令和1872日目
2024/06/14
この日のできごと(何の日)
【G7・プーリアサミット】
中国に対ロ物資中止要求
先進7カ国(G7)は14日、イタリアでの首脳会議(プーリアサミット)の成果をまとめた首脳声明を発表した。中国に対し、軍民両面で利用可能な物資のロシアへの移転停止を要求。北朝鮮とロシアの軍事協力を「可能な限り最も強い言葉で非難する」とした。インド太平洋地域の平和と安定が世界の繁栄の鍵だと主張した。AIの利用に関する行動計画を立ち上げると明記した。
首脳声明は、ウクライナに対するG7の揺るぎない支援を改めて明確にした。制裁で凍結したロシア資産を活用し、ウクライナに500億ドル(約7兆8千億円)の提供を決めたと表明した。
ガザ情勢を巡り、バイデン米大統領が公表した新たな包括停戦案を支持すると強調。ガザ最南部ラファへの全面的な攻撃を深く懸念し、イスラエルに攻撃を控えるよう求めた。
「法の支配に基づく自由で開かれたインド太平洋」への関与を改めて明示。中国を念頭に東・南シナ海の状況に深刻な懸念を表明し、力による一方的な現状変更の試みに強く反対すると強調した。中国の過剰生産に対し懸念を示した。《共同通信》
日伊、7分野で行動計画
日本、イタリア両政府は14日、外交、防衛・安全保障、経済安保など7分野で協力強化を掲げるアクションプラン(行動計画)を発表した。岸田文雄首相は訪問先のイタリアで同国のメローニ首相と懇談し、行動計画を着実に実施していくことで一致した。
両氏は自衛隊とイタリア軍が物資や役務を融通し合う「物品役務相互提供協定(ACSA)」の交渉開始でも合意した。日本、イタリア、英国の3カ国で進める次期戦闘機の共同開発を含む防衛協力の進展を歓迎した。
行動計画は2027年まで。日本、イタリア両外務省による「戦略対話」を創設し、年1回開催する形で制度化を明記した。《共同通信》
首脳声明発表
先進7カ国(G7)は14日(日本時間15日未明)、イタリア南部プーリア州ファサーノでの首脳会議(プーリアサミット)の成果をまとめた首脳声明を発表した。中国に対し、軍民両面で利用可能な物資のロシアへの移転停止を要求。ロシアの軍事機構を支援する中国や第三国の金融機関などに国際取引の制限といった制裁を科すと明記した。労働分野での人工知能(AI)の利用に関する行動計画を立ち上げると盛り込んだ。
サミットは13日に開幕。議長国イタリアのメローニ首相が15日、記者会見して閉幕した。
首脳声明は、ロシアによる侵攻が続くウクライナへの揺るぎない支援を明確にした。制裁で凍結したロシア資産を活用し、ウクライナに500億ドル(約7兆8千億円)の提供を決めた。北朝鮮とロシアの軍事協力を「可能な限り最も強い言葉で非難する」とした。
パレスチナ自治区ガザ情勢を巡り、バイデン米大統領が公表した新たな包括停戦案を支持すると強調。ガザ最南部ラファへの全面的な攻撃を深く懸念し、イスラエルに攻撃を控えるよう求めた。《共同通信》
【プロ野球・14日】
日2―7巨
巨人の戸郷が今季2度目の完投で6勝目を挙げ、チームの連敗を6で止めた。力強い速球を軸に4安打2失点で投げ切った。打線は二回に坂本のソロで先制し、五回には吉川が3ランを放った。日本ハムは投打とも振るわなかった。
ソ2―0神
ソフトバンクが両リーグ一番乗りで40勝に到達。五回に新人の広瀬がプロ初本塁打となる先制2ランを放った。モイネロが7回を12奪三振無失点の力投で4勝目。拙攻の阪神は零敗を喫し、2失点完投の伊藤将を援護できなかった。
オ3―5ヤ
ヤクルトの奥川が5回を7安打1失点と粘り、2021年10月以来3季ぶりの白星を挙げた。一回に村上の適時打で1点を先取し、三回に3点を追加。4―3の九回はオスナのソロが効いた。13安打のオリックスは10残塁で2連敗。
西1―5D
DeNAが今季最長の連勝を5に伸ばした。三回に度会の適時内野安打で先制。1―1の六回は筒香の二ゴロなどで2点勝ち越し、八回は筒香の適時三塁打などで2点を加えた。浜口は6回1失点で今季初勝利。西武は拙守が目立った。
楽0―1広
広島が接戦を制した。0―0の延長十一回に二俣の安打を足場に1死三塁と攻め、矢野の犠飛で均衡を破った。守っては6投手による無失点リレーで、森浦に2年ぶりの勝ち星。楽天は早川の10回無失点の力投に打線が応えられなかった。
ロ3―4中
中日が競り合いを制した。3―3の延長十回、中田が4番手の坂本から勝ち越しの適時二塁打を放ち、最後をマルティネスが締めた。4番手の松山が今季初勝利。ロッテは5連敗。七回に相手の自滅で同点としたが勝ち越せなかった。《共同通信》
【東京株式市場】
14日の東京株式市場は日経平均株価(225種)が反発した。日銀の金融政策決定会合の結果はタカ派的ではないと受け止められ、買い安心感につながった。
終値は前日比94円09銭高の3万8814円56銭。東証株価指数(TOPIX)は14.83ポイント高の2746.61。出来高は約21億5662万株だった。《共同通信》
【改正入管法】成立
