤンキース戦に出場し、二塁打を放って4打数1安打。チームは8―4で勝った。《共同通信》