外国人の送還や収容のルールを見直す入管難民法改正案が9日、参院本会議で自民、公明、日本維新の会、国民民主などの賛成多数により可決、成立した。不法滞在などで強制退去を命じられても本国への送還を拒む外国人の長期収容を解消するのが狙い。
出入国在留管理庁によると、強制退去処分が出た外国人のうち本国への送還を拒んでいるのは令和3年末時点で3224人。その約半数は難民認定の申請中で、入管法の規定で送還が停止されていた。入管庁は、難民に該当しないのに規定を悪用・誤用する例が含まれているとみている。
改正入管法では、難民認定申請中でも送還が停止される申請回数を2回に限定し、3回目以降の申請は相当の理由を示さなければ送還できるようにする。これまで原則、施設に収容してきた不法滞在者に対し、支援者などの「監理人」をつけることを条件に施設外で生活を認める「監理措置」制度も創設する。
施設に収容した場合は収容期間に上限は設けず、収容の必要性を3カ月ごとに見直す。送還を拒み、航空機内で暴れるなどの行為は刑事罰の対象とする。
戦争からの避難者など、条約上の難民には当たらず法相の裁量で保護していた外国人に対し、「補完的保護対象者」として就労できる定住資格を与える制度も新設する。
与野党協議では難民を認定する第三者機関設置の検討を付則に盛り込んだ案も検討されたが、協議は決裂し付則は盛り込まれず、成立した改正入管法は政府案の微修正にとどまった。
政府は3年の通常国会に旧改正案を提出。名古屋出入国在留管理局で同3月、スリランカ国籍のウィシュマ・サンダマリさんが死亡した問題を巡り与野党が対立し、廃案となっていた。《産経新聞》
【警視庁】明治神宮外苑で落書き、5人書類送検
明治神宮外苑にある神宮第二球場(東京都新宿区)の解体工事現場で「皆の神宮外苑守ろう」と落書きしたなどとして、警視庁公安部は14日、暴力行為法違反(集団的器物損壊)と偽計業務妨害の疑いで、環境活動家の男性5人を書類送検した。神宮外苑の再開発への抗議だったとみている。
公安部によると、5人は外国籍4人と日本人1人で30〜60代。
書類送検容疑は昨年7月12日未明、神宮第二球場の解体工事現場を囲うパネルに落書きするなどした疑い。
うち3人は昨年10月17日未明、伊藤忠商事の東京本社のオブジェなどに「木を切るな」と落書きした疑いでも書類送検された。同社は、再開発事業に参画している。《共同通信》
【蓮舫氏】「外苑再開発立ち止まる」
東京都知事選への立候補を表明した蓮舫参院議員=立憲民主党に離党届提出=は14日、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見し、明治神宮外苑の再開発について「一度立ち止まるべきだと考えている」と述べ、知事選の争点になるとの考えを示した。
再開発を巡っては、文化遺産の破壊に当たるとして、事業を認可した都の対応に批判も出ている。今月8日に現地を視察した蓮舫氏は「多くの都民がおかしいという声を上げている。東京で緑を切るような開発が本当に必要なのかを問いたい」と強調した。
知事選の公約については、来週早々に発表する考えを改めて示した。《共同通信》
【ニコニコ動画】復旧は1カ月以上
動画配信サイト「ニコニコ動画」など複数のサービスが利用できなくなっているシステム障害で、サイトを運営するドワンゴの親会社、出版大手KADOKAWAは14日、完全復旧に1カ月以上かかるとの見通しを発表した。同社の書籍の受注や物流などにも影響が出ているとし、6月末までに基幹システムの復旧を目指すとした。
同社によると、8日未明に複数のサーバーにアクセスできなくなる障害が発生。サイバー攻撃を受け、身代金要求型のコンピューターウイルス「ランサムウエア」による被害を確認したとしている。
「ニコニコ動画」や同社の公式サイト、通販サイト「エビテン(ebten)」などが利用できない状態が続いている。《共同通信》
【読売テレビ】子会社管理職、レコード4000枚を無断売却
読売テレビの子会社「ytv Nextry」(大阪市)は14日、管理職が無断で備品のレコード4172枚を東京都の中古レコード店に売却したと発表した。代金約42万2千円を自分の口座に振り込ませ、多くを同僚との飲食代に使っていた。同社は12日付で、管理職や売却を容認した上司ら計4人を懲戒処分にした。
同社によると、映像に効果音やテロップを入れる仕上げの部署の管理職は2022年6月、社内手続きを経ずに売却。「使用予定がないため廃棄したかった」と認めている。社内調査で発覚、管理職らは弁済の意向を示している。
非売品のサンプル盤が少なくとも53枚含まれており、同社が回収を目指している。《共同通信》
【MLB】
米大リーグは14日、各地で行われ、ドジャースの大谷はロサンゼルスでのロイヤルズ戦に「2番・指名打者」で出場し、四回に右前打、六回に中前打を放ち4打数2安打だった。複数安打は8試合ぶりで、チームは4―3で勝った。
カブスの鈴木は「4番・右翼」で出場したカージナルス戦で3打数無安打。試合は0―3で敗れた。
レッドソックスの吉田はヤンキース戦に「5番・指名打者」で出場し、3打数無安打だった。チームは1―8で負けた。《共同通信